Jiraud Mobius JB Type5 fretless

 

ジラウド メビウスJB フレットレス

  

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ボディ:ライトアッシュ2p

ネック:メイプル 21フレット

指板:ニューハカランダ(ポリコーティング)

PU:Jiraud JB-01

仕様:簡易ネオパッシブ

塗装:ポリ系

 

・ボリューム(パッシブトーン オン/オフ)

・バランサー(ダブルシールド オン/オフ)

・パッシブトーン

 

定番の安心感とジラウドらしさの融合

 

何だかんだ定番は良い

 

ジラウド好きかつ、フェンダーシェイプも好きなら、メビウスシリーズの出番。ジラウドのオリジナルシェイプもいいけど、定番の魅力も捨てがたい。

 

中学時代からアンチフェンダー、アンチサンバーストだった自分。「こんなオッサンベース絶対弾かねぇ!クソだせぇ!」と息巻いていたクソガキ時代。

 

しかしま~、色々経験していくと分かるもんですね。

 

「ジャズベすげぇ・・」

「フェンダーやべぇ・・」

「定番なめてた・・」

 

結局、その実力、魅力にやられてしまいました。

 

フェンダーシェイプそのものの場合、デッドポイントがあったり、様々アンバランスだったり、弱点を感じるのも確か。正直、「弾きやすい!」と素直には思えない部分もあります。

 

一方、だからこその味わいが存在、不思議な力を持っていたりするから面白い。 完璧だから正しいというわけではない、スペックによる単純比較ができない世界、実に奥が深い。

 

敬遠するだけ損。

知らずに貶めるは愚。

定番に至るには理由がある。

 

やっぱりジャズベースって凄い楽器です。

 

一見普通、でもやっぱりジラウド

 

一見するとただのフェンダーコピー。

実に普通~なこのメビウスシリーズのベース。 

 

しかし、そこはジラウド。フェンダーまんまなんてわけがありません。定番かつ、ならではの要素がしっかり詰まっているのが素晴らしい。

 

オリジナルの回路はもちろん、ディープジョイントによるボディ鳴り、全音域にわたるバランスの良さやサスティーンなど、単なるコピー品とは一線を画しています。

 

「ただフレットが無いだけ」って感じに作られているものとは一味違う贅沢仕様。フレットレス専用に指板の厚みが変更されているのも美味しい。

 

フレット分に近いぐらいの厚みが加わっている為、駒を無駄に下げる必要がないのが良い。テンションバランスの違和感も少なく、タッチに対する反応、感覚、ボディ鳴りも確実に異なります。 

 

早い話がこれ。

 

「弾けば分かる」

 

一見するとごく普通。でも、出音といい反応といい、一味も二味も違う仕上がり。実際に弾いてこそ価値が分かる、実に質実剛健、ジラウドらしいこだわりのベース。

 

安易なコピーで満足するのではなし。

シンプルながらも美味しい要素が詰まってます。

 

メビウスシリーズは選択肢が豊富

 

「ジャズベとプレベ」

 

こう大まかに分けてしまうと、ちょっと淡泊な感あり。イメージ的にも限定される印象を受けますし、キャラもほとんど決まってるものだと思ってしまいそう。

 

ところがどっこい、選択肢豊富で迷うぐらいだったりするのがジラウドの面白さ。

 

超ハイファイ路線にするもよし。渋くパッシブサウンドを追及するもよし。ローファイに振り切れるもよし。幅広く対応できる万能のベースに仕上げるもよし。

 

自分が所有するフレットレスで言えば、『渋いパッシブ路線』な感が強い仕様。超絶スラップサウンドで有名なジラウドですが、甘く伸びやかな音も得意。セッティング次第でまったりも堪能できます。

 

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使用するシェイプやPUは同じようでも、まったく異なる楽器に仕上げられるのが、メビウスシリーズ。

 

過去には、極太ネックのJBなんてのも弾きましたが、これがまた良い。「ジャズベでもぶっといネックが良い!」って人には最高の一本。堪らない魅力がありました。

 

これまでにはなかったPJ仕様も加わったり、さらにバリエーション豊富に進化。ジャズベボディにPJ、それで本格的に作られているものはそうそう存在しない為、ハマる人には究極の一本になる可能性もあるでしょう。

 

後はまぁ、くだらない話、ピックガードで印象を気軽に激変できるってのが、やっぱり楽しいんですよね。これもフェンダー系ならではの利点、ポップな面白み。

 

「ジャコじゃん!」な印象丸出し、サンバーストのフレットレス、それを変えたいって時はピックガード装着。渋~く落ち着いたベースに変身してくれるのがナイス。

 

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ジャコ丸出しだとリアPUに全振りしたくなる一方、サンバーストにべっ甲のピックガードの場合、バランサーをもっとセンター寄りにしたくなったりもするから不思議。

 

気のせいっちゃそれまでですが、その『気分』を簡単に変えられちゃうのも、フェンダースタイルの魅力。ルックスが変わると出したい音も変わる、弾き方まで変わってしまう、そんな人間のテキトーさにも応えてくれるのが魅力。

 

一本あると何かと安心なメビウスシリーズ。昔ながらのストレートな魅力とジラウドならではの融合が見事。本体が良いからこそ、パッシブで鳴らしても絶対活きる。

 

末長~く付き合える楽器ですね。

 

ネオパッシブについて

  

パッシブ?アクティブ?どっちやねん!

 

そんなツッコミを入れたくなるジラウドならではの仕様、

 

【ネオパッシブ】

 

その美味しさに自分もずっとお世話になってます。

 

しかしま~、ややこしいですよね、どう考えたって。「新しいパッシブって何?」と認識したくなりますし、そっちのイメージで触れたくなる、興味を持つ人が多数ではないかと想像。

 

それをひっくり返しますと、

 

「ネオパッシブはアクティブです!」

 

答えは何とも意地が悪い。

 

でも事実だから仕方ない。

ネオパッシブには電池が必要です。

電池がなければ音は出ません。

 

超シンプルで美味しいアクティブ

 

「一体どういうことやねん!」

 

と、さらにツッコミ入れたくなるネオパッシブ。

 

何が良いのか、めっちゃくちゃ簡単に言いますと、

 

「パッシブの美味しさとアクティブのメリットの両立」

 

これを実現しているのが素晴らしい。

 

この辺、ちょっと語っていきたいと思います。

 

アクティブのメリットについて

 

まずここで外してほしい先入観やイメージは、

 

「ドンシャリ!」

「音が不自然!」

「誤魔化し!」

 

アクティブに対してこれを抱くのはとりあえず無しにしましょう。

 

それより何より、一番先に考えたいのは、

 

「ローインピーダンス化」

 

早い話、信号を安定させたい、ケーブルとかの劣化を抑えたい、アンプ側の都合に左右されたくない、そんなことを求めた場合、ローインピーダンス出力にした方がメリットが大きいと考えます。

 

ここで繰り返したいのは、「派手な音にしたい!」とか「めっちゃ音変えたい!」だの「EQいじりたい!」やら、そういう目的とはちょっと異なるということですね。

 

確かに、それをやりやすくなるのも間違いありません。EQの効きが良くなるだの、エフェクター乗りがどうだの、そういう面への影響も非常に強いと言えます。

 

でもやはり、まず実現したいのはこれだと認識しておきたい。

 

『信号の安定化』

 

ツマミをいじくり回すより、出力を安定させてなんぼ。

 

アクティブには最初にそれを求めたい。

 

パッシブのメリットについて

 

これが何とも厄介。

どう語ったものか、頭を抱える部分があります。

 

よくあるイメージで話すと、

 

「余計な物がないから良い!」

「シビアで誤魔化しが利かない!」

「上手くなりたいならパッシブ!」

 

こんな感じかもしれません。

 

ただ、これじゃ何だか曖昧、よく分からない、根性論みたいなのしか伝わってきません。正直、反発したい気持ちも出てきます。パッシブ信仰みたいなのを持つのは、個人的にも嫌い。

 

じゃあ、パッシブならではの具体的要素を挙げるとしたら、何を指すことができるのか?

 

『パッシブトーン』

 

ジャズベだったら、2ボリューム・1トーンのあれ。高域を絞って甘い音、マイルドな特性にするツマミ。あれがまさにパッシブならではの要素。

 

こいつの何が良いかって、アクティブじゃなかなか真似できない絶妙なハイカットを可能にしてくれるんですよね。

 

何だか温かい、甘い、太い、妙に心地よい、それがパッシブトーンならではのハイカット。味気なく淡白に削られる感のあるアクティブのEQとは違うニュアンスが実に良い。

 

もちろん、他にもパッシブならではの要素を挙げることはできそうですが、ネオパッシブにおいてはこの『パッシブトーン』が鍵になるのは間違いないでしょう。

 

パッシブならではを安定した信号で

 

アクティブのメリットはローインピーダンス出力。信号を安定化させ、外部からの悪影響、劣化を防ぐのを第一目的にしたい。

 

バッシブならではの具体的メリットは独特のハイカット。アクティブでは実現できない自然な甘さや太さをパッシブトーンで実現。

 

この融合こそが、

 

【ネオパッシブ】

 

プリアンプによる加工を第一にするのではなく、搭載するのはシンプルなバッファ。

 

そのバッファを通す前段、そこで活きるのがパッシブトーン。ローインピーダンスにしてからでは実現が難しくなるハイカットを選択可能。

 

言うならば、

 

『パッシブ加工可能なシンプルで自然なアクティブ』

 

なかなかイメージしにくいかもしれませんが、そんな感じ。

 

感覚的にはパッシブのジャズベース。でも出力はローインピーダンスで安定。パッシブトーンを絞って甘くしてもよし。ローインピーダンス出力を活かしてエフェクターで派手に加工してもよし。

 

自由自在に応えてくれます。

 

さらにシンプル 簡易ネオパッシブ

 

「ネオパッシブ」と一口に言っても、実は数パターン存在。

 

自分が所有するフレットレスは、

 

『簡易ネオパッシブ』

 

よりパッシブに近い、簡単ネオパッシブ。

 

ジラウドには【アクティブバランサー】と呼ばれるバッファ付きバランサーがありまして、ネオパッシブの多くにはこちらが使用されています。

 

PUからの信号をバッファに直送りするか?それとも前段にパッシブトーンを入れるか?それを選択できるのがネオパッシブ。

 

そのネオパッシブをさらにパッシブに寄せる、バッファ直送りの選択を撤廃、終段に一つだけバッファを配置するのが、簡易ネオパッシブ。

 

アクティブバランサーの場合、バッファは二個搭載。それをフロントとリアと個別に通す仕様になりますが、簡易仕様で使用するバッファはシンプルに一つだけ。

 

故に、最もパッシブに近いネオパッシブになると言えます。

 

500kΩ×2のポットと250kΩのパッシブトーンを通過。その後、バッファによってローインピーダンス化。それが自分のメビウスJBのフレットレス。ほぼパッシブベースそのまま、それに最短でバッファに通している感覚ですね。

 

よりパッシブ的、自然で味わい深いサウンドがナイス。フレットレスには特に美味しい印象、絶妙に噛み合う仕様だと言えます。

 

コントロール系もパッシブ感覚そのまま、困ることは何もありません。本体のEQ操作で悩む必要がない、そんな素朴さとシンプルさってやっぱり良い。

 

こうして説明するとややこしいけど、話は至極単純。

 

『美味しく遠慮なく使える安心のパッシブ』

 

こういうベースが欲しいなら簡易ネオパッシブはまさに至高ですね。電池アレルギーでもない限り、ほぼメリットしかありません。

 

アクティブとパッシブ、両方がごっちゃになってる感もありますが、その辺りの議論について乱暴にまとめるならば、

 

「どうでもいい」

 

超絶クリアでシビアなアクティブでも誤魔化しだと蔑むのか?劣化しまくって痩せた音をパッシブらしいと悦に入るのか?甘く自然な音でもアクティブだからドンシャリだの邪道だと断ずるのか?足元にペダルをずらっと並べても純パッシブにこだわってると言うのか?

 

こういうのほんと、考えるだけアホ臭い気がしますよね。

 

甘く自然で太い音が魅力と言いつつ、後で加工するのも楽なのがネオパッシブ。前述のまったりサウンドの動画と比較するなら、以下の動画が面白い。外部のプリアンプでブースト、フレットレスでもバッキバキにスラップすることが可能。

 

アクティブorパッシブ論争なんかやってるより、好き勝手に弾ける楽器を持つのが何より。

 

www.youtube.com

 

ブラッククラウドより好きなフレットレス

 

ジャズベのフレットレスならこれ

 

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「ちょっと音が軽いかなぁ?」

 

入手当初はそんな印象が強かったメビウスJBのフレットレス。ところがどっこい、だいぶ様子が変わってきたここ最近。さらにジラウドらしく成長してきたと言うべきか、どのポジションを弾いても良い感じに鳴ってくるように。

 

世の中、露骨にデッドポイントが目立つようなフレットレスもある中、メビウスのフレットレスはほとんど心配がなく安心して弾けます。

 

アクティブ臭いだのそんな心配はやはり不要。ジラウドの中でも特にシンプル、簡易ネオパッシブが実に素晴らしい。

 

ほぼパッシブそのままな感覚で弾けるのがナイス。タッチへの反応も豊かで弾いててめちゃくちゃ楽しい。

 

これは本当に良いベース。

自画自賛したくなります。

 

ブラッククラウドとの違いはどんな感じ?

 

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我が家ではこちらの方が古株。

ブラッククラウドの5弦フレットレス。

 

もっとボトム豊かだったり、さらなるバランスの良さや安定感を求めるのであれば、ブラッククラウドの方が数段上な印象。全音域における鳴りはもちろん、レスポンスについてもやはり、ブラッククラウドの方が優れています。

 

ジラウドベースの中でも別格な存在、ブラッククラウドは本当に特別な何かがありますね。フレットレスについてもそれは同様、素晴らしい仕上がりです。

 
自分が所有するこの2本のフレットレス。完全か簡易の仕様の違いはありますが、ネオパッシブである点では同じ。シングルコイルなのも共通、電気的なスペックに極端なまでの差はありません。

 

にもかかわらず、出音にかなりの違いが生じるのが面白い。電気的には同じような仕様なのに、別物感なぐらいなものがある不思議。

 

エレクトリックベースと言っても、無から音が生まれるわけではありません。生音の影響が確実に存在することを実感できます。 

 

その意味でブラッククラウドにはまさに圧倒的。

 

見た目の存在感といい、音といい、ちょっと次元が違います。

 

4弦のジャズベはシンプルで美味しい

 

完璧なイメージとそれにふさわしい実力を持つブラッククラウド。完成度の意味では敵なしにも思えますし、メビウスJBでは手が届かない次元にいるのは確実。

 

一方、それが音楽的に100%正解なのか、好みに合っているかと言うと、それはまた話がちょっと別。完璧ではないからこそ、輝きを増す楽器もあるから侮れない。

 

音的な完成度で言えばやはり、メビウスJBの方に勝ち目はなさそうです。聴いてて明らかに音が軽いし、ワイドレンジでもない。言葉は悪いようだけれど、チープで安っぽいと評せるぐらいまでの差を感じます。

 

でも、何でしょう?それがいいんですよね。隙があるからこそ、絶妙な味わいが生まれる。弾いてて心地よく、聴いていても魅力がある。

 

木材的なスペックで考えても、自分が所有するメビウスJBのボディはアッシュだけ。特別に軽くもなく、重くもなく、面白味も新鮮味もありません。

 

一応、【ニューハカランダ】という指板を使ってはいますが、ポリ塗装でコーティングしている為、木の質感がどうだの温かみどうの、そういった評価をするのも微妙。「ハカランダならではの甘い粘りが!」みたいな特性も感じない。

 

実にエレクトリック、割り切った仕様とも言えそうなんですが、それなのに何か良いんですよね。出音が非常に素直、そのストレートさに惹かれてしまうから面白い。ネックもスリム、弾いてて楽なのもポイント高い。

 

アコースティックっぽく作ってるベースの方が、かえってダイナミクスに乏しかったり、過剰で嫌味なキャラ付けにうんざりしたり、何とも皮肉な話だと思います。

 

そんなことをするんだったら、シンプルなソリッドボディの方が断然良い。癖のないシングルコイルの方が余程に自然。タッチへの反応の良さ、弾いている感覚としても、遥かにアコースティック的だと言えるかもしれません。

 

アンチフェンダーだった身としてはあまり認めたくないんですが、

 

「これ以上何もいらない」

 

問答無用に納得させられてしまいます。

 

ま~ほんと、ジャズベースって反則な存在ですね。

 

フレットレスは具体的完成度より好み優先で弾きたい

 

好みと実用性のどちらを選ぶか?

 

フレットレスの場合、好みに振り切ってもいいかなとよく思います。あれこれ考えず、好きな音が出るやつを弾くのが一番良さそう。

 

フレットレスにはフレットレスにしかない何かが存在。その何かがピンとくる一本はやっぱり最高に魅力的。ハマってくるとフレットが邪魔臭く感じることまであります。

 

楽器選びってついついこう、「アンサンブルではどうか?」とか「音はいいけど実用性が・・」なんて考えがちですが、フレットレスに関しては本当、わがままに個性を求めちゃった方が正解のような気がするんですよね。

 

独断と偏見、誤解を承知で言うなら、

 

「そもそも大衆的には求められていない」

 

エレクトリックベースのフレットレスなんて、世の中からそんな扱いよく求められるもんじゃないなと。だったら、好きな音を遠慮なく出しちゃった方が良い。

 

以前はこう、「ジャコ丸出しになるのはあかん!」なんて意地を張ったり、意図的にそっち系の音を出すのを避けていたりしましたが、それも考えてみれば、人の目や意見を気にしての後ろ向きな姿勢ではなんじゃないかと、認識を改めるようになりました。

 

真似っぽく受け取られようが他人の目なんか関係ない。それが好きなら気にせずそれを弾けば良い。どうやったって自分以外の人間にはなれないんだから、最終的には違うものとして落ち着く。それでいいじゃないかと。

 

アンチジャズベ、アンチフェンダー、ジャコはスルーするとか気取ってたけど、

 

「良い物は良い!」

 

捻くれず素直に認めるのも正解。

 

好みを変に曲げる方がかえって不自然。個性的になるどころか無個性化に繋がってしまう可能性すらある皮肉。周りの反応ばかり気にしてちゃ押し通せない、見れない世界ってもんが存在する。

 

フレットレス弾くなら、 徹底的に好きな音の方に舵取りしたいですね。

 

ジラウドのフレットレスはめちゃくちゃ良い

 

意外と知られてないようにも感じるこの事実。

 

ディープジョイントの問題、ハイポジションの演奏性に難を感じる人が多い面もありそうですが、そればかり気にして遠ざけてしまうのは寂しい話。

 

愛用してる人間としては、それを押してでも弾いてみてほしい、もうちょっと知ってる人が増えてもいいんじゃないかと声を上げたくなります。

 

前述した話の流れだと、メビウスJBはチープな感じの扱いになってしまいそうですが、それはあくまでもブラッククラウドと比較しての話。

 

メビウスJBでも充分に凄いベース。安易なフェンダーコピーではない完成された楽器。その完成度の上を行くブラッククラウドがおかしいってことですね。

 

一方、そのブラッククラウドには出せない味わいをメビウスが持っているから面白い。純粋にどちらのフレットレスの音が好みかと問われたら、メビウスの方に軍配が上がる不思議。

 

そういった奥深さや基準を設けてみる意味でも、ジラウドのベースを弾いていくと実に多くのものを得ることができます。完成度の高い楽器を知っているからこそ、そこから尖がった方向に振った好みを見つけやすくなると実感。

 

完璧じゃないからこそ心地よい、一点突破できる魅力を持っている、それに該当するのがメビウスJBのフレットレスでした。

 

絶対数が少ないのが惜しい!もっと推しても良かったんじゃないか?あれこれ考えさせられるジラウドのフレットレス。おすすめしたくなる素晴らしい楽器です。

 

ジラウド=スラップ専門、ハイファイ路線、そんなイメージは捨ててみてほしい。ネオパッシブに代表されるシンプルな路線も最高に良い。

 

スタンダードな方向性でも勝負できるからこそのジラウド。デザイン重視で奇をてらっただけのものとは次元が違います。

 

アンチフェンダー、アンチサンバーストもどこへやら。今やすっかり骨抜き、いざ持ってみたらもうメロメロ。こんな魅力的な楽器を避けてきた意味、人生って何だったんだとツッコミたい。

 

悔しいけどやっぱり4弦は良い。ジャズベースほど実用的で魅力的な楽器はそうそうない。フレットレスも最高。それをジラウドが作ったベースと来れば落ちるのは必然。

 

アクティブだけどシンプルなボディバックも最高。ザグリを最小限にするのもジラウドの魅力。弾いてなんぼ、堪らんこだわりが詰まったベースですね。

 

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