4弦ベース、二音下げドロップC・Xtenderにハマる

4弦ベース・二音下げドロップC

 

 

多弦メインで知らなかった楽しさ

  

4弦、ジラウドのメビウスPBを手に入れ、ずっとハマってるここ最近。プレベと言うと粘っこいイメージ、ぶっとく包み込むようなサウンドを求めたくなったりしますが、その固定観念を簡単にブチ壊すのがメビウスPB。

 

超絶ワイドレンジなスラップサウンドもお手の物。マーカスミラーのコピーなんかもやりたくなってしまうキレの良さ。それをしかも、手加減して丁度いいってぐらいのセッティングで出せちゃいます。

 

で、ここからが本題。そのマーカスのコピーやってたらちょっとしたつまずき、「あれ?何これ?」って箇所が出てきて困惑。もう明らかに最低音が違う、EじゃなくてローCが聴こえきて参りました。

 

5弦を使ってるのか?

 

いやこれはもう絶対あれ。

 

『ドロップC』

 

たまに使うことは知っていたけれど、以前とは違った感覚で聴こえてきて驚き。

 

ずっと多弦ベースがメインだった自分。チューニングを下げるとかまったく選択肢になかった人生。全然気にしてこなかっただけに、「マーカスすげぇ!4弦でこんな低い音出すのかよ!」って、ちょっと感動しちゃいました。

 

自分の好きな【Soul Shadows】の中でそれやってるのが格好いいのなんの。あくまでも4弦(のはず)で弾き切るのが実に粋。張りが緩くなってるにもかかわらず自然にスラップ、当たり前のように使いこなしてるのがさすが。サラッとかつ唸るボトムに痺れます。

 

サンプル・ディス

 

その流れで自分もドロップCを試してみたところ、これがびっくり、実に楽しい。4弦でも自分が欲しい音域のボトムとノリが出せる、ただの4弦ではない感覚が新鮮で最高。

 

以前、ハイCチューニングの5弦でドロップCを試したことがありますが、この時はあまりピンと来なかったのに今回はなぜか全然違う。4弦の解放感、サウンド、ノリで低い音を出せるのが良いのか、非常に気持ちよくハマってます。

 

さらに言うと、

 

『邪悪感』

 

これがあるのも実によろしい。

 

ドリームシアターの影響、メタルの流れで6弦に手を出したのが多弦人生の始まり。それがあったから4弦をほとんど弾いてこなかったのが本当の話。4弦の音域、音質じゃなんか違う、もっと低い音を出したい、上にも下にも広げたいと考えて生きてきた次第。

 

そこで不思議な感覚に陥ったのがドロップC。一音下げのドロップDじゃピンと来なかったのが、なんともツボにハマる鳴りに変貌。ローCまであることで高音域まで変化したように感じるのが面白い。

 

こちらはTwitterに投稿、スマホで撮った動画。ドロップCでゴリゴリ刻むのが楽しい、そこから高音弦の方に移るのが気持ちいい。極端な話、シンプルなプレベが6弦ベースになったような、そんな感覚が自分的にストライク。

 

 

「4弦なんか絶対弾かねぇ!」 なんて息巻いてた時期もありますが、いや本当、紆余曲折あってか今は妙にすっきりした気分ですね。

 

「4弦いいじゃん!」

 

もう素直に認めちゃった方が人生楽しくなると悟りました。  

 

ドロップチューニングの可能性と気持ちよさにも目覚めた今、気になり出したのはヒップショットの【X Tender】。ワンタッチでドロップチューニング、「Dチューナー」なんて通称でもお馴染みの存在。

 

下げられるのは実は一音までだけじゃなかった、実際にウィルリーがドロップC仕様で愛用してるなんて話からも、興味湧かないわけがありません。

 

互換性の問題がある為、該当するタイプを調べる必要がありますが、これは是非とも手に入れたいですね。ここに来て4弦にさらにハマっちゃうんじゃないか?悔しい以上にワクワクしています。

 

低音一発の支配力

 

ローBハイCがなくては6弦にはならんか?

 

ベースとはそんな不便なものか?

 

刃牙武蔵のあれが頭から離れなくなってるここ数日。無性に動画を撮りたくなり、ボリュームペダルでアンソニージャンクソンの真似事を。

 

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これをやってて強烈に感じるのは、ドロップCがあるかないかで話がまったく別になってしまうこと。それでKeyが決まってしまう、そこを基準に実に多くの決定がなされるのが凄い。

 

分かりやすい話、4弦の開放(E)メインのリフなんてのも同じでしょう。スラップでバカスカやるにしても同様、それを「E♭でやって」なんて言われた日にゃ、

 

「こいつなんも分かってねぇふざけんな!」

 

激怒したくなるぐらいかもしれません。

 

「全弦半音下げればいいじゃん」とかそんな発想すらなくなるレベル、まずは違和感の方が勝りそうです。

 

超高確率でルートを担うであろう楽器、大げさではなくコードの決定権はベースにあると言っても過言ではなし。上でガチャガチャやってようが、ルートが変わる絶対的強制力ったらありません。その支配力に痺れ畏怖します。

 

だからこそですね。

 

「低音どーん!」

 

これがあるかないかで世界が変わる。

 

一気に地に足が付く、開始または終焉を告げる、たった一音だけで一変してしまう、問答無用の説得力と醍醐味、その一音を鳴らしたいがために他の音がある、そんな極論すら唱えたくなるほどの快感がそこに存在する。

 

自分がずっと多弦ベースメインにしてきたのも、その快感があったのが非常に大きい。「ローB全然使わない・・これじゃ指置きだ・・」とか何言うてんねんとツッコミたくなります。全編ローBを多用しなけりゃいけないなんてルールはない。

 

「この一音を鳴らせりゃいいんだよ!」

 

必殺絶大の選択肢が増える素晴らしさ。ここぞで鳴らす意味は計り知れず。

 

今まで避けてきた分、4弦がとてつもなく面白く感じている現在。でもそれだけじゃ物足りない、やっぱり『もっと低いどーん!』が欲しくなる多弦弾きの必然。

 

体を楽にする解放感を求めるだけでは満たせない世界を知ってしまっている怖さ。手抜きお手軽目的に4弦を弾くってんじゃ面白くない。

 

だからこそドロップC。

 

二音下げるだけでこんな変わるのか?4弦でもこんなことができたのか?今更ではなく新たに驚ける新鮮さと楽しさが素晴らしい。ローBとはまた違った世界と可能性にワクワクします。

 

今更なようだけど4弦の何が琴線に触れたかって、

 

『指板の端から端まで使いやすい』

 

これがいいんですよね。

 

多弦では弾きづらくなってしまうハイポジションもスムーズに弾けるし、左手の素早いポジション移動も楽になる。結果的に実は多弦より音域も音色も広がっているかもしれない、低音にも高音にもアプローチしやすくなっているのを実感。

 

「お前が多弦を使いこなせてないだけ!」ってのもまったくもってその通り、それを痛感しているのも4弦を弾いている現在。

 

「あぁ・・俺ベースのこと全然知らなかったんだな・・」と頭を抱える日々。見失うどころかそもそも見つけてすらいなかった、無知がすぎる、ずっと遠回りばかりしてきた事実が嫌にもなります。

 

一方、やっぱり追いたいものがある、好きなものを外すわけにはいかないと執着したいのも当然。もはや最低音がEでは満足できない体と心。ただの4弦では満たされない。

 

そこでこいつに救われます。

 

ドロップCどーん!

 

4本弦のまま攻められるのが良い。

 

テンションベロベロ?

 

二音下げと来れば当然、それだけ張りも弱くなるドロップC。しかも今張ってるのは105の一般的ゲージ。人によってはノーマルチューニングでも弱く感じるぐらいかもしれません。

 

ただまぁ、自分はもうずっと多弦に慣れてきた身。ローBの張りの緩さも知っているし、その鳴らし方も分かってるつもり。

 

使ってる弦も130ではなく125。過剰に太くするよりはちょっと細くするぐらいの方が色々都合が良い。無闇やたらに太くすりゃいいってもんじゃないと痛感。

 

太い弦でも張りの緩い弦でも同じく意識することは何か?

 

『縦振動のタッチ』

 

やっぱりこれが効果絶大。

 

「またそれかよ!」ってツッコミはちょっと待った。地味な刻みでも超絶スラップでも、弦を鳴らす点においては同様です。「弦振動など無関係!」とはなりません。根本的なものなんだから、どの場面においても関わってくるのは道理。

 

積極的にタッチを鍛え上げれば、あらゆる面において有効だと気付かされます。

 

ローBの鳴らし方が悪いと立ち上がりが最悪になるのは以前にも記事にした通り。これについてはアンプのLEDの反応を見ても明らか。

 

実音、低音が数秒遅れて出てくるのは笑えない。速い刻みにおいては下手すれば身のある音が一生出せないことにもなってしまいます

 

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弦を引っぱるのが目的ではなく確実に鳴らす事が大事

 

張りの緩い低音弦をどうやって鳴らすか?

 

『ほんの軽く押し込んで指をさらっと通すだけ』

 

自分の感覚的にはこれ。

 

一生懸命頑張って鳴らそうとするほど、指に弦がまとわり付いてくる皮肉。無理に引っぱったり、持ち上げたり、叩き付けたり、表面的な立ち上がりや迫力ばかりに意識が行くと実音が希薄になっていく悲劇。

 

だったらほんの軽く押し込む程度でよい。スムーズに抵抗なく指を通すぐらいでも十分な低音が出てくる。

 

弦を暴れさせるのではなく綺麗に振動させる。無理に振りかぶったりぶつけたり押し付けなくてもいい。こだわるなら左手のミュートなども加えると尚良い感じ。

 

一方、「お上品なのはつまんねぇ!」ってのも分かる話。スマートなんざクソ食らえ、お堅い理屈じゃねぇってのもナイスな姿勢。

 

それでもやはり、派手な音を出そうとするにしても弦は引っぱらない方が手応え良いと自分は実感。前述したこの動画、乱暴にバキバキ言わせてるようですが、弦はたわませないよう意識しています。指をガツガツ当てるのだけが目的ではなく、ちゃんと弦を鳴らすことが大事。

 

 

絶対的に正しいタッチなんてものはないと自分も思います。何でもかんでも基礎だ特訓だと押し付けるのは面白くないと考えるのも確か。勝手に作った規則に縛られ自由な発想を奪われてしまうのは本末転倒ですらある。

 

しかし、言い訳で遠回りしまくってきたベース人生、怪我と散財を積み重ねてきた自覚があるのもわたくしポング。あまりに理に適ってない、現実的でないことに固執して続けるのは疑問。

 

高級コンプやプリアンプ使おうが、弦にこだわろうが、スーパーロングスケールにしようが、どうやっても解決しない問題。それを放置して苦悩するのは明らかなる愚。滑稽ですらありました。

 

新しく機材買うのって確かに楽しいけど、

 

「肝心の腕が・・」

 

空虚な本音が隠れてるのも常。

 

何やっても上手くいかないストレスが勝っちゃうと単純にこれ、

 

『楽しくない』

 

まさに最悪、致命的。

 

ドロップCにして張りが緩くはなったけれど、自分的には意外とそこは大きな問題ではないと感じています。工夫で何とかなる、それが楽しい、手応えを実感している次第。

 

ず~っと多弦ばかり弾いてきたからこそ、フィードバックもしやすい、4弦でもズドーン!と落とせる快感を味わえて最高。4弦素人が新たな面白さと馴染みを見い出せてるのが実に良い。

 

ドロップC。ハマってます。

 

Xtenderの導入

 

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ワンタッチで二音下げ

最近ずっとハマってる4弦ドロップC。いちいち手巻きで二音下げて上げてとやるのが面倒になった為、ついにXtenderを導入。一音下げ・ドロップD専用みたいに勝手に思い込んでましたが、実はそれ以上落とすことも可能だと知って驚き。

 

どこまで落とすか調整も自分で出来て楽。ワンタッチでほぼ5弦ベースの音域に下げられるのが最高にナイス。こんな面白アイテム素敵なペグだったのかと今更知った次第。

 

そんなわけで記念にちょっと動画を撮ってみました。やることはシンプル。普通のチューニングで弾いた後、Xtenderで二音下げて4弦(E)をCに。ま~さすがの低音。そこら中が揺れます。

 

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まだ全然慣れてないけど、これは本当に便利でいいですね。ローBそのものが欲しいなら素直に5弦を弾くか、もしくはローB仕様の4弦を弾いた方が良いかと思いますが、単純な音域拡張を求めるなら、これでも十分良い感じ。

 

当然、弦の張り、音質の急激な変化は気になるポイント。でもやっぱり、そこは慣れの問題でしょう。タッチで追い込むことが可能だと自分は信じたい。36インチ+極太ローB弦だろうと、鳴らし方が壊滅的じゃどうにもならない。

 

弦を太くするのも一つの手なんだろうけど、それだと通常時の音が気に入らなくなってしまうことも考えられそう。なるべく正確にスムーズにチューニングを変更したいのに対し、極太弦が本当に的確なのかどうかも疑問。あれこれ悩むよりまずは遊びまくって手応えを得たい、必要な部分を見極めていきたいところ。

 

「ローフレットを押さえる際、レバーが邪魔になるんじゃないか?」なんて心配も使用前にはあったり、Twitterの方でもその質問を受けました。

 

が、それも心配無用。定番化してる製品だけあって、使用感もよく考えられています。結構フリーに動かせちゃう素晴らしさ。

 

 

そこまで動かさずとも意外と問題ない感じ。1フレットを押さえた時にもそこまで邪魔にはなりません。露骨に親指に当たるなんてことはなし。

 

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と言いつつ、スライドやグリスの時にちょっと鬱陶しく感じたのも事実。でもだったら、上記のTwitter動画のようにレバーを遠くに動かしてしまえばOK。好みに応じて色々やれそうです。

 

今回、自分が購入したのはヒップショットの【BT3】。ゴトーのGB640との互換品を問い合わせてから手に入れました。元のネジ穴がそのまま使えた為、取り付けは想像以上に楽でしたね。ただやはり、自分で取り付ける場合は規格が合うものを問い合わせた方が無難。

 

ほぼ満足しているのですが、心残りが一点。自分が手に入れたBT3は逆巻き仕様だった為、4弦だけペグを回す方向が別になってしまったのがちょっと惜しい。

 

一刻も早く欲しかったので後悔はないと言いたいけれど、どこでミスをするか不便が発生するかは未知数。気になる人は代理店などに問い合わせた方が確実でしょう。

 

ちなみに取り付けについては、サウンドハウスさんの記事を参考にしました。

www.soundhouse.co.jp

 

多弦使いがハマった4弦の新たな世界

 

長く多弦ベースを弾いてきた為、ダウンチューニングに興味が湧かなかったり、Xtenderについてもノーマークだった自分。それを大きく崩すきっかけになったのはジラウドのメビウスPB。最高に気に入りつつあるこのプレベ。

 

一方、やっぱり多弦ベースが好き、特に低い音域があってほしい人間。E弦開放までじゃ物足りない、オクターブ上の音とかエフェクターじゃ満足できない体も脳も出来上がっちゃってます。

 

だからこそズドンと来ましたXtender。

 

正直、ドロップDまでじゃあんまり興味湧かなかったけど、さらにCまで攻められるとあれば話が違います。4弦でもお手軽にここまで下を出せるのかと歓喜歓喜。プレベが好きだけど5弦タイプには食指が動かないだけに、なおさら嬉しい。

 

どこまで使いこなせるものなのか完全に未知数ではありますが、もしかしたら5弦が要らなくなるかもしれない、事によっては4弦メインに移行する可能性さえある、それぐらいの面白さを実感。

 

いや本当、多弦使いとして思います。

 

「素直にチューニング下げろ!」

 

「3弦で5弦に負けない低音を出す!」とか言ってないで下げちゃった方が早いし気持ちいい。「低音出しすぎ!」とか「そんなベース要らない!」とか人に嫌われそうなこの邪悪感がたまりません。真面目な話、脱力して弦を鳴らす良いトレーニングにもなります。

 

レバー1つで世界が変わるこの快感。

 

これだけ最高の効果を発揮してくれる改造もありませんでした。

 

HIP SHOT BT3 Nickel

HIP SHOT BT3 Nickel

 

Cチューナーで一味違う4弦に

 

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ワンタッチでドロップチューニングを実現。お手軽便利で素晴らしいXtender。定番だけど長らく多弦メインで知らなかった、必要性を感じずスルーしていたアイテム。ジラウドのメビウスPBが最高に気に入りつつあるからこそ効果絶大。早くも必須な気配濃厚。

 

自分の感覚から言うと、

 

『4弦モードor多弦モード』

 

これを切り替えられるのが良いですね。

 

ドロップDだと物足りない、ローBへの未練が強まってしまう長年の性。やはりCまで下げてこその手応え、4弦とはまた別の楽器になる感覚が非常に面白い。

 

頭の切り替えが難しくはあるけれど、それが新鮮さを生み出すポイントになっているのも確か。新たな扉を開くきっかけになりそうでワクワクします。

 

どれぐらいスムーズにCに落とせるかはTwitterに上げたこの動画を見てもらえば分かるはず。スケール下降中に切り替えてそのまま弾いています。

 

 

ドロップDもCも可能。Double Stop Lever

 

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ドロップCまで一気に落とすのではなく、ドロップDにすることも可能にするオプション。

 

【ダブルストップレバー】

 

こいつの存在を知り早速導入してみました。

 

生音ですがこちらもTwitter動画参照。

 

 

ただでさえ魅力的なXtender。オプション追加により「おぉ!すっげぇ便利!最高!」となるかと思いきやそう簡単な話でもなかったり。

 

まだまだXtender素人、現時点でさらに選択肢を増やすのはちょっと勇気が必要かもしれません。扱いが難しくなる、切り替えで事故りそう、少々怖い印象を覚えたのも正直なところ。

 

とは言え、使いこなせるようになればこんな強力な武器になってくれそうなものもない。第一段階でドロップD、もう一音落としてドロップC、この二段階の切り替えが実に面白い。シンプルゆえにめちゃくちゃ画期的、こんな機能を有するペグが存在していたのかと驚き。

 

音域だけを考えれば、「ドロップCかローBでべつによくね?」となりそうですが、そう単純にはいかないのが音楽の世界。開放弦がもたらす響きと快感。

 

これはほんと、ロックのリフなんかにおいては特に影響力ありますよね。ローB弦やドロップCを押弦してDの音を出すのと開放弦を鳴らすのとでは意味が異なる奥深さ。別物とすら言っても過言じゃない、特有のノリを出す為に絶大な効果を生み出します。

 

自分の場合、多弦感が欲しくてCまで落とす方が好みではあるけれど、「いや別にそこまでやらんでも・・ってか弾きづらいだろ・・」となる人がいるのも当然と言えば当然。張りも弱くなるし、音が露骨に変わるのも否定できないドロップC。

 

また、二音も下げるとなると、さすがにネックの反り方にも影響ある様子。実際、ドロップCにすると、3弦がちょっとシャープする傾向を確認。

 

これについては使用するベース、ネックの強度や反り具合によって変わりそうな為、全てに該当するかは分かりませんが、いずれにせよ万人におすすめできるかは何ともかんとも。

 

その点、ドロップDだったら馴染める人は多いだろうと想像。それだけでも良いけど、任意で簡単に切り替え可能、欲張ってさらに落とすことができるのは魅力的。何ならローBにまで落としてしまうのだって有り。完璧に使いこなせば、実にハイパーな4弦を誕生させられる可能性を感じます。

 

HIP SHOT Double Stop Lever

HIP SHOT Double Stop Lever

 

今更知ったチューニング変更の楽しみ 

 

「ドロップチューニング凄ぇ!」とか今更も今更、アホかとツッコミたくなるのも本音。どんだけ世間知らずか無知の塊かと情けなくなるところでもあります。

 

でも本当、知らないことを知るって楽しい、それが好みにハマるものなら尚更ですね。めっちゃくちゃ単純だからこそ、実に自然で機能的。エフェクターでシミュレートするのとは異なる、生の響きを実感できるのが素晴らしい。

 

「多弦弾きには縁遠いアイテムだなぁ・・」なんて思っていたけど、考えてみれば自分が敬愛するアンソニージャクソンがローA(たぶん)を出すためにXtenderを付けてたんですよね。単に視野が狭かっただけかと反省したくなりました。

 

一音変えられるだけでも結構世界が変わるXtender。無理にダブルストップ仕様にせず、そのままシンプルに使うもよし。なんだかんだ、自分もそっちに落ち着く可能性あり。一回の動作で一番欲しい音域に落とせた方が結果的に良いかもなと。

 

「あ~いちいちペグ回すの面倒くせぇ・・」なんて欠点もあったドロップC。そんな軟弱怠惰な自分に効果最強。さらに4弦ベース、二音下げにハマっていきそうです。加えてドロップDの方にも興味が湧き、さらに楽しみが増えた次第。

 

分かりやすい基本の運指を考える

 

ドロップCと運指・音程の把握

 

いつもの感覚で弾くと頭がこんがらがって仕方ないドロップC。心が折れる要因そのものって感じ。正直言って「本当に慣れるのだろうか?」と不安があります。

 

しかし、そこで止まってしまうのはあまりにも惜しい。5弦ローBとはまた異なる独特な魅力に気付きつつあるドロップC。何とか攻略できないかと奮闘しているここ最近。

 

自分的に使い心地が劇的に変化したのはこれ。

 

『2弦を基準に把握する』

 

たとえば2弦の3フレット・Fを押さえたとして、4弦ドロップCは5フレットを押さえればオクターブ下のF。ノーマルチューニングの場合、1フレットに該当する音が5フレットに移動していることになります。

 

ここで「1フレット+4フレット」みたいにいちいち考えるのはやってられません。それが得意な人もいるとは思うけど、自分は苦手。「チューニング変えたらここがC・・ここがF・・」と把握していくのもちと面倒。それが一番の基本だとも思う一方、現状ではその頭の切り替え方はまだ出来てない。

 

だからこそ、2弦を基準にしてしまうのが早い。それに加え、3フレット4フィンガーの運指で把握すればより分かりやすい。

 

オクターブ上は人差し指、下は小指が担当する状態。フォームを維持、2弦で何の音を押さえてるかを把握できていれば、かなり楽になります。五度上、四度下のパターンを自然に弾けるようになるだけでも世界が変わりました。

 

ここでさらに攻めて3弦からのコンビネーションも考えたい。これまたオクターブのパターン、その音程を把握するにはどうしたらいいか?

 

『3弦は小指で押さえる事を基本にする』

 

これがなかなか良い感じ。

 

この場合、今度は4フレット4フィンガーの運指。3弦を押さえるのは小指、4弦は人差し指。3弦5フレット・Dを押さえたとしたら、4弦ドロップCは2フレットを押さえてオクターブ下のD。いつもはMaj3rdの音になるところがオクターブ下になると考えるのも有りかもしれません。

 

こういう把握の仕方が良いか悪いか何とも言えない面もありますが、「ドロップしても開放弦しか使えない!他はまったく分からない!」なんて状況からはとりあえず脱出成功。自分的にはかなりの進歩だと実感しています。特にスラップにおける効果が絶大。

 

他にも例えば、ちょっと割り切った考え方をするのであれば、開放弦ローCからA♭までを完璧に把握して、そこから上は3弦に移行、開放弦Aからはいつもの感覚で弾くと考えるのも良さげ。それこそ『3弦ベース+低いの1本』みたいに認識しておくのも有りな気がしました。

 

カーペンターズで有名なジョーオズボーン。4弦(E弦)の響きが嫌いでほとんど使わなかったなんて逸話があるこの御方。例に出すには違うかもしれないけど、A弦D弦G弦の三本だけでも意外とイケるってのは本当にありますね。そこにドーン!と低いのがあるのがドロップチューニングの魅力だと決めてしまうのも一つには有りだと思います。

 

ダウンチューニングとか安直じゃないかって偏見がありましたし、多弦弾きなだけに全然興味なかったけど、いざやってみたらま~ハマってるのなんの。5弦のプレベに拒絶意識がある分、今のジラウドのプレベの幅を広げられたことにも凄く意義を感じます。

 

さすがにオールドロップC、もうそれしか使わないなんてことは有り得ませんが、4弦の世界にまた新たな楽しみを見い出せてるのが本当に素晴らしいですね。

  

ドロップC・3弦から四度下を考える

 

前述の通り、オクターブの把握についてはかなり身に付いてきたドロップC。これが分かるだけでも弾きやすさが全然違う、手も足も出ない最初の感じとは雲泥の差が生まれました。

 

一方、それだけってわけにはいかない、開放弦とオクターブしか弾けないってんじゃ寂しい。やりたいことがあまりに限られてしまうのは問題です。そうやって割り切って使った方が効率的だと考えることもできますが、自分としてはもっと自然に扱えるようになりたい。

 

そんなわけで今回のテーマは3弦から4弦に降りる流れ、特に4度下のパターンを弾きやすくしたいと考えた次第。このパターンを掴みたいと思ったのはチックコリアの【スペイン】をドロップCのまま弾きたくなったから。

 

3弦から2弦、五度上のパターンだけでもイケるっちゃイケるんですが、もうちょいヘヴィに唸る感じも入れたいとなるとやはり、3弦と4弦も積極的に絡めて弾きたくなります。ただその際、いつもとは運指がまったく異なるものになってしまうから厄介。

 

通常のチューニングであれば、3弦5フレット(D)の四度下は4弦5フレット(A)になる為、フレット数自体は同一で分かりやすい。それこそ人差し指一本でそのまま押弦することが可能。非常に使いやすいパターンとして演奏できます。

 

しかし、これがドロップCだと話が一変。3弦5フレット(D)の四度下を弾こうとした場合、4弦はなんと9フレットを押さえなければいけません。いつもとはかなり離れたポジションでなければ出したい音が出てくれない難儀な変化。正直、これだけでも心が折れそうになりました。

 

困ったことに、問題はこれだけではありません。自分好みの音を出したいとなると、左手によるミュートも加えたい、つまりは非常に忙しいポジションチェンジが必須。そうしなければ、理想の音にはなってくれないと来ました。

 

ワイドストレッチして9フレットを小指で押さえるってんじゃ駄目。5フレットでも9フレットでも人差し指で押さえて他の指でミュートしながら弾きたい。

 

そこで自分的に分かりやすかった認識、素早いポジション移動をイメージしやすくなったのは、

 

『3弦ルートから長三度上』

 

これを目安に素早くポジション移動。3弦のタッチミュート(ゴーストノート)を入れ、そこからレイキングすれば自然と四度下の音が出せるようになるって感覚。

 

「えぇっと・・3弦の何々フレットの次は4弦の何々フレット・・」なんていちいち考えるより長三度。3弦3フレット(C・1st root)だったら7フレット(E・Maj3rd)を目安にその四度下、4弦7フレットでドロップCなら自動的にG(5th)になって良い感じ。

 

これがベストな認識かどうかはまだまだ何とも言えませんが、左手のミュートも入れる前提で押弦する場合、この考え方をした方が明らかにポジション移動がスムーズになりました。また一つドロップCの幅が広がり自然に弾きやすくなったと実感しています。

 

めちゃくちゃ今更な話、二音下げってやっぱり張りが緩い、立ち上がりが微妙、他の弦とのバランスも崩れやすいなど、問題点を数多く感じるのが現実。

 

だからこそ、左手のタッチも重要。バリエーションを生む鍵になるのが、人差し指による押弦と他の指を被せたミュート。そのコンビネーションが強く問われてくると痛感。決まったポジションをただ何となく押さえればいいとはならず、何とも奥深い。

 

まぁ、さすがに難しいフレーズまでドロップCのまま弾こうとはまだ思いませんが、地道に練習していれば必ず糧になる、実用的に使えるようにもなるだろうとワクワクするのは間違いありません。

  

4弦ドロップCにおけるコードの把握

 

「ドロップCまったく分からん!単音でも混乱するのにコードとか鳴らせるわけない!」なんて思ってた最初。

 

ところがどっこいどうやらそうではない。むしろこっちの方が分かりやすいまである?そんな印象が芽生えてくることに。

 

とにかく楽なのは4弦(C)と1弦(G)の関係。開放弦&同一フレット数で一度と五度が成立する為、人差し指一本の押弦でもOK。例えば4弦ドロップCで5フレット(F)を押さえた場合、1弦5フレット(C)をセーハすればよし。

 

ここでさらに加えたいのは2弦。人差し指で5フレットの押弦をしているのであれば、薬指か小指で2弦7フレット(A)を押さえる。長三度の音が加わりメジャートライアドが成立。マイナーにしたいなら2弦を半音下げて6フレット(A♭)を押さえればOK。非常にシンプルな形でコードを鳴らすことができます。

 

この和音を曲中で使うかどうかよりまず価値的だと感じたのは、

 

『4弦ドロップCにおける音程の把握』

 

これですね。

 

もうほんと超が付くほどの基本。

 

・どこにどの音があるのか?

・音程は何なのか?

・どのフレットを押さえればいいのか?

 

これを把握するのに実に分かりやすくなって良い。

 

アホらしいぐらいの話かもしれませんが、これすら出来なかったのがドロップCを試した当初。どこを押さえればいいか本気で分からない。4フレット、5フレット、6フレット、どこに何の音があるのか困惑を超えてパニック。まったくどうにもなりませんでした。

 

それを考えたら、今回の発想が出てくるだけでも大きな前進。ここを押さえたらE、ここでF、A♭はここと分かってくるのは明らかな進歩。

 

加えてメジャー、マイナー、さらにディミニッシュ、オーギュメント、コードもフォームも把握できるようになれば最高。開放弦しか使えないドロップチューニングなんて状態からおさらばできます。

 

基本的なトライアドを把握できていれば、セブンスコードにするのも簡単。ストレッチがきついので使うポジションは例えば4弦12フレット(C)。2弦は14フレット(E)を押さえて長三度、1弦16フレット(B)を押さえれば長七度でCメジャーセブンス(Cmaj7)の完成。

 

マイナーセブンスにしたいなら、2弦と1弦とそれぞれ半音ずつ下げればOK。4弦12フレット(C)+2弦13フレット(E♭)+1弦15フレット(B♭)でCマイナーセブンス(Cm7)になる。セブンスだったら2弦14フレット(E)にすればよい。

 

ま~なんと申しましょうか、脳に勝手にリミッターかけて難しくしていた、やりもしないのに無理だなんだと言い訳していた、考える前に思考停止していたのかと痛感した次第。

 

むやみやたら手癖に従うのではなく、ちゃんと意識して弾く。指だけ動かしてりゃいいってんじゃなく頭を使う。不自然を自然とすることが練習だと戒めになりました。

 

あらためて地道な練習をしていると実感します。

 

『指板が繋がっていく』

 

限られたポジションに留まるのではなく、端から端まで使えるようになってくる感覚が実に楽しい。その基本が全然できていなかった未熟も新鮮さを生み出す要因かとプラスに考えられそうです。

 

4弦ドロップC、まだまだハマっていきますね。

 

HIP SHOT BT3 Nickel

HIP SHOT BT3 Nickel