Jiraud Mobius PB Type2

ついに手に入れたプレベ・4弦

 

 

※以前に書いた記事をひとまとめにしています。記事数を減らし、専用記事を更新する形を取っていく予定です。

 

基本スペック

 

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ボディ:アッシュ2ピース

ネック:メイプル 21フレット

指板:ローズウッド

PU:Jiraud JP-01

プリ:メビウス

塗装:ブラックオイル

 

まさに向こうからやってきたベース 

 

 「欲しい楽器は向こうから勝手に来る!」

 

謎の自信を持っているわたくし。

実際、やけにタイミング良かったり都合よく手に入ってしまう自覚あり。

 

と言いつつまぁ、このベースを買えたのはオークションでのボロ負けのおかげ。狙ってた中古ジラウドを逃したからって話だったりもするんですが、だからこそ妙な縁を感じてしまいます。

 

「また4弦買えなかったかぁ・・」 って失意もあった中、ひょいと飛び込んできたこのメビウスPBの情報。最初あまり気にならなかったのがじわじわ欲が湧き、気持ちが振り切れてフィニッシュ。

 

めっちゃくちゃお買い得だったのに意外と売れずに残ってたのも不思議な話。様々な理由、必然があるんだろうけど、こういう時はとりあえず自分に都合よく受け取っておいちゃいましょう。

 

情報をくださった方がいなけれれば入手は不可能。巡り巡ってやってくる縁と人にはやはり感謝しなければと思わされますね。偶然にせよ必然にせよ、そういった流れを含めて『運が良い』ってすごく大切だと実感。

 

まだ全然分かってないのでノンビリ更新予定

 

バリバリ記事にしまくっていきたいところですが、まだまだ全容をまったく把握できてない為、ノンビリ付き合っていこうと考えています。

 

スタンダードと言うにはかなりブッ飛んだ部分も持っているのがベース。ただのパッシブプレベと同じ扱いをするわけにはいきません。

 

例を挙げるとしたら、

 

『ジャズベより遥かにレンジが広くてハイファイ』

 

この一点だけ見ても普通じゃ考えられない話。でもそれをやっちゃってるのがジラウドのメビウスPB。その脅威のポテンシャルに自分もさっそく圧倒され気味。

 

普通のプレベの感覚でいると痛い目に遭うどころではないこのベース。どんなことになっていくのか本当に楽しみですね。

 

メビウスプリアンプについて

 

驚異の1トーンプリアンプ

 

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1ボリューム&1トーン。ここだけ見ればパッシブのプレベと変わらないメビウスPB。ところがどっこい、異常とも言えるぐらいに幅広い音作りが可能。一個のツマミを回すだけで激変します。

 

JFDTにも言えるジラウドのプリアンプの特徴、

 

『帯域が連動して動く』

 

トレブルorベースをブーストすればミドルがカットされ、その逆を行えばミドルがブーストされていくのが実にユニーク。

 

メビウスの場合、そこをさらに攻め、1トーンで全ての帯域が連動して動くのが驚異的。ツマミをブーストすればトレブルとベースが持ち上がり、ミドルはカットされる。ツマミをカットすればトレブルとベースが下がり、ミドルが持ち上がってくる。

 

たとえオールカットしてもスカスカになることがない。音量が激減することもなければ音像が崩れることもない。積極的に派手な音を狙うもよし。地味に美味しく補正するもよし。非常に実用的に使用することが可能。

 

一言で言えば、

 

「とんでもないプリアンプ」

 

ジラウドらしいオリジナルな存在ですね。

 

混乱必至&美味しいメビウスモード

 

あまり使いたくない言葉で無理やり二つの特性に分けるとすれば、 

 

・低音高音強調のドンシャリ

・枯れたヴィンテージサウンド

 

ブーストorカットでこう考えることもできるメビウス。 

 

そこにさらに加わるのがメビウスモード。ツマミのプルアップによって切り替えできるこれまたジラウドならではの機能。こいつが実にユニーク。

 

フルブースト時を超派手なドンシャリ状態として、そこでメビウスモードONにするとあら不思議。一気に高域がカットされてモコモコの状態になるのが面白い。ド派手なサウンドから一転、甘くふくよかな音色に聴こえること間違いなし。

 

厳密にはハイが皆無になったわけではなく超高域成分は残るのですが、そこでまた凄いことが起きるのがこのプリアンプ。メビウスモードON状態でツマミをカットしていくと今度は上品で綺麗な倍音が出てくるからびっくり。

 

通常モードのブーストとはまた違った音作りができるのがメビウスの大きな特徴。マイルドながらもエッジが効いたサウンド、アコースティックとも呼べそうな音作りも可能。

 

とにかくめっちゃくちゃ幅広く使うことができます。

 

可能性が広がりすぎるからこそまずは狙いを絞った方が良い

 

「すげぇ!何でもできるぜ!」って喜んだ後にありがちなパターン。

 

「どうしていいか分からない・・・」 

 

ず~っとツマミと格闘、迷い続けるってのがお約束。 

 

考えられないぐらい幅広く音作りが可能なメビウス。1トーンの操作だけで済むから楽ちん。慣れてしまえばこんな頼れる存在もないだろってプリアンプ。

 

ただ、一点気になることもあります。 

 

『所詮は1トーン』

 

これを失念すべきではないかなと。

 

要するに「ベース上げてトレブル下げて」とか「ミドルだけ上げて」みたいな使い方は基本的にはできないってことですね。

 

不可能ってわけでもないんだけど、それをやるんだったら1トーンの意味があまりない。極力、操作は簡単にした方がよりらしさが出ると思います。

 

そういう細かい音作りと操作性を期待、イメージしていると痒いところに手が届かなくなる可能性あり。三つのツマミを全て詳細に設定したいなんて場合、1トーンであることが逆にストレスになりかねません。

 

アクティブだけどパッシブ的に認識しておくと楽

 

たとえば自分の場合、

 

『まずオールカットが基本』

 

いわゆるプレベの音が欲しいならツマミは0。トレブルもベースもカットした状態。美味しいミドルを強調したサウンドにしたいところ。ツマミをセンターにしたからフラットなんてことではなく、0からのスタートにした方が分かりやすい

 

前述した通り、それでもスカスカになることがないのがこのプリアンプの凄さ。むしろ扱いやすく丁度よくまとまってくれる感強し。カス当たりみたいなタッチとかで弾かない限り量感も十分。

 

そこからどうするか?より攻撃的に荒々しくしたいか?それともマイルドに上品にしたいか?極端な認識でもまずは良いかもしれません。

 

それこそ『フルブーストorオールカット』ぐらいの判断も有りっちゃ有り。ブーストしたら音量が出すぎるってことならボリュームを絞るかタッチで調節すればOK。

 

変な話、

 

『プリアンプ内蔵パッシブベース』

 

こうやって考えるのも悪くないと感じます。

 

いくらでも幅広く使えるけどそこであえて抑える。ツマミはほとんどいじらないことを基本にする。あくまでも大事なのは自分のタッチ。それで音を作るんだと決意しておくと色々楽。

 

極めてしまえば絶妙に細かく設定もできるかとは想像しますが、それを実現するには長い時間と経験が必要になりそうです。

 

またはちょっと皮肉な感じのことを言うとしたら、「メビウスを完全に使いこなせる実力=ツマミをいじる必要がない」ってことを意味しているようにも思える為、まぁやっぱり、小細工なしストレートに行くのが良い気がしますね。

 

実に奥深いようで手早く使うのが正解にも感じるユニークなプリアンプ。 ものすごく直感的で分かりやすくもあるし、意味不明なぐらいに多機能でもある謎に満ちた存在。

 

まさにメビウスの輪

 

その名を冠することに納得してしまいます。

 

PUから1MΩプリアンプにダイレクト

  

驚異的ワイドレンジには理由がある

 

自分が所有するフルチューンブラッククラウドよりもしかしたらワイドレンジでハイファイ?それぐらいの凄まじいサウンドを持つメビウスPB。

 

普通、プレベはもっとレンジが狭い楽器、渋くて粘りのある印象を持ちそうなもの。ところがま~、メビウスPBはあまりにとんでもない。

 

その辺のアクティブジャズベなんか問題にならないのもはもちろん、ジラウドの中ですらさらに強力に感じる驚異的な特性。

 

今回はそこについて触れてみたい次第。

 

そもそもプレベはレンジが広い

 

「もっと高域を出したい!」となるとブリッジ寄りのPU、リアPUの方をイメージしそう。実際にそちらを使用することも多いんじゃないかと。音程感の良い特性、張りがあってよく抜ける音、それを求めてリアPUを使用するのは至極真っ当な話。

 

一方、超高域成分、アコースティックな領域とも言える音を求めた場合、実はフロントPUの方が綺麗によく伸びる印象。ピーキーじゃないとも言うべきか?ハイミッド辺りが際立つのではなく、上も下もよく伸びる感じ。

 

加えて言うなら、プレベはシングルコイル×2の構成。ハムキャンセル=レンジが狭いではなし。キレを持っていても何も不思議ではないPU。

 

不自然なほどの高出力を求めるからおかしなことになるのであって、変に欲張らなければ驚くほどワイドレンジだったりするから面白い。

 

PUの位置的にも特性的にも実はワイドレンジなのがプレベ。メビウスPBを弾いてみればそれがよく分かります。

 

PUからプリアンプに直送り

 

PUから250kΩ等のポットに通すのではなく、そのままプリアンプかバッファに通してしまうのが何ともジラウド。早い話が信号を劣化させずそのまま出力。それが結果としてあらわれる。

 

入力インピーダンス1MΩのメビウスプリアンプを通すだけでも大変。そこをさらに踏み込み、入力3.2MΩのアクセラレータ(ジラウドのオリジナルバッファ)を通すと、さらに異次元のサウンドになります。

 

どうあがいたってジャズベじゃ真似できない超絶ワイドレンジ&超高速レスポンス。プレベの真のポテンシャル、恐怖とすら言ってもよい出音に痺れること間違いなし。

 

ジラウド同社のアクティブバランサーを使用すれば、ジャズベースでも2PUそれぞれバッファに直接送ることは可能。しかしやはり、それでも敵わないと感じるのがメビウスPB。これについては前述したPUの特性そのものの違いを考えさせられるところ。

 

まずワイドレンジでキレ良くかつ非常に力強いPUが存在。そこにジラウドならではのオールディスクリート回路を直接通すのだから、そりゃ凄いことになる。ツマミセンターのフラット状態でもとんでもない音が飛び出てきます。

 

ジラウドのPJはさらに超絶

 

本来の特性、超絶ワイドレンジとは言え、それが正しいとは限らず。PUで言えば、リアの成分が欲しくなる気もするのが音作りの奥深さ。独特のアタック感、聴こえと抜けの良い特性を求めたくなるのも必然。

 

となれば、PJをやってみたくなるのも当然ですが、通常のPJだと諸問題を抱えてしまうのが厄介。構造の異なるPUのミックスなだけでも大変。高音弦と低音弦で位置まで違ってしまうのが難点。

 

1~2弦・3~4弦で露骨に音が違ってしまったりバランスが悪くなるなど、それが苦手な人間にとっては致命的とも言える問題。

 

そこで活躍するのが前述したアクティブバランサー。割愛してまとめるなら『適正なミックスを可能にする装置』

これを使用してPJにするとメビウスはさらに変貌。20年ぐらいジラウドに通ってる自分でもポカ~ンな感じに。

 

より万能でより超絶。

 

言葉を失います。

 

実はプレベって超凄いのが分かるメビウスPB

 

PJにも惹かれる一方、これをやるとなると自分のメビウスPBでは改造が必要。すでにオールラウンドな5弦も所有している為、現段階ではそこまでやることもないかと落ち着いています。

 

なんせ、今のメビウスPBの時点でもうびびり気味。ジャズベとは一味も二味も違うサウンドに驚愕中。1PUの楽しさと恐怖にこのまま浸りたい気もしている為、PJに踏み込むことはとりあえずなさそう。

 

まぁ本当、前から知ってるつもりではいましたが、ここまでのモンスターだったのかと驚きの連続を味わっているのがメビウスPB。そのあまりに常識とは異なるサウンドにやられっぱなし。

 

やりすぎ感があるのも正直な話ですが、だったらメビウストーンをオールカットして普通にパッシブっぽくも出来るのがこのベースの凄さ。そのポテンシャルも選択肢も存分に堪能できるのが素晴らしい。

 

最初からカットしまくってマイルドにしたプレベも好きだけど、そこはせっかくのジラウド。憧れだったメビウスPB。まずはそのスーパーな性能と可能性を味わいたい。

 

渋~く使うか、異次元サウンドを求めるか、まだまだ全然定まってませんが、実に様々な道を行くことができそうなのもメビウスPBの魅力。原点にして頂点、そんな凄みを強く感じます。

 

劣化していないプレベの本当のサウンド。賛否両論以前にそこに踏み込んだのはジラウドだけなんじゃないかと思いますね。好きか嫌いか分かれるのも無理ないけど、知らないでは何も通用しない楽器。プレベらしくない云々は実際に弾いてみてから言うべき。

 

ま~、すんげぇベースですよ。

 

メビウス五変化・スラップ比較動画

 

メビウストーンの比較動画

 

しばらく動画を撮っていなかったので購入記念もかねて久々の投稿。1トーンでも非常に幅広く音作り可能なメビウス。それが少しでも伝わったら幸い。

 

www.youtube.com

 

セッティングの解説

 

最初はノーマルモードでトーン全開。ベースとトレブルがブーストされてミドルがカットされた状態。分かりやすいアタックや低音の迫力が欲しければこれ。

 

次にその状態でメビウスモードON。高域成分が落ちてブーミー気味なサウンド。生音が入っちゃってるのでそこまでモコモコには聴こえませんが、アンプからの出音はかなりボフボフしてます。

 

そこから少しトーンを絞ると今度はかなり高い帯域がブーストされて音にエッジが出てきます。ノーマルモードとはまたちょっと違ったキレが特徴。ジャズベ的なニュアンス、上品目なスティングレイみたいな感もあるかもしれません。

 

次、ツマミはセンター。フラット、ニュートラル、メビウスPBの基本状態。他のセッティングに比べると無個性気味に聴こえそうだけれど、それはだいぶ耳がマヒ気味。先入観なしで実際に弾いてみるとこの状態でも凄いことになってます。

 

最後はトーンをオールカット。ベースとトレブルをカットしてミドルが強調されている状態。普通のプレベ感が欲しければこれが無難。それでも十分すぎるほどクリアーで粒立ちも音抜けも抜群。PUからディスクリート回路に直接送る恩恵を受けているのが分かります。

 

シンプルで扱いやすく奥深い脅威の1トーン

 

今回は五変化に限定していますが、細かく設定しようと思えばさらに多彩に音作りできるのがメビウス。

 

個人的にはメビウスモード時にちょっとカットしたセッティングが好き。音の暴れが大人しくなって非常に扱いやすいですね。何ならスタンリークラーク、アレンビックみたいな感じにもできます。

 

一方、それじゃプレベらしくないってことであればカット気味にして使うのもよし。今回は使わなかったノーマルモードのちょいブーストなんかもおすすめ。ピックで弾くとかなり強烈でこれがまた気持ちいい。

 

また、現在張っているリチャードココのような弦ではなく、もっと攻撃的で特徴のある弦を張ってみるのも面白いでしょう。渋く攻めるのがメインならフラット弦も当然相性が良いはずですし、自分だったらそこにスポンジ詰めたくなります。

 

と、こんなことをやっていると底なし沼にハマる恐れもあるのがメビウス脅威のポテンシャル。前々回で話したように、セッティングで迷う傾向にある人にとっては扱いに困ってしまう可能性もありそう。

 

だから、今回の五変化みたいな認識と判断で使うのも有りではないかと思いますね。パッとイメージできる音を数パターン用意。それに合ったセッティングを覚えておく。たったそれだけでも使い心地がかなり変わるんじゃないかと。

 

ブーストオンリーの音作りしか頭にないと色々厳しくなる面がありますし、メビウスの場合、カットしたら高域が出てくるとか不思議なことが起こる回路でもある為、まずはとにかく慣れと理解が必須なのも否定はできないかもしれません。

 

一方、要領が分かってくれば操作は本当に楽。これ使った後に2トーンのEQをいじると面倒に感じるから面白い。3バンドEQとかそれ以上とかやってられなくなること間違いなし。

 

それこそ、30バンド以上のグライコで作るような波形を1トーンで高性能にやってのけてるだろう回路がメビウス。使いこなせた方が超スピーディーで絶対お得というもの。四の五の言わず凄いスラップサウンドが欲しいなんて人にとっては最高すぎるでしょう。

 

色々な理屈があるんだろうけど結局はこれ。

 

『理屈抜きに良い』

 

とりあえずブッ叩いてみればよく分かります。

 

軽いボディ・シンプルなパーツはやっぱり良い

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ボディは軽量なアッシュ

 

華やかなトップ材など必要なし。単一材ってのはやっぱり良い。軽くて鳴りも良いなら言うことありません。

 

アッシュ=無難でつまらないではなく、

 

「アッシュが良い!」

 

加えて強調しておきたいのは、アクティブだからってジラウドはボディに大穴をあけるような真似はしないってこと。

 

裏側を見たらでっかいプラスチックの蓋があるとか、それは勘弁というもの。高級ハンドメイドだろうと油断はできず。軽量化の意味があるのだとしても、こちらが歓迎しないホロウ構造とかやめてほしい。アクティブだからと必要以上に削ってしまうのは感心せず。

 

全てのポジションにおける豊かなサスティーンと鳴りっぷりを目指しているであろうジラウドベース。不用意不確定に共振を生むような構造をよしとはしていないはず。だからこそ、ボディ裏側を見るだけでもそのこだわりを感じ取ることができます。

 

しっかりソリッドかつ軽量な仕上がりになっている個体は本当に魅力的。エレクトリックベースにおける真の贅沢とはこういうことを言うのではないか?そう思わされる次第。

 

普通のスパイラルブリッジでも十分

 

以前にも記事にした通り、自分はあまりブリッジにはこだわりがない方。と言うより経験上、凝ったブリッジの方にむしろ痛い目に遭わされてきた為、シンプルなものほど歓迎したいところ。

 

となるともう、伝統的なフェンダーのそれ、スパイラルタイプでも特に問題なし。駒が分厚いとかゴツすぎるなんて場合、弦が不自然に折れ曲がったり駒に上手く乗らなくて逆に鳴りがおかしくなる印象。そんなものより普通な方がよほどに良い。

 

弦が思いっきりずれるほど横に引っぱるタッチ、ひしゃげるぐらいに強く叩くなんてことでもない限り、ブリッジはシンプルなもので必要十分だと自分は思います。ロック機構が自慢のものなんかも調整が面倒でやってられませんでした。

 

シンプル・イズ・ベストってやつですね。

 

FENDER Vintage-Style Bass Bridge

FENDER Vintage-Style Bass Bridge

 

ペグはGOTOH GB640 RES-O-LITE

 

普通に見えるようで実は軽量仕様。ゴトーのジュラルミン製ペグ。これが地味に素晴らしい。自分が持っている中ではメビウスJBの方でも使用。ヘッド落ちを防ぐ役割はもちろん、恐らくはデッドポイントの軽減にも貢献している何気に重要パーツ。

 

自分がフェンダー系の楽器が苦手だった理由の一つとして、そのバランスのいまいちさに抵抗を覚えるのも大きい。「人と同じもん使いたくねぇ!」って幼稚さもありますが、現実問題、弾いててストレスを感じるとか疲れてしまうのは無視できない要素。

 

特にまずいのは立って弾いた時の違和感。体格がいいとか手足が長いとかならそんな気にならないのかもしれないけど、身長163cmしかない我が身。手も足も誇れるものは持ってません。正直、オリジナルフェンダーそのものには受け入れがたい壁を感じてしまいます。

 

だから本当、ラージかつ軽いボディ、シンプルなブリッジ、軽量なペグって組み合わせは最高に嬉しいですよね。ヘッド落ちしないフェンダースタイル、弾きやすく扱いやすいプレベ・ジャズベってこんなに素晴らしい楽器なのかと唸らされます。

 

規格が合うかどうかの問題はありますが、弾き心地やバランスに悩んでいる人がいるなら交換してみる価値あり。音質が変わる面もあるとは思うけれど、そこについてはどちらを取るかは好みの問題。自分だったらストレスフリー、楽な方を選びたい。

 

GOTOH GB640/L4 Nickel

GOTOH GB640/L4 Nickel

 

生鳴りと設計にこだわるのがジラウドの真骨頂

 

自分がシンプルで軽いパーツが好きな理由、そこに大きく絡んでいると想像するのがジラウドのディープジョイント。これがなかったら印象は異なるものになっている可能性もあるかと思います。

 

賛否分かれそうな方式ですが、その威力は絶大。過剰なネックの鳴り、不要な共振が抑えられる為、デッドポイントの軽減にも効果大。より豊かにボディが鳴るようになると実感。

 

重心がネックの方に寄ったりヘッド落ちを感じるぐらい重いなど、それとは対極な印象。無理して重いブリッジを使う必要もないかなと落ち着いた次第。

 

逆を言うと、謎の絶妙な味わいや不確定要素を求めるなら、ネックの鳴りをもっと強調したり、アンバランスなままの方が面白いのかもしれません。奇跡的なバランスに仕上がった場合、他では真似のできない素晴らしいサウンドを生む可能性はあり。

 

ただまぁ、それを都合よく探し当てるのもなかなか難しい話ですよね。シティーハンターのごとく『ワン・オブ・サウザンド』みたいなのを狙って手に入れるとかあまり現実的ではない気がします。

 

だったらもっと設計を詰める。品質の異常なバラつきなく豊かなボディ鳴りを実現する方向に舵を切っていると感じるのがジラウド。不用意に派手な木材を貼るなんてことはやらない。ボディにでっかい穴を開けるなんてこともなし。実にストレートで心地よい鳴りがするベース。

 

「ヘッドレスまで行くとちょっと極端・・」

「フェンダーからまったく遠いのは微妙・・」

「パッシブだと安定感が・・」

「かと言ってアクティブはどうも・・」

 

なんてことを考えていくと、本当に現実的に美味しく仕上げられてることが分かります。電気的な部分だけではない、と言うよりまず本体。しっかり生鳴りするように作ってるからこその音だと納得。

 

弾けば弾くほど楽器が成長してくれるのも最高に楽しい。

 

Hipshot Xtender ドロップチューニング用にペグを変更

 

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多弦弾きの4弦への抵抗

 

「やっぱプレベ最高!シンプルが一番!」

 

と言いたいところですが、そうそう素直にはなれない元アンチフェンダー。そして多弦が染みついているわたくし。

 

4弦の魅力は痛いほど分かったけれど、それそのまま受け入れるのは抵抗あり。ローB領域ならではの低音、重さを完全に失ってしまうのは寂しい。

 

そこで思い付くのはダウンチューニング。あまりに安直、なんじゃそりゃとツッコミたくなる今更な発想。一方、実は多弦弾きならではの盲点だとも感じた次第。

 

何が落とし穴かって、

 

「ローBあるじゃん」

 

これで済んでしまうってこと。

 

ドロップDやCより低い音が出せる弦があるがゆえに、

 

『チューニングを下げる』

 

この発想にいかなかったのがまさに自分。

 

ギターが半音下げていようと、押さえるのはローB弦の4フレット。要するにレギュラーチューニング。それこそ、かたくなってぐらいにチューニングを変更したことはありません。

 

運指が多少きつくなろうと、それで済ましてきました。と言うか、下げる必要性を感じませんでした。へたに下げると頭が混乱して嫌だと長く思い込んできました。

 

だからこそ驚き!

ダウンチューニングは面白い!

 

こんな素敵な世界があったのかと驚愕と歓喜に湧いています。

 

ワンタッチでドロップ まさかのCチューナー

 

「Dチューナー」と耳にしたことがある人は多いかと思います。

 

一方、

 

『Cチューナー』

 

これは僅かなんじゃないかと想像。

 

何を隠そうわたくしポング、

 

「え!下げられるのってDだけじゃなかったの!?」

「Dチューナー言うんだからD専用なんじゃないの!?」

 

とまぁ、ず~っと勘違いしておりました。

 

その気になればローBもいけるのかな? そこまで下げるのはさすがに実用的じゃないと判断していますが、下げ幅を可変できるのは確か。実例で言えば、ウィルリーなんかがドロップCで愛用している様子。

 

論より証拠、ドロップCにする動画を撮ってみました。最初は普通にE、それをワンタッチでドロップCに切り替えています。もちろん、Eに戻すのも簡単。容易に使い分けできます。

 

www.youtube.com

 

そしてこれ大事。メタル、バキバキベース好きとしては、邪悪なサウンドも求めたくなります。ドロップDぐらいじゃ物足りない、ローBを知っている人間を満足させるにはやっぱり、Cぐらいまで下げないと納得いかないと実感。

 

歪ませてガツンガツン言わすのも最高!

 

www.youtube.com

 

開放弦オンリーだって恩恵は計り知れず

 

大袈裟なようですが、個人的には本当、世界が変わったぐらいのインパクトがあったのがXtender。そのCチューナー仕様。

「4弦だと下がなぁ・・」と拒絶反応が強かったのがひっくり返ってしまう面白さと可能性を感じています。

 

4弦をなめていたからこそ、

 

「4弦でここまで!?」

 

こうなっちゃったんでしょうね。

 

頭がこんがらがる、運指の変化が面倒など、懸念事項があるのも確か。それもしかし、発想を変えればものすごく単純な使い分けができるようになります。

 

『開放弦だけ使う』

 

「たかがそれだけの為に?」と思うかもしれません。でもそれはベースの存在感と役割を知っていればすぐに認識が変わるでしょう。

 

「低い音ドーン!」

 

たった一音あるだけで一変してしまう、場を支配してしまう力があるのが低音。そしてその魅力と威力。曲の最後、そこで鳴らすだけで一気に終焉感を演出できるし、場を締めることも可能になります。

 

Dで考えてみても、2弦の開放弦で締めるか 、それとも低いDで締めるか、それでまったく話が違ってきてしまいます。「ズウゥンン・・!」と低く重い音が加わるだけで完全なる別物。

 

ロックだったら、ドロップDにするだけでリフがバンバン思い付くぐらいの楽しさも実感できますし、これはほんと、びっくりするぐらい感覚が違って笑っちゃうこと間違いなし。

 

「たった一音下げで?」なんて認識は甘い。そうやってなめてた側だからこそ分かりました。4弦ドロップにはとてつもない魅力が燃えたぎっています。

 

ノーマークから必須アイテムにまで一気に昇り詰めてきたXtender。

 

超絶アナログ、単純だから良い。オクターバーやピッチシフターなど、エフェクターのデジタル臭さとかを気にする必要もなし。

 

これだけ後悔のない改造も珍しかった次第。  

 

HIP SHOT BT3 Nickel

HIP SHOT BT3 Nickel

 

PUフェンスとフィンガーレストを追加

 

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ジェマーソンで認識が変わったPUフェンス

 

「邪魔でしゃーないやん」と長く敬遠してきたPUフェンス。指で弾くにもスラップするにも鬱陶しい。正直、自分にとっては1mmもメリットがないとずっと認識していました。

 

それが崩れたのはジェマーソン仕様のベースを弾いてから。PUフェンスを利用して中~小指を乗せて安定感向上。ネック寄りで1フィンガーやるのに非常に便利。こんな使い方があったのかとイメージが変わりました。

 

使用ベースは違いますが、動画にするとこんな感じ。

 

www.youtube.com

 

フェンスで指弾きの安定感向上

 

白状しますと、当初、メビウスPBにはファッション目的で取り付けたのが本当の話。ジェマーソンスタイルの1フィンガーはやるつもりがなかった為、このベースに付けるのはあえて愚策を選んでみるってノリだったかもしれません。

 

今までと違う感覚でベースを弾いてみたい、せっかくの4弦だしちょっとクラシカル、レトロな要素も取り入れたい、ほとんどメリットないけど何となくやってみたい、これぐらいの気持ちでした。

 

しかしま~、いざ付けてみたらこれがびっくり。フォーム、タッチ、感覚、以前とは随分違うものになってたということか、フェンスがある方が圧倒的に弾きやすくて驚き。

 

スラップするにも2フィンガーするにも実に良い。何ならネック寄りでソフトにピック弾きなんてのも美味しい。これが有ると無いとでは安定感が全然違います。

 

特に自分が気に入ったのは2フィンガーの際、親指の側面を当てられるってところ。自分の体と右手親指で楽器をサンドイッチ、楽器に対して圧力をかけやすくなるのがナイス。

 

4弦・E弦を弾く際の親指置きとしても活躍。右手が今どこにあるのか、どのポジションで弾いてるかを把握するにも便利。邪魔とばかり思ってたのが一転、このベースには必須なぐらいの存在になってきました。

 

現在、よりベストな位置に配置するべく、フェンダー基準よりもネック寄りに取り付けています。1~2弦側のPUが見えてしまうのが欠点ではありますが、これによりブリッジミュートして親指弾き・ピックで弾くにも邪魔にならず、さらに良い感じ。

 

これまた原始的なだけに効果も抜群です。

 

MONTREUX F/U PB Pickup Fence

MONTREUX F/U PB Pickup Fence

 

目的は親指置きではないフィンガーレスト

 

フィンガーレスト=親指を置くための台として使用するのが主な目的、自分もそれ目当てに自作したことが何度もあります。これが有ると無いとで弾きやすさが別物、必須アイテムにする人も珍しくないでしょう。

 

ただ、このメビウスPBに取り付けた目的はそれとは異なります。そうやって使うのも当然ありだけど、自分が狙った機能はこれ。

 

『薬指・小指当て』

 

何のこっちゃって話ですが、これが本当、実に良い感じに働いてくれてます。

 

前述した通り、元々は多弦弾き、現在も心の中ではそれをメインにしている自分。体の感覚も多弦の方が遥かに染みついていますし、一時期は完全に6弦専門なぐらいだったりもしました。

 

そこで4弦を弾く際に問題になったのはこれ。

 

『ミュートの技術と感覚』

 

薬指と小指で鳴ってない弦のミュート、それをずっと無意識にやっていたわけですが、ローB弦がない4弦では宙ぶらりんになってしまい、どうにも落ち着きません。

 

だから、このベースにおけるフィンガーレストとは言ってみれば、

 

『仮想ローB弦』

 

薬指、小指を当てるもよし。4弦を弾いた際の指受けとしてもよし。これがあることで4弦への違和感を減らすことに成功。多弦ばっかり弾いてきた人間がすんなり弾けるようになりました。

 

木製の凝ったやつにしようかとも思いましたが、あえてチープ、ネジがあった方が無骨でいいと判断。値段が150円とか安いのも実に良い。遠慮なく使い倒せます。

 

ちなみにですが、自分の場合、実はネジはダミーで付けています。固定は強力両面テープを使用。やはり、親指を思いきり強く置く目的では使っていません。

 

ベストな位置を探るにもネジ止めはリスキー。よほどに完璧な位置、最高の手応えに出会えでもしない限り、まずはテープで実験するのが無難ですね。

 

この手のアイテムは他人基準・他人任せにするのはではなく、いかに自分仕様を見つけられるかが鍵。違和感は放置せず、感覚を頼りに根気強くベストを見つけていった方が良い。

 

そうすることで、このちょっとした小物が劇的なぐらいの威力を発揮してくれます。 

 

SCUD F-REST

SCUD F-REST