縦振動のタッチの上達と実感・ボディ鳴りとタッチレスポンスについて考える

OPBが分かりやすくはあるが・・・

 

縦振動のタッチと言えばOPB。超シンプルなシングルコイル。小さなポールピース1個を各弦の直下に配置。磁界が限定的で反応がとにかくシビア。弦を押し込んで弾くかどうかで露骨に音が変わるベース。

 

縦振動のタッチを習得するにあたり師匠とも言える厳しさで応えてくれるOPB。自分もジラウドさんに通ってOPBでよくタッチを鍛えていました。縦振動を身に付けたければこのベースに触れるのが一番分かりやすいと思ってるのは今でも同じ。

 

一方、PUの問題とはまた違った感覚もあった方がより分かりやすい、体に感じる振動、確かな手応えを実感できる楽器を弾くのも効果絶大だと感じます。「OPBがいいぜ!」と言ってるその実、

 

「弾き込んで鳴ってるOPBがいいぜ!」

 

これも大きいぞと加えておきたい。

 

実際、20年ぐらい弾き込まれ続けたジラウド名物な個体とド新品、縦振動の実感のしやすさが比較になりませんでした。新品の方はさらにシビアと言うかそもそも色々厳しい。鳴りが未熟で欲しいところが出てこない。あの福田さんですら「俺でも難しい!」と言ってしまう超絶なシビアさに自分レベルでは手も足も出ませんでした。

 

あそこまで厳しいとかなりの下準備が必要な感も強い。正直、楽しくなる前に折れてしまいそうです。相当な志を持っていなければ何も実感できないまま終わる可能性も高そう。

 

バンドで使うにも相当難しい。タッチを鍛える目的だけで手に入れるにはハードルが高い。そのトレーニング目的にしてもしっかり応えてくれるようになるには時間が必要になる。我慢してひたすら壮絶に鍛えるしかないのだろうかと疑問まで湧いてきてしまうかもしれません。

 

『生鳴りがしょぼい・・』

 

縦振動のタッチを身に付け楽しむにはこの問題も放置できないと自分は痛感。

 

生音の跳ね返りが良いベースには手応えがある

 

これまた非常に曖昧な表現のようですが、弾いている方としては意外と具体的に得られる感覚。よ~く弾き込まれていてボディもしっかり振動してくれるベースを縦振動で弾くと、

 

「ドュン!」

「ギュン!」

「パゥンッ!」

 

これがひとかたまりになっているような振動、手応え、出音を実感できます。弦を鳴らしたその瞬間に音が跳ね返ってくるような、はじけるような、その充実した振動が実に気持ちいい。こういうベースで弦を押し込んで弾くようにすると最高。

 

電気的な部分が注目されがちなジラウド。それも確かに凄いんだけどもっと大元を辿っていくと楽器本体の設計にもめちゃくちゃこだわっていたのが分かるから面白い。そして奥が深い。

 

新品でもとにかくボディが鳴るようにしたい。ネックの振動を主にするのではなく豊かなボディ鳴りを得たい。タッチに活き活きと反応する楽器にしたい。タイムラグなく弾いたその瞬間に音が出るようにしたい。そんな意志を強く感じるのがジラウドベース。

 

新作がまさかのノーマルジョイントのジャズベースだった時には驚かされましたが、このベースがまさにそれらを色濃く実感できる鳴りで感動しました。没個性なフェンダーコピーではなくジラウドならではのこだわりを込めた仕上がり。ただ単にバランス良いサスティーンが得られるだけでなくタッチにしっかり応えてくれる楽しいベースだったのが素晴らしい。

 

前述した新品のOPBは根本的に何もかもが難しい。修行とも言えるような闘いが必要になるかもしれない厄介な楽器。縦振動のタッチを習得するにうってつけなのは確かな一方、条件が厳しすぎるような感も否めない。

 

だったら最初からボディ鳴り豊かなものを弾いた方が実感しやすいんじゃないか?手応えも具体的になるんじゃないか?上達も早いんじゃないか?そんなことを考えさせられます。シビアなだけでなく楽しさも成果も得られやすいのはそれだけ魅力的。縦振動に限らずタッチコントロールを実感するにもってこいなはず。

 

弦だけを鳴らすとかその振動だけに注目するのではなかなか分からないであろうこの感覚。「あぁ、縦振動ってそういうことね・・」なんて冷めた態度で済ますわけにゃいかん気持ちよさ。弦をただ押し込めばいいってことじゃない刹那の勝負。その瞬間、タイミングを掴みやすくなるのがボディ鳴り豊かで反応も高速なベース。

 

ジラウドベースを弾いていればタッチが自然と良くなるのは高解像度でレンジが広いってだけじゃない生々しい部分も非常~に強く関係していると自分は確信。そのドュン!ギュン!パゥン!の一体感、一瞬感を具体的に追求して高めようとしていたのはたぶんジラウドだけ。とんでもないレベルのタッチを身に付けていた人がいたからこそ作れたのがジラウドのベース。

 

生音レベルで実感できる鳴りを持っている楽器を弾くと縦振動のタッチのトレーニングもめちゃくちゃ楽しくなります。

 

「これだ!」

 

この手応えに痺れてなんぼ。

 

宗教くさいだのオカルトっぽいだのそれ言う時点、思う時点であの手応えを知らないの丸出し。是非とも生鳴りの良い楽器で弦を押し込んで弾いてみるべき。本気で気持ちよすぎてブッ飛ぶこと間違いなし。ベースがもっともっと楽しくなります。

 

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