ベースと木材 マホガニーの謎について調べてみる

ベースとマホガニーボディ

 

 

ホンジュラスマホガニー愛用者ポング

 

ポングったらホンジュラスマホガニー。

そう言いたくなるほどホンマホには思い入れがあります。

 

ジラウドのブラッククラウド。

それも再登場は望み薄のリミテッド仕様。

10年愛用している身としては語らないわけにはいきません。

 

こちらはJJ5弦。

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そしてこちらが1ハムバッカー仕様。

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貯金なんかなかったけど無理やり何とかしたのがこの二本。

それぐらい自分の中ではホンマホは別格。

手に入れないわけにはいかなかった存在。

 

ま~、本当に凄い材です。

 

全帯域超高速サウンド

 

ホンマホの何が凄いってそのレスポンス。

前回のアッシュ、前々回のアルダー、比較になりません。

 

「どの帯域が速い?」じゃなく、

 

『全部速い』

 

もうとにかく圧倒的。

下から上まで全部高速。

完全に別格ってな印象。

 

これで重い鳴らないアルダーとか弾いちゃうと、

 

「おっそ!?」

 

思わず声が出てしまいます。

 

特に下の帯域の違和感ったらありません。

鈍臭い、なまってる、かったるい、気持ち悪い。

嫌悪すら感じてしまうぐらいになるから恐ろしい。

 

軽量で良質なアッシュだってホンマホの前では形無し。

レスポンスについて言えばやはり遅く感じてしまう事実。

その別物感があまりに凄まじい。

 

貴重な木材なのが本当に惜しい。

手に入れて良かったと心から断言できます。

 

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マホガニーってマイルドな音なんじゃないの?

 

前述したマホガニー評。

恐らく多くの人が首を傾げるんじゃないかと想像。

 

「え?マホガニーでしょ?」

「あれって粘るんじゃないの?」

「甘い音を出す木だよね?」

「アタックとか高域とか足りないぐらいじゃね?」

 

こんなイメージが強いんじゃないかと思います。

実際、自分も長らくそんな印象を抱いてました。

 

それが一変したのがブラッククラウド。

そしてホンジュラスマホガニー。

マホガニーへの先入観もどこへやら。

価値観、先入観が崩れ去ってしまった次第。

 

しかし何故そこまで違うのか?

正直、その内容詳細についてはまったく分かっていません。

 

自分がジラウドさんの方で聞かされた心当たりと言えば、『ホンジュラスマホガニー』と一口にしてもジラウドベースで使用されたのは『古木』、ず~っと長い間眠っていた材であるということ。

 

そこまで重いわけでもなし。

ボディ面積を考えればむしろ軽量。

そのあたりからも重く粘るのとはちょっと違う感あり。

 

そんな様々な疑問からマホガニーについて調べてみたところ、ま~、こんなわけの分からない材だったのかと困惑させられることが沢山ありました。

 

専門家ではないので断定も断言もできませんが、その謎についてちょっと触れていってみたいと思います。

 

ホンマホですら実は代用品だったらしい

 

「ホンジュラスマホガニーこそ本物!」

「他のは代用品!まったくの別物!」

「マホガニーとはホンジュラス製の事を言う!」

 

なんて一時期は調子に乗ってしまうぐらい気に入ったホンマホ。

 

ところがこのホンマホでさえ実は代用品、本物のマホガニーの枯渇によって使われるようになったなんて話を知って驚愕。

 

じゃあその本物のマホガニー、本マホとか真マホとでも言うべき存在って何なのか?

 

『キューバンマホガニー』

 

マホガニーとは本来これのことを指していたのだそうな。

一体どんなものか自分はお目にかかったことなし。

もし弾いたことがあったとしたら唯一の心当たりはCitron。

気付かない内に試奏で出会っていた可能性は有り。

 

他にもスパニッシュマホガニー、メキシカンマホガニーなど、このあたりを本物のマホガニーと指すなんて話もあるようですが、とにもかくにも勉強不足、厳密に何が違うのかは不明。

 

いずれにせよ、

 

『マホガニー』

 

この一言で簡単にまとめて済む話じゃなさそうなのは確か。

実に深くやばい世界が広がっている予感しかせず。

正直、あまり足を踏み入れたくないものすら感じるかもしれません。

 

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見た目が似てりゃマホガニーな世界と困惑

 

【フィリピンマホガニー】なんてものもあるこの世の中。

名前を聞くだけなら特に何も気にならない、産地が違うんだぐらいにしか思わないだろうこの材。

 

実際のところは、

 

【ラワン】

 

これが正体だと言うのだからびっくり。

 

マホガニーは『センダン科』

それに対しこのフィリピンマホ、ラワンは『フタバガキ科』

生物学的にもマホガニーとはまったくの別種の様子。

何だか大人の事情を感じてしまう気がします。

 

他にもマホガニー的扱い(?)で名前を聞くのは【セドロ】

これまた何だかよく分からない。

ラワンとは異なりセンダン科ではあるようですが問題はそこから。

 

マホガニー属ではなく『チャンチン属』だの『ケドレラ属』だの言われてて意味不明。

大もとは一緒?似てるのは確か?それとも別種?

『スパニッシュシダー』なんて呼ばれてもいたり頭が痛くなってきます。

 

他にも気になるのは【アフリカンマホガニー】

楽器業界的には恐らく一番馴染みのありそうな材。

イメージ的にも音的にもこれのことをマホガニーとして捉えているんじゃないかと想像。

 

こちらもセドロと同様にセンダン科。

そこだけ見る分にはマホガニーとどうやら一緒。

 

しかし問題は『カヤ属』なんて分類するらしいこと。

またはそのまんま『アフリカマホガニー属』なんて言ったりよく分からない。

これまた本来のマホガニーとは別種なのか?

よく知る定番材のはずが新たに頭を抱えてしまいそうです。

 

【サペリマホガニー】

これもよく聞くようなたまに聞くようなって感じのマホ。

センダン科と聞くだけではもはや安心できないこの世界。

そして恐れた通りと申しますか、

 

『センダン科・エンタンドロフラグマ属』

 

いや、疲れました。

 

真に求めているのはたぶんこれ、

 

・センダン科のマホガニー属

 

こいつが貴重だってのは分かった気がします。

 

出会った楽器で判断 実物・実音に納得満足したい

 

ちょろっと調べてみるだけでも深淵をのぞいてしまった気がするマホガニーの世界。

とても素人が判断できるものではない、語ることなんて許されないだろう恐怖。

安易に「ホンマホが最高だよ!」とは言えない寒気を感じたかもしれません。

 

自分が使用しているブラッククラウドにしても、

 

「ホンジュラス産である証拠を示して?」

 

なんて言われたらどうにもなりません。

いざ真剣に問われて「製造元を信用している!」ではちょっと弱いですよね。

 

材木業者から何から徹底的に元を辿っていくしかないのか、それすら怪しいと見るか、学術的見地から全ての証明をしてから伐採とか、そんな必要すらあるのかわけが分からなくなってきます。

 

となるともうあれ、

 

「このベースが好きだ!」

 

これが言えりゃ何でもいいじゃねーかって話になっちゃいそうです。

 

本物と言ってもキューバマホが楽器的に優れた材かどうかは不明。

ホンジュラスってだけで良いなんてことにはならず。

これについてはハカランダでも何でもそうでしょう。

 

怪しいホンマホ、微妙なハカランダを手放しで称賛するのは変な話。

最高のセドロ、サペリ、アフリカンマホがあってもおかしくはない。

根っこの方、上の方、端、中心、部位によって違いがあるとも想像。

 

実際に弾いてみて、

 

「これだ!」

 

ビビッ!と来ることが大事。

 

たとえ使われていたのがフィリピンマホガニーだったとしても、最高だと感じているならそれに勝るものなし。

 

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マホガニー沼にはハマりたくない 考えずに済むならそれが一番

 

「オーダーメイドするなら何が正解?」なんて話になった場合、どう判断すればいいのかよく分からないのが実際のところ。

 

詳細な扱いに困る面がありそうなのは否定できないマホガニー。

楽器を作る側があまりいい加減なのも困ります。

実際問題、綺麗事だけでは済まないのも間違いなし。

 

自分がイメージする超高速レスポンスにしても、甘く粘るイメージにしても、どちらも正解なのかもしれないし、これは本当、一体どうしたものなのか答えが出そうにありません。

 

一つ言えるとしたら、

 

「マホガニーに過度な幻想は抱かない方がいい」

 

これが正解って気がしますかね。

木材オタク、スペックオタク、これはあまり良いことなさそうかなと。

 

わたくしポング、自らを棚に上げて何の役にも立たない自慢をするならば、

 

「運が良かった」

 

良い楽器に出会えて良かった、もうそれで満足しようって感じだったり。

これ以上、へたに首を突っ込むのは危険。

「ホンマホを扱ってるならどこでも誰でもいい!」とかそれじゃ本末転倒。

 

これから楽器をオーダーするにしても自分だったら、

 

『軽いアッシュのジラウドベース』

 

たぶんこの選択をするはず。

マホガニーにしつこく夢と幻想を抱くことはしない方が良いのかなと。

 

メイプルトップがどうとか、そのグレード、重量、硬度、木目だのにこだわり始めたら本当、絶対どうにもならなくなりますよね。

 

それだったらアッシュでいい、軽くてよく鳴るのがあれば何より。

レスポンスじゃ敵わないのも確かかもしれないけど、それで全てが大きく劣ることになるとは言えず。

 

あれこれ悩むよりはアッシュに落ち着くのが無難。

恐らくは正解になるんじゃないかと思います。

 

と言いつつまぁ、そのアッシュにしても「重かったり軽かったりわけが分からない」と言ったのが前回。

知り尽くしている人からすれば、「そんな甘い世界じゃない!」とツッコミが入るとも想像。

 

だったらもうあれ、

 

「ジラウド最高!」

 

自分はこれでよし。

好きなベースを作ってる工房があって何よりだと安堵する次第。

 

フェンダー最高、フォデラ最高、スミス最高、 ESP最高、自作最高、各々が決めること、答えは何でもよし。

自分に合う楽器、納得のいくものに出会えること、作ってくれる人がいる、作ってしまうってのは問答無用で素晴らしい。

 

それこそ、

 

『全部お任せ』

 

これで済むならそれが一番楽ですよね。

木材云々ではない領域、根っこの部分でガツン!と来て合うかどうかが本当に大事。

 

それがないことには根本的に色々厳しい、どんな極上スペックだろうと職人ハンドメイドだろうと、そこに大した意味はないんじゃないかと考えるところ。

 

木材に関しては本当、

 

「よく分からん!」

 

こう言うしかないのも本音。

失敗したくないなら現物弾いて判断するのが一番納得安心。

 

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