縦振動のタッチの研究 (46) いくら弦を押し込んでも台無しになる弾き方

縦振動のタッチの研究 (46)

 

弦を押しこむだけなら誰でも出来る

 

『まずは弦を垂直に押しこんでみる』

 

縦振動のタッチの習得にあたり基本になるこの動作。

 

弦に圧力をかける、ボディを鳴らす、考え方もイメージも様々ですが、いずれにしてもまずは弦を押しこむことを意識してみるのがおすすめ。

 

そこだけ実践するなら誰でも出来るはず。

 

一方、問題はその押しこんでからの処理。

当然のことながら、弦を押すだけでは音は出てくれません。

 

垂直に押しこんだ後、どうやって弦を振動させるかまでを含めていくと、俄然、一筋縄ではいかなくなってきます。

 

実験動画も交え、そのあたりについて触れてみたい次第。

 

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頑張って押し込んでもその後が駄目なら無意味

 

動画の解説は後述。

分かりやすいようにかなり極端目に弾いています。

 

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どの弾き方をするにせよ、PUに当たるぐらいまで弦を押しこんでいる今回。

前述した通り、そこだけなら誰でも出来ること。

 

問題はその後。

まずは最初の弾き方の解説から。

 

弦を押しこんだ後、そこで気を抜いて安心してしまっては意味がありません。

変なタイミングで脱力した場合、せっかく押しこんだ弦が鳴らす前から元の位置に戻ってきてしまうのが確認できるはず。

 

加えて、タッチのスピードを意識して指をしならせすぎている、いつまでも指が弦から離れないなど、こうなると結果は悲惨。

 

極端なぐらいに押しこんだはずの弦が大して押しこまれていない状態に戻ってしまう、圧力がかかるどころか完全に逃げた状態にまでなる可能性すらある悲劇。

 

これでは望んだ振幅量、要は音量を得ることができません。

音の太さも立ち上がりも微妙そのものに劣化。

 

指にも無駄な負担がかかる、音が出るタイミングも取りづらい等、明らかにいただけないことになります。

 

もう一つ良くない例として挙げているのは、弦を押しこんだ後、そこからまた横に引っぱったり、こねるように巻き込むようにしている弾き方。

 

頑張って押し込んだのに弦を持ち上げてしまう矛盾。

せっかく意識した方向も力も散り散りになって無意味。

自分で自分の動作、音を台無しにしている状態。

 

この弾き方だといくら弦を垂直に押しこんでも効果は期待できないでしょう。

縦振動云々を考えないにしても色々厳しい弾き方ではないかと思います。

 

指がボディにパチン!と当たるぐらいをイメージしてみる

 

縦振動そのものになっているかどうかはともかく、明らかに音が異なる弾き方をしている場面がある今回の動画。

 

特に大層なことを実現しようと弾いているのではなく、弦を押しこんでそのまま指を通過させるようなイメージで鳴らしています。

 

極端に言えば指をそのままボディに当てる、そこでデコピンみたく「パチン!」と鳴るぐらいの勢い、スピードを意識してみる感じ。

 

もたもたしていると弦が元位置に戻ってきてしまうのは前述した通り。

ならば押しこんだ後すみやかに処理すべき、指を速く通すべき。

弦がしっかり振動するように鳴らすべきだと考えます。

 

動画は正直、ちょっと力任せになってる感がありますが、それでも鈍重なタッチで弾くより音量を出しやすく、太い音も得やすいですね。

 

「これじゃ使いにくい!」ということであれば、もっとスピードを意識したタッチを試行錯誤していけばいいし、綺麗な弦振動に進化させていけば言うことなし。

 

問題なのはやはり、まったく弦を振動させる気がない、または振動させてるつもりが全然そうなっていない状態。

 

押し込んだつもりが肝心の瞬間にはほとんど戻っている。

戻るどころかあらぬ方向にほうってしまっている。

指に負担がかかるだけでまったく効果が出ないなど良いことなし。

 

だったらまずはとにかく、一音だけでもいいから強烈な音を出せるようにしてみるのがおすすめ。

あれこれ理屈を考えたり迷うより、弦を押しこみ指を通してガツン!と来る音を出す。

 

その方が効果も分かりやすく実感も得やすいでしょう。

 

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タッチはスピードが命

 

速弾きとごっちゃになってしまいそうですが、この場合のタッチスピードというのは指が弦から離れるスピード、最初から最後までの処理とその速度のことをあらわすのではないかと考えます。

 

『弦は元の位置に戻ってくる』

 

これが本当に重要、これこそが弦振動かとすら思ってしまうところ。

元位置に最短で綺麗に高速に戻ってくるように弦を鳴らすイメージをすると音がまた変わる。

 

力を入れているはずが思ったような音量にならない、太さにならない、立ち上がりも悪いなど、それはタッチのスピードに難がある可能性も高いかもしれません。

 

おまけに余計な軌道を描く、せっかく入れた力を自分で逃がしてしまっているなど、その結果が悲惨な音としてあらわれるから恐ろしい。

 

弦の張力に負けないようにする意味ではフィジカル面も大事と言えそうですし、ライトゲージにするなど自分のパワーに合った選択を取るのも方法の一つになりそうです。

 

または逆に極太弦を張ってネック寄りで弾いてみるのも面白い。

ジェマーソンスタイルなどを狙うなら非常に効果的。

 

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「まずは弦を垂直に押し込んでみる!」

 

何度も何度も口酸っぱく言ってきたように自分も常日頃から意識しています。

 

しかしやはり、それだけで良い音がしてくれるわけがない、そんな簡単に行ってくれるわけがないと痛感させられます。

 

指の瞬間移動?弦を押さえた指が瞬時に消滅する感覚?

もう一押し何かが必要?それとも過剰?

さらなる脱力?そうじゃなくてフィジカル不足?

 

考えるべきこと、イメージしてみること、具体的にやってみるべきこと、やらなくていいこと、まだまだ色々ありそうで今後も悪戦苦闘できること間違いなし。

 

いずれにせよ、せっかく加えた力を逃がさないようにしたい、速やかでスピーディーなタッチを身に付けたいのは確か。

 

その為にも基本を忘れないようにしたい次第。 

 

『千里の道も一歩から』

 

ですね。

 

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