Jiraud Black Cloud 5 Fretless (4) ボディ・ネックはオールラッカー 指板はポリコーティング

ジラウド ブラッククラウド 5弦フレットレス (4)

 

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ボディとネックはオールラッカー塗装

 

生鳴りへの強いこだわりか、自分の知る限りではブラッククラウドの塗装はオイルフィニッシュ、またはオールラッカーしか見たことがありません。

 

エージングが進めば関係なさそうな要素、弾きこめばどんな塗装だって鳴ってくるのも間違いないけれど、塗装被膜が薄いに越したことはないと実感するのも確か。

  

他社製の楽器で分厚いポリ塗装を剥がした経験からも、あれほどの塗料が自分の楽器に使用され覆いつくしていることを考えると、あまり良い気はしなかったですね。

 

と言いつつやはり、鳴りについての厳密な判断はできない為、「ラッカーだから最高!」なんて断言はできないのが正直なところ。

 

「これが音の決め手だ!」と主張するにも期待するにも無理があるなと。

 

一方、これぞラッカーならではの魅力的だと感じるのは、

 

『当たりが柔らかい』

 

特に冬場なんかはそうかもしれませんね。

カッチカチで冷えっ冷えのポリ塗装と比較すると何とも温度がある感じ。

 

オイルフィニッシュが一番好きな人間としてもこの感触はありがたい。

ラッカーの方がポリ塗装より明らかに好みです。

 

これもまぁ、非常に感覚的で曖昧な話と言えばそうなんですが、予算が許すのであれば自分的にはオイルかラッカーを選びたいところ。

 

『肌に合わない』 

『感覚に合わない』

『慣れで誤魔化す』

 

こういった違和感と一生付き合う・・・

それは何気に深刻な問題だと考えます。

 

指板はハードポリコーティング

 

本音から言えば、指板は塗装をしない方が好み。

やはりフレットレス、そして木の感触も大好きな身。

コーティングはしない道を歩みたい気持ちも残っています。

 

それでもなぜコーティングをするかと言うと、

 

『エレクトリックベース』

 

これであってほしいからですね。

 

アップライトベースのような方向性を狙うのであれば間違いなく未塗装。

弦も絶対にフラットワウンドを張るでしょう。

実際、同じくジラウドのW-BASSはその道用にセッティングしてあります。

 

一方、このブラッククラウドに関しては話がまったく別。

甘い音を鳴らすだけでなくソリッドにガンガン弾きたくもあるベース。

柔らかく沈み込むのもいいけど、明るく抜けてきてもらわないと困る。

 

耐久性の面から考えても、自分が欲しいのはソリッド楽器のそれ。

特に気を使わないで済む、ほったらかしでも大丈夫ってのはやっぱり良い。

ラウンド弦で指板を傷付けたくないとか、そんなことは考えたくない。

 

となるとやっぱり、コーティングしちゃった方が合理的。

 

すごく年季の入ったコントラバスを追い求めるとかならともかく、ソリッドボディに平面のマグネットPU、塗装もばっちり、張るのはラウンド弦。

 

前項とは真逆を主張するようですが、木の音色、温もり、柔らかさがどうの、サウンド面についてのそれは実はよく分からなかったりする為、だったらエレクトリックに美味しい方がよい。

 

木の歌声どうのこだわるより、エレベはエレベらしくあろうやと。

スラップしたってびくともしないタフさはやっぱり大きな強みと魅力。

そのためのコーティングということですね。

 

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エレクトリックだからこそ面白いのが塗装

 

淡白に言ってしまえば、合理的にまとめてしまった方が道具としては正解。

前述した木の温もりや質感など、これを活かそうとすると相応に大変になってくる印象。

 

フレットレスはこのあたりの相違に苦しむ面も多いかもしれません。

好みと目的と完全に合致させるのがなかなか難しい。

 

憧れや好みばかりを優先した結果、アンサンブルで使いにくい、抜けてこない、混ざらない、機能しないなど、実用的でない部分と苦労する面ばかりが目立ってしまう可能性も高いから厄介。

 

これまたつまらないことを言うのであれば、プレベ、ジャズベ、スティングレイ、結局はこれらのフレットレスが良かったりするのが実に皮肉な話。

 

フレットの有無関係なくそもそもが機能的、楽器的とでも申しましょうか、変に凝るんだったらこっちの方が無難。

 

ただ、そうとばかり割り切るのは寂しいのも事実。 

スタンダードな楽器、無機な質感に抵抗したくなる気持ちもよく分かります。

木の質感たっぷりに浸ってみたいと憧れるのは自分も同じ。

 

しかし、エレクトリックベースのフレットレスにコントラバス路線を求めるのは、信じられないぐらい難しいと痛感。

 

木製ブリッジ、フラットワウンド、ピエゾPU。

これらを揃えれば良い楽器になるのかと言ったらそれはまったく違います。

 

安易にその道を行こうとしてどれだけの失敗が積み重なってきたのか、支持されない楽器が生まれてきたのか、一つや二つの事例では済まないことでしょう。

 

それを考えていくとやはり、

 

『エレクトリックベース』

 

この意識、自覚を失わないことが大事なんじゃないかと思う次第。

納得のいく楽器を手に入れる条件として必ず役に立つはず。

 

塗装の話から脱線しているようですがそうではなく、実はこの『塗装』の要素がエレクトリック弦楽器、特にソリッド構造のものにおける重要項目にもなる気がするんですよね。

 

だって、

 

「白く塗り潰すよ~」

「真っ赤にしちゃった」

「木目とか知らんし」

「頑丈でいいじゃん!」

 

こんなことやられちゃったら、木の音色云々とかどうでもよくなる気がしません?

 

ピックガードだって格好良いファッションにしちゃう。

それを平然とやれるのもエレクトリックならではの面白さ。

 

そして、いかにも木材である主張、高貴さを放ちながらも、そんな塗装の楽しさと威力も秘めているのがこのブラッククラウドの魅力。

 

本当に真面目な話、ジラウドベースはルックス、カラーのオリジナリティにも強いこだわりを持っていると確信させられます。

 

「ブラッククラウド!」

 

「ジラウドだ!」

 

見て一発で分かるって凄いこと。

誰かに印象を残せる意味の大きさも実感。

適当な物真似で作られた楽器ではありません。

 

自慢したくなります。

 

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