Jiraud Black Cloud 5 Fretless (2) 1ピースアッシュ+シャム柿センタートップのボディ

ジラウド ブラッククラウド 5弦フレットレス (2)

 

メインのボディ材は1ピースのアッシュ

 

見れば明らか自慢は一枚板のアッシュ。

あれこれくっつけて合わせるより豪快で贅沢。

多層構造の楽器が好きではない身としては最高に惹かれるポイント。

 

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好みの問題ではありますが、バラバラの木材と接着剤を駆使しまくったものが贅沢とは思えないタイプな為、「どうよ!」と言わんばかりの1ピース材を見るとよだれが出てきてしまいます。

 

「その意味は?効果は?価値は?」と問われたら自分的にはこんな印象。

 

・均整感に優れている

・鳴り出すのが早い

・超絶自己満足に浸れる

 

「最後が言いたいだけだろ!」とツッコミも来そうだけれど、でも本当、最初からやたらとバランスが良い、エージングも非常にスムーズな感があるのは事実です。

 

『エージング』と言うと胡散臭い響きに感じる人も多いかと想像。

実際、根拠を示せと問い詰められたら返答に困るところがあるのは確実。

オーディオ方面におけるよろしくないイメージもあるかもしれません。

 

一方、

 

「弾きゃ分かるよ」

 

この一言で済ませることができるのも自分の実感。

新品のジラウドベースを手に入れて三か月も弾けば誰でも認識できるはず。

 

こんなに音が変わるものなのか、どんどん音がよく鳴っていくのか、これを体験できるのがめっちゃくちゃ楽しい。

 

最初から凄く良いものであることも間違いありませんが、そこから弾きこんで楽器としてさらに価値が高まるのが素晴らしい。

 

鳴りの一体感と言うべきか、全てのポジションでの充実感とでも申しましょうか、1ピース材にはその美味しさと魅力をより強く感じる次第。

 

『アッシュ』と一口にすると超普通でつまらないようだけど、ところがどっこい、厳選されていれば実に贅沢で美味しい。

 

「は?マグロだって?」

「あんなどこにでもある魚とかないわ・・」

「もっと変わってて珍しい方がいいよ!」

 

こんな風に捉えてなめてはいけません。

ド直球の最高のマグロはやっぱり最高に美味いってことですね。

 

シャム柿のセンタートップ材

 

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ブラッククラウドの象徴と呼ぶべき真ん中に御座すミューズ。

 

「センタートップ材」と勝手に呼んでる自分のそれが正しいかはともかく、抜群の存在感を放っていることに間違いはないでしょう。

 

なんでこんなややこしい言い方をしているのか?

それはやっぱり、「センター材」と言うにはちょっと違うからですね。

 

冒頭の画像を見ていただければ分かる通り、このベースの基本材はアッシュ。

そこに硬く重いシャム柿をはめ込むこと形になっています。

 

これでスルーネックチックにセンター丸々シャム柿をドカンと配置してしまったら、ま~、さぞかし重くなり、鳴りもまったく違うものになってしまうだろうと想像。

 

これについてはトップ材をドドン!と貼り付けてしまう方法にも同じようなことが言えるのではないかと思います。

 

異なる材、銘木を使用する問題点として、

 

・重くて扱いにくくなる

・音が冷たく硬くなってしまう

・綺麗に整いすぎてつまらない

 

こういった傾向を感じるところ。

 

上手にまとめられれば、重厚でバランスの良い楽器に仕上がりそうですが、ノウハウなく安易に手を出すと大体は悲惨なことになる印象が強い。

 

また、もう一つの傾向を挙げるのであれば、

 

『フェンダーの方向性からは離れていく』

 

これも非常に強くなる印象を受けます。

 

豪華な材や特殊な木材を使用するほど、スタンダードのそれからは遠くなっていくという、ジャズベやプレベ好きとしてはあまりよろしくないものになってしまうのが辛い。

 

一方、単一構成だけでは実現できないことがあるのも事実なわけですね。

 

より高速なレスポンス、済んだ響き、深く重い音を求めるとなった場合、どんなに素晴らしいアッシュを使用したとしても、辿り着けない領域があるはず。

 

そこでボディセンタートップに10mmの硬く重い材をはめ込むというのが、ジラウドのブラッククラウドのスタイルなんじゃないかと。

 

大型のボディではありますが自分の所有するこの5弦フレットレスの重量は4.3kg。

さらに軽量個体の中には3kg台のものもあったというのだから驚き。

 

・大型かつ軽量化も実現

・素直で豊かなボディ鳴り

・重厚かつ高速なレスポンス

 

ベース的にこんな美味しい話はありません。

 

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ジラウドはベース本体のこだわりも見事

 

ジラウドと言うとJFDT、スラッパーに代表されるように、電気的な部分での注目が集まる傾向もあるのではないかと思います。

それが素晴らしいのは確かな一方、楽器本体の方へのこだわりも凄いのがジラウドの大きな特徴だと断言できます。

 

自分も最初はプリアンプの方ばかりに目も耳も行っていましたが、楽器本体の鳴りや基本設計が未熟ではなかなか活きてこないことを痛感。

 

ジラウドのPUとプリをのせれば解決とはいかないから難しい。

 

69年のフェンダージャズベースをリアルタイムで使い続け、プロミュージシャンとしてバリバリ活躍されていたのがジラウド店主の福田さん。

 

そもそもの基準が違うと言うべきか、奇をてらうだけのものを作るわけがない、ただの模造品で満足して終わりなんてこともあるわけがなし。

 

ブラッククラウドのようなスタイルではなく、トップ材を前面全体に貼り付けるスタイルの【Mobius Type3】というジャズベもありましたが、これもまた凄かった。

 

見た目だけのために薄く貼るのではなく、重く詰まったメイプルを15mm、チェスナットにいたっては20mmをトップ材にするという、余所ではなかなか見れない仕様。

 

より豊かな鳴りを追及しようといまだに実験を繰り返しているのがジラウド。

それで実際に進化を遂げているのだから恐ろしい。

新作のパッシブジャズベースの鳴りと魅力に自分も早速やられてしまいました。

 

これは本当、何度でも繰り返してしまいますが、ジラウドベースの深い魅力はその生鳴りの良さあってこそのものだと実感する次第。

 

それがあるからこそプレイヤーのタッチにも応えてくれる、タッチが良くなればまた楽器の鳴りも良くなっていくという、その楽しい好循環にたまらないものを感じます。

 

最初からレベルが高いのはもちろん、

 

『弾けば弾くほど良くなっていく』

 

これが最高。

 

理屈求めても求めずともどちらでもよし!

まずは弾いてみるべき!

 

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