ベースPUの悩みと理想像 好きになりそうでならないハムバッカーの話

ベースのハムバッカーピックアップを考える

 

 

ハムバッカーも使いたくなったのはジラウドの存在あってこそ

 

「おぉ!ハムも有りだわ!」

 

となったのはジラウドから発表されたものを弾いてから。

 

どうもこう癖のあるイメージが強かったり、実際問題、音抜けもいまいちに感じたり、レンジも狭かったり、そんなものが多くて敬遠していたハムバッカー。

 

フェンダー基準のシングルコイルPUだと直流抵抗値が7~8kだったかな?

 

それを100倍の入力インピーダンスで受けるのが望ましいとなると700~800kΩ以上、余裕を見て1MΩ入力の設定して受けるというのは分かる話。

 

実際この世の中、1MΩ入力の機器がけっこう多い印象。

 

しかし、もっと出力の高いハムバッカーの場合、1MΩ入力でもちょっと厳しいんじゃないかと疑問が湧くところ。

 

そこで効果絶大なのがジラウドのアクセラレータ。

入力インピーダンス3.2MΩのバッファ。

 

ベース演奏における激しいインピーダンス変動にも対応。

ダイナミクスも落とさずレンジも削らず入出力してくれる素晴らしい存在。

 

ジラウドからハムバッカーが発表され、素晴らしいバッファもあったからこそ、自分の中にあったレンジ狭くモサいイメージを払拭できた次第。

 

そこまで気にせずとも、1MΩ入力あれば十分だと思うのも確かなところではありますが、いずれにせよ、他社製のハムバッカーはまったく弾く気にならなかったのが本当の話。

 

シリーズ/パラレルの切り替えスイッチをPUカバーに内蔵したのもお見事。 

やっぱりジラウドは凄いぞと唸らされます。

 

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とは言え何かピンと来ないハムバッカー

 

絶賛の様相から一転、自分の中でどうにも馴染まないものがあるハムバッカー。

素晴らしい楽器を手に入れてさえ、何かモヤモヤが残るのが本音。

 

一番の違和感だとひっかかるポイントはタッチに対する反応。

 

「ここでちょっと繊細な音出したいな~」

 

「えっ!?」

「いやいや太すぎ!!」

「そこは細く頼むよ!」

 

こうなっちゃうのが困ります。

 

あえて弦を押しこまずに倍音の方を際立たせたり、サスティーン重視の出音にしようとしているのに、予想以上に太くパンチの効いた音になってしまう困惑。

 

軽く綺麗に響くはずが量感を失わずにしっかり音が出てくれちゃう難しさ。

これをどうコントロールしていいのか全然分かってません。

 

それとは逆に、「これで太い音になるだろ!」って弾いたつもりが思った結果にならなかったりするのも、また頭を抱えるところ

 

縦振動のタッチを意識するのは良いとしてもハムバッカーの場合、気持ち斜めか横方向も意識した方が音量も太さも分かりやすく出てくれる印象。

 

ちょっとラフなニュアンスが加わるぐらいにした方が格好良いサウンドになるようにも感じます。

 

いつものJJの感覚で弾くとイメージとはギャップのある出音になってしまう、楽に音が出すぎてかえって神経を使って疲れてしまう悲しさ。

 

どう美味しく鳴らしていいか掴めず、活かし方もいまいち分かってません。

 

実はハムバッカー愛用者だった?

 

前述の流れの通り、どうもハムバッカーにピンと来ない自分。

「これだ!」とハマってくれるポイントに出会えないままでいます。

 

一方、好きなPUとPU位置は何か?

 

『60年代のジャズベース基準』

 

確実にこれだろうなと認識。

素直かつ力強いシングルコイルが最高だぜと。

 

ただ、よくよく考えてみたら、 極性の異なる2つのPUを同時に鳴らしてるんだから、これもハムバッカーと言えばそうですよね。

 

完全シングルコイルを求めるのであればOPBのようなタイプか、シンプルなJJタイプを片方だけで使うのがそれに該当しそう。

 

先日、「ジャズベのミックスサウンドに疑問を持つようになった」という旨の話をしましたが、このあたり、無関係ではないような気もしてくるところ。

 

ハムバッカーに違和感を覚えるのは実は必然だったのかもしれない?

そんなことが頭をよぎる次第です。

 

ハムバッカーが苦手な原因とは何か?

 

自分の中にある違和感の正体というのは、

 

『弦振動の拾いすぎ』

 

ここにあるのかと一つ想像してみた次第。 

 

ジャズベのように離れた位置の組み合わせによるミックスにせよ、スティングレイのような1PUの構成にせよ、その実用性も魅力も十分に分かっている一方、どうにも相性の悪いものを感じているのは先日も話した通り。

 

淀みのないサウンド、パンチ、レスポンスを求めるのであれば、最も該当しそうなのはジャズベのリアオンリーの状態が理想に近い。

 

JJミックス、ハムバッカーというのは、どうしても音が消失してしまう部分があるんじゃないかと感じるところ。

 

とは言え、シングルコイル一発だと弊害もあるのが現実。

ノイズ面におけるストレスがついてまわるのは辛い。

音の量感的にも物足りない面もあり、それ単体で完璧とはいきません。

 

シングルコイルサイズでもスプリット構造にしてしまえば解決なのか?

これも正直、何か違うんじゃないかと想像。

 

ノイズの問題がクリアできたとしても量感の問題は解決しない、シングルコイルサイズ一発だけでは踏み込めない領域がありそう。

 

ぎゅうぎゅう詰めの構造が苦しいなんて面もあるのかどうか、そこもちょっと気になるかなと。

 

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プレベはジャズベよりシングルコイルしてる?

 

ジャズベに対して湧いてきた疑問。

 

・PUを二つ使用するのは本当にシングルコイルと言えるのか?

・実は想像以上に幅広く弦振動を拾っているんじゃないのか?

・どうしても打ち消されてしまう部分があるのではないか? 

 

そんなことを考えていくと面白く思えるのがプレベのPU。

実は凄く素直な構造なのかと考えてしまうところ。

 

幅自体で言えばJJよりも大きなものではありますが、ポールピースの数が半分、シンプルなシングルコイルを二つ並べただけと見てみると、俄然、興味が湧いてきてしまいます。

 

実際、ジラウドのメビウスPBを弾くと分かりますが、プレベってとんでもなくレンジが広いんですよね。

 

超高域の伸びなど、ジャズベとは比較にならないぐらいのものまであります。

知らなきゃ絶対に伝わらない話ですが、でも本当、事実なんです。

 

その点だけを見ても未知な部分がまだまだ眠っていそうのがプレベ。

シングルコイル+ノイズレスを実現している数少ない存在とも言えるのかもしれません。

 

ローファイで荒々しいイメージが先行しているなど、実は研究がされていない、固定観念に潰されてしまっている面があるのかと感じもするかなと。

 

「ハイファイとかそんなのプレベじゃねぇ!」と言いたくなるのも分かりますが、今回の内容から気になる部分というのはPUそのものの方。

 

凄いポテンシャルを持っているにもかかわらず、それが理解されていないような、自分も全然分かってないような、多くの疑問が湧いてくる次第。

 

プレベPUの問題点

 

低音弦側と高音弦側でポジションが異なるという、ある意味、致命的とも言える問題を抱えているのがプレベタイプのPU。

 

1~2弦、3~4弦で音が違ってしまうのは完全に大ごと。

露骨にアンバランスになるようでは最悪。

 

そんなことないだろとツッコミもありそうですが、重大な問題なのは『他のPUとミックスが難しい』という点になります。

 

プレベ単体であれば、そこまでポジションの違いがあるわけではない為、特に差は感じないかもしれません。

 

しかし、PJ構造などになると話が一変。

 

異なる構造と出力のPUでしかも、低音弦側と高音弦側で異なるポジションでのミックスをするわけですから、それはそれは妙な音になってしまうことに。

 

ベースマガジンの付録CDなどを予備知識なし、ブラインドで聴くなんて遊びをやっていたことがありますが、「ん?これPJじゃね?」って違和感があるのは大体当たります。

 

それぐらい低音と高音でキャラクターが分かれちゃうんですよね。

 

そのあたりの解決に貢献するのがジラウドのアクティブバランサー、それかEMGあたりだったらまた話が違う可能性もありますが、いずれにせよ、2PUのミックスが難しいという大問題があるのがプレベタイプの弱点。

 

最適解になるかと思いきや、まったく完璧とは言いがたい面を抱えています。

 

プレベタイプ×2 PP構成の最悪例

 

前に所有していた2PUの5弦ベースが本当に酷かった思い出。

 

一見はハムバッカーかと思いきや、その中身はプレベのようなスプリット構造。

つまりはPP構成のものだったことが分かりました。

 

5弦でスプリット構造は大変です。

 

理解も配慮もない3:2の配置の恐ろしさと言ったらありません。

低音弦と高音弦とで別のPUを使用している事態になってしまいます。

 

実際、そのベースのカオスっぷりったらなかったですね。

 

3側の方が出力が高くレンジは狭い、2側の方は出力は弱いけどレンジが広いという、わけの分からない状態に混乱。

 

単体でも困惑するのにミックスするとさらに悲惨。

 

ああいうものを平気で出してしまうという、実際の出音、プレイヤーへの絶望的なまでの理解のなさに悲しくなってしまった次第。

 

そして多くの意味でプレベタイプのPUは扱いが難しいことも実感させられました。

 

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結局、理想のPUタイプって何なんだ?

 

『完全横並びのプレベタイプ?』

 

こんな気がするところですが、これまた前述した通り、ぎゅうぎゅう詰めのハムバッカー構造が良いのかどうかは何ともかんとも。

 

タッチに対して寛容な面もけっこう強く感じるので、個人的な好みから言えば、その点をもうちょっとピンポイントにできた方が面白くなりそうです。

 

ポールピースの感覚を狭めたり、それで効果があるのかも気になりますね。

プレベのPUは弦が通るセンター部が空きすぎという印象があるかなと。

 

と言いつつ、「小細工するぐらいならフェンダーまんまでええやんけ!」というのも歴史が証明している気がするので、考えたって無駄そうだと思うのも本音。

 

プレベ、ジャズベ、スティングレイ。

この三種があれば十分というのも否定できない事実。

 

バリエーションを増やすにしても、JJ二連のハムバッカー、そのシリーズとパラレルの切り替えをするだけでも選択肢の広がりは十分。

 

ただ、過去のものに満足しっぱなしになるのも面白くはないですよね。

特にPU位置の問題については、まだできることがあるように感じます。

 

まぁ、それが万人に合うかは微妙な可能性が高いし、そもそもレオ・フェンダーがベストな位置を見つけた結果が今日とも言えるのでしょう。

 

でも本当、プレイヤーのわがままをもうちょい乗せて何か変化を加えてみたいわけですね。

 

自分で何かやるとしたら、プレベタイプのPUでベストな位置を探っていくってことぐらいしかできなそうですが、何か凄いものを出す人が出てくることにも期待したいところ。

 

新たな製品を発表する場合、互換性がないという致命的な問題も発生してしまうのが痛すぎるけど、そのあたりを意に介さない狂人がいても楽しい。

 

僕の考えた最強のPU

 

フェンダー超えを果たす存在があったら良いですね~。

アンソニー・ジャクソンのように徹底的に自分に合ったPU位置を探すのも素敵に面白そうです。

 

www.pompombass.com

 

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