ベースの音作りとエフェクター・プリアンプ 目的と方向性を見失わないようにする

ベースの音作りとエフェクター等に対する疑問

 

 

 

ドラムマシンにエフェクターをかけてみる

 

まずは動画。

 

先日購入したKORGのKR miniにエフェクターをかけてみました。

歪み、コンプ、ブースターをZOOMのMS-60Bでまとめてかけています。

 

最初はそのまま、後からエフェクトON。

 

www.youtube.com

 

やってみるとなかなか面白いことになる印象。

ドラムの音そのままでは得られないサウンドが得られます。

 

ベースで考えてみる

  

ユニークなサウンドになる一方、これでずっと行きたいか、この音を鳴らして欲しいかは微妙なのも本音。

 

ひねりなくガツンとストレートに来てほしい中でこれを鳴らされたら、確実に首を傾げることになるでしょう。

 

と言うことは、それをベースでやるのもどうかって話になりそうなところ。

 

上手く使えば効果的なアプローチになるのは間違いないだろうけど、そればかりを狙うのはちと辛いかなと。

 

特にベースの場合、どうしても立ち上がりが遅くなりがちだったり、アタックや音程感にも悩まされやすいもの。

 

カチッと揃ったドラムマシンの音だからリズムも分かりやすく聴こえますが、キレよく弾くのが難しいのがベースという楽器の宿命。

 

発音が曖昧、微妙なタッチやピッキングでこのエフェクトをかけるとなると、まず間違いなく音が埋もれて団子になってしまうはず。

 

エフェクターをかけることでかえって理想から離れてしまうのではいただけない。

 

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狙う音作りは面白い効果音作りなのか?

 

ドラムマシンにエフェクターを通して語るとか悪ふざけか屁理屈、論点がズレすぎててお話にならないというものかもしれません。

 

しかし、あながち否定できない面もあるんじゃないかと。

 

「もっとアタックをはっきり出したい!」

「もっと音抜けを良くしたい!」

「もっと音質を向上させたい!」

 

こういった目的を持っているにもかかわらず、前述のドラムのような音作りをしたり、目的に合わない機材を使おうとするのは、誰がどう考えても疑問を抱く姿勢でしょう。

 

理想、希望とは正反対の音像がぼやけるセッティング、違和感バリバリの音作り。

これでは明らかに矛盾が発生してしまっています。

 

変わった音色作りや、派手な音作りなどばかりを求めていると、望んだ結果からは程遠い事態になりがち。

 

・音をはっきりさせたいのに必死に潰す

・音を前に出したいのに奥にひっこめる

・直球の迫力を求めているのに変化球にする

・シリアスでソリッドにしたいのにコミカルでブヨブヨに

 

これじゃまずいですよね。

 

試行錯誤して苦悩するのは悪いことじゃないけれど、意味もなくスタート地点や立ち位置を複雑化、道をわざわざ迷路にする必要があるのだろうかと首を傾げます。

 

エフェクターは悪じゃないけど絶対でも万能でもない

 

エフェクターを使うのが悪いということじゃないのは言うまでもなし。

実際、面白いことになるし、効果的に使えればこんなに有効なものはありません。

 

よろしくないのはやはり、目的にまったく合致していないことでしょう。

 

あるものはついつい使いたくなるし、常に新しいものが欲しくなるのは分かります。

独自性のあるサウンドを求める気持ちもすごく理解できる。

 

しかし、通さないと気が済まない、不安になるなんて状態になってしまうのは、疑問が湧く次第。

 

それでより良い結果が得られるならいいけど、無駄な遠回り、不要そのもの、根拠不在の依存になっていたなんて結果では虚しいだけ。

 

ベースという楽器の好きな部分、美味しいところ、狙うポイント。

それをどう上手く増幅するか?強調するか?

またはまったく別のものに変化させたいのか?

 

このあたりがごちゃごちゃしていると大体は迷走。

問題解決を目指して足し算と掛け算ばかりしていると、さらに悲惨な事になるのがお約束。

 

美味しい要素を凝縮、理想のサウンドを作ったはずが、

 

「電子音の出来上がり」

 

これじゃあまりに寂しい。

 

気持ち的になかなか難しいですが、

 

『使わない』

 

この決断をするのも大事。

結果、エフェクターもより活きてくることになるはず。

 

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アンプ直・パッシブが良いという話ではない

 

エフェクターの存在を否定しているわけではないのは繰り返し言っておきたいところ。 

表面的な言葉や先入観から極端に振れてしまうのはいかがなものかと強く思う次第。

 

その意味ではアンプ直だから良いわけでないし、パッシブだから最高なんてこともない。

 

状況によっては悲惨なことになるのがパッシブの現実。

削りに削られ、痩せこけた使えない音にもなるから恐ろしい。

 

それだったら素直にバッファでも通すか、プリアンプを効果的に使用した方が理にかなってるでしょう。

 

パッシブに過度な幻想を抱く必要もなければ、アクティブを否定する道理もなし。

 

不要な部分は抑えて、必要なポイントは破綻しないレベルで増幅。

つまらない考え方のようだけど、まずはこれが基本だと考えます。

 

音色だけではなく解像度も意識する

 

楽器選びもセッティングも難しい中で意識しておきたいのはこれ。

 

『根本的な解像度』

 

高域がうるさく出ていれば解像度が高いということではありません。

 

このあたりの判断は難しいですが、単に周波数的な問題ではない音の飛び方や抜け方というものが存在すると感じます。

 

音色ばかりに気を取られ根本の部分、芯がおろそかになると、大体は使えない音になると痛感。

 

「良い筆と絵の具が手に入った!」と喜ぶのはいいですが、それでいざ出来上がる絵がグッチャグチャのボワボワでは意味がない。

 

そういう絵が書きたいということならともかく、よりくっきりはっきりとした方向性、分かりやすい迫力、リアルな説得力を求めているのに、やってることが滅茶苦茶な落書きでは意味不明。

 

写真なんかでもそうでしょうね。

 

鮮明で詳細な写真を撮りたいのにピントがあやふや、ぼけまくるように加工、元の力強さや美しさからは程遠い別のものにしてしまうという、それじゃ何をやりたいのか分からない。

 

解像度が超高いほど良いというわけではありませんが、劣化とピンボケした音に悩み、苦労している人が多いように感じます。

 

と言うか、自分がまさにそうでしたね。

 

あれこれやろうとしてもまったく上手くいかない。

機材の方ばかり気にしたり、 セッティングで悩み続けたり、そんな繰り返し。

 

今考えれば、そうなって当然のことばかりやっていたり、何も分からず勝手に迷いまくっていただけだと分かりますが、その理解に至るまでには結構な時間がかかってしまいました。

 

そういった気持ち悪さや違和感を抱えたまま、

 

「これが俺のスタイル」

 

なんて都合よく変換するのはまず間違いなく役に立たない。

 

意図的に狙って崩すのではなく、機材に任せ流されて無理に自分を納得させるんじゃ、悲しい結果に終わるだけ。

 

いつまで経っても解決の糸口が見い出せないことにもなりかねません。

 

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必要なものを増幅・凝縮・鍛えていく

 

どうにもお堅いような、説教臭いような、そんな流れになってしまう話。

遊びもあってこそのエレクトリックベースだと思うのは以前にも話した通り。

 

一方、音作りの選択肢が多すぎて持て余したり、情報過多で肝心の部分が見えなくなってしまうという、そんな問題があるのも現実。

 

あれこれ並べたり操作で悩むより、誰かが使っている機材やセッティングを参考にしたり集めたりしようとするより、必要な部分をなるべく凝縮していくようにした方が正解に近付けると感じる次第。

 

「地味な音へ逃げるの嫌だ!」と考えたくなるのも分かるんだけど、その発想をちょっと変えて、シンプルに美味しい部分をまとめてみようとするのも悪いことではありません。

 

変な例えのようですが、ガリッガリで貧弱な小僧、運動不足で脂ぎったおっさんが武器を持った瞬間、超偉そうに高圧的になるとか、誰がどう考えたって嫌悪を覚えますよね。

 

それと同じだとは言わないまでも、強力な武器集めに夢中になったり、その強化ばかりを意識、求め続けるには限界がある。

 

なくても済むならそれに越したことはない。

元々が強靭で勝負もできるならそれを堂々と武器にすべき。

 

その上でよりブッ飛びたい、実現したいことがあるなら、遠慮なく道具を使えばよし。

または、最初から変化球勝負で行きたいなら、それを遠慮なく磨いていくべき。

 

問題は直球勝負したいのに完全に道を逸れてしまっていること。

剛速球のつもりが相手に届かせることすらできていない状態。

使っている道具、集めている道具が検討違いで効果を発揮できていない事態。

 

「今使っている道具は本当に必要な物なのか?」

「この使い方をしていて効果を発揮するのか?」

「そもそも何をしたいんだ?」

 

これを冷静に現実的に捉えていきたいところ。

 

とまぁ、これじゃやっぱりお堅いんで、

 

音の筋トレや!

もっと鍛えたる!

 

ぐらいに考え、分かりやすくマッチョを目指してみるのも面白い。

 

そこでドーピングに依存したり不安を抱えるのではなく、強くすべきものをしっかり把握。

それを鍛え上げていけば、以前とは異なる自信と実力を絶対手に入れることができるはず。

 

『悩んだら音に筋肉をつける』

 

意味不明なようですが、一つの真理ではないかと。

 

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