Jiraud Black Cloud 5 Limited 1 Humbucker Custom (7)

Jiraud Black Cloud 5 Limited 1PU Custom (7)

 

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コントロール系について

 

ボリュームとトーンだけというこのベース。

シンプルすぎて逆に解説するのを忘れていました。

 

トーンについてはボリュームノブのプルアップでスルーも可能。

操作するのは1ボリュームだけと考えることもできます。

 

で、まぁ、ボリュームも積極的に使うなんてことはない為、実質、ほぼジャック直結状態と言っても過言ではありません。

 

ツマミを触る必要がほとんどない潔い仕様でしょう。

ジラウドのネオパッシブは本当に素晴らしいものです。

 

ジャック直結=音痩せがない?

 

完全パッシブでジャックに直結という方法。

まさにシンプルの極みであり、余計なものが何もない仕様だと思われそうなところ。

 

一方、音痩せがまったくないかどうかと言うと、それはかなり疑問。

ローインピーダンスで出力するわけではない為、実は抵抗をもろに受けることになるだろうと自分は考えています。

 

また、アンプの入力インピーダンスが低い場合などにも、この方法はかなり問題ありだと認識している次第。

 

このあたりについてはこの動画を見てもらうのが早いですね。

PUからジャックに直結したパッシブのジャズベース。

それを入力インピーダンスを低く設定したアンプに通しています。

後で入れることになるバッファによる影響を多大に受けているのを確認できます。

 

www.youtube.com

 

言うまでもなく、後者がバッファ通過後の音。

パッシブからそのまま出力、後にローインピーダンス出力にしている状態。

 

安いPUによる高域の癖。

低弦高かつジャリジャリするように弾いたタッチ。

それがはっきり表れているのは前者か後者かどちらか?

 

これも言うまでもないでしょう。

 

インピーダンスの処理はオカルトでも何でもない

 

どんなにベース本体から余計なものを減らそうと、インピーダンスのアンマッチングを起こしていれば音は痩せてしまいます。

 

パッシブ&直結で誤魔化しがないどころか、ロスしまくりなわけですね。

 

参考までにこの動画で使用したシステムを言うと、

 

・超高性能なフルディスクリートプリアンプJFDT-HA

・パワーアンプはPA用であるART SLA2

・スピーカーはバグエンドの同軸15インチのフルレンジ

・ジラウドオリジナルの高品質ケーブル

 

定価で言えば、軽く30万円を超える組み合わせです。

それでもインピーダンスの選択を誤った場合、こういうことになってしまうのが現実。

 

ま~ほんと、インピーダンスの問題を放置するのはいただけない話ですね。

宗教だのオカルトだの、そんなめちゃくちゃ認識があるかとツッコミたいところ。

 

インピーダンスを無視して高級ケーブルだのトゥルーバイパスだのにこだわる意味って何なんだと疑問が湧きます。

 

Jiraud Neo Passive

 

ちと前振りが長くなったようですが、でも本当、インピーダンスの話は重要です。

このブログでもしつこくそれについて話してきました。

 

このベースには『アクセラレータ』というジラウドオリジナルのバッファが搭載されていまして、これを通すことでローインピーダンス出力を可能にしています。

 

長いケーブルを使った際の音痩せのリスクが減少される、アンプ側の入力インピーダンスに左右されづらくなるという、そういった恩恵を得られるわけですね。

 

唯一の懸念事項としては、ローインピーダンス上ではパッシブトーンが美味しく働いてくれないという問題がありますが、そこはさすがジラウド、しっかり美味しく考えられています。

 

・PUからの信号を超ストレートに出力するか?

・パッシブならではの甘く太いニュアンスも加えるか?

 

それを両立・選択できるのがネオパッシブの素晴らしさ。

 

パッシブトーンが欲しい場合、PUからアクセラレータに入る前にスイッチングでパッシブトーンを通し、そこからアクセラレータに送るという合理的な設計。

 

こうすることにより、甘く太いサウンドにセッティングしながらも、確実にローインピーダンスで出力することが可能になります。

 

話していることは複雑かもしれません。

でも弾いてみればその扱いやすさに驚かされるでしょう。

逆になんの心配も手間もなくなると言ってよい。

 

長々語ってますが、

 

「ケーブルよし!」

 

「以上!」

 

これで終わらせやすくなるのがネオパッシブの魅力。

 

ジャック直結派、アンプ直結派、シンプルイズベストな方向が好きであるなら、これ以上の仕様は存在しないんじゃないかと。

 

やっぱりシンプルっていい

 

前回、改造に関する様々な妄想を語りましたが、悩む理由についてさらに本音を言うならば、『このシンプルさが堪らない!』と感じているのも正直な話。

 

あれこれ考えるのが面倒になった時にこういう仕様のベースを弾くと、なんだか凄く楽しかったりしますよね。

 

・何も触る必要ない

・ただ弾けばいいだけ

 

この純粋さって堪らなく魅力的。

メインにせずともそういうベースが一本あるだけで目が覚めます。

 

今後の仕様についてまだまだ迷いがあるベースですが、やはり、ネオパッシブのその威力と魅力には惹かれてしまいますね。

 

メインのベースがかなり複雑な仕様である分、このベースにはそのままでいてほしいと思うところでもあったり。

 

いやほんと、悩ましい贅沢な楽器です。

 

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