Jiraud Black Cloud 5 Limited 1 Humbucker Custom (3)

Jiraud Black Cloud 5 Limited 1PU Custom (3)

 

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5弦用ハムバッカー JHB-05

 

今ではもう慣れましたが、ジラウドがハムバッカーを作ると聞いた当初は耳を疑うような気分ですらあったかもしれません。

 

優れた高域特性を持っているハムバッカーというのは存在しないものだと勝手に思ってましたし、ジラウドの楽器に搭載されている姿もまったくイメージできませんでした。

 

・無駄に高出力

・癖が強い

・抜けてこない

 

こういう方向でしか想像できなかった為、ジラウドと言えどそんな良いものが作れるのかと半信半疑だったのが正直な話。

 

それぐらいベース用のハムバッカーには偏見があったものです。

 

シリーズ or パラレル

 

ギターでもお馴染みであるサウンドバリエーションを広げる方法。

これもジラウドでは絶対にやらないと考えていた次第。

 

ところがま~、びっくり。

まさかPU自体にスイッチを取り付けてしまうとは思いませんでした。

なるほど、これなら音痩せ対策も万全になるのかと納得。

 

直列と並列の切り替えにより音が変わるのは良いですが、それによって配線を引き回すのはどうなのかと疑問が湧くのが従来の話。

 

PUに最短でバッファを通す『直下型』なんて仕様もあったジラウド。

微弱な信号をいかにロスせず確実に届けるか?

それを強く意識していることは明らかでしょう。

 

それを考えれば、並列と直列の切り替え機能なんて付けるわけがないし、実際、まったくと言っていいほど存在していなかったと記憶しています。

 

しかし、そんなユーザーの懸念や固定観念など吹き飛ばし、「こんな方法で攻めてくるか!」とニヤリとさせられるから面白い。

 

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ハイファイ or 図太いサウンド

 

ジラウドのシングルコイルPUをそのままハムバッカーにしたのがJHB。

ということは当然、パラレルにすれば物凄いレンジの広いサウンドを得られます。

 

自分みたくハムに対する偏見を持っていた人間であるほど、実際に音を聴くとショックを受けるでしょうね。

パラレル時にJFDTのスラップモードなどでブーストしたサウンドはまさに驚異的。

 

ハムはレンジが狭い、抜けてこない、反応が悪い。

こういったイメージを根底から覆してくれます。

 

で、シリーズにした場合はそれがなくなってしまうのかと言うと、これが意外とそうでもなかったりするから面白い。

ベースらしく図太くも抜けてくるという、なんとも美味しいことになるからずるい。

 

もちろん、超高域まで癖もなく綺麗に伸びてくれるとまではいきませんが、それでも十分にレンジが広く、無理にハイを足すような必要を感じない仕上りです。

 

これについては、同社のバッファである『アクセラレータ』の存在が非常に大きいのではないかと認識しています。

 

ベースやギターのバッファと言うと、入力インピーダンスは1MΩあれば十分と考えられていそうなところ、このアクセラレータの入力は3.2MΩ。

PUを直列に切り替えて抵抗値がぐんと上がったとしても、それをしっかり受け止めてくれるわけですね。

 

高出力でブッとい音にもかかわらず、実に表情豊か、ダイナミクス豊かに再生してくれるのが本当に素晴らしい。

 

ワイドレンジでクリーンなサウンドか?

より腰の座ったパンチのあるサウンドか?

 

それを音痩せなく手元で簡単に切り替え可能なのは見事としか言いようがない。

実は単純な構造、シンプルな発想なのかもしれないけど、それをちゃんと実用的に仕上げてくれるのがジラウドの素晴らしさ。

 

「ジラウドのハム?えっ?」

 

こんな疑いをいとも簡単にブッ飛ばしてくれたことに感動。

流石としか言いようがありませんでした。

 

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