Jiraud Black Cloud 5 Limited 1 Humbucker Custom (2)

Jiraud Black Cloud 5 Limited 1PU Custom (2)

 

メインベースとの共通項

 

まずこちら。

現在のメインベースであるJJのブラッククラウド。

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そして今回の本題である1ハムバージョン。

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当然のことながら、楽器本体的にはほぼ同じ仕様です。

 

ホンジュラスマホガニーのボディに1cm厚のシャム柿。

メイプルネックで21フレット、指板もシャム柿。

プリッジもペグも色が違うだけで、重量もほぼ同等。

 

ハンドメイドならではということか、微妙にシェイプが異なっているところもありますが、見た目にはバージョン違いぐらいの差しかないでしょう。

 

姉妹機と言うべきこの2本。

明確に違うのはPUとコントロール周りぐらいかな?

持ち替えの際のバランスの差などはほとんど気になりません。

 

音は別物

 

「PUが違うんだからそりゃそうだろ!」

 

なんてツッコミが入りそうですが、生音レベルで違う楽器だと自分は認識してる次第。

 

本当に不思議な話、このベースにはこのベース固有のサウンドがあるんですよね。

個体差と言えばそれまでだけど、それだけでは済まない要素が存在してそうなのが興味深いポイント。

 

大きな違いと言えばそのPUになりますが、実はもう、その存在自体が生音にも影響を与えているのかなと推測します。

ザグリ位置なのか磁力なのか、もしかしたら、それが強力に影響している可能性があるのかもしれません。

 

磁力の強力なPUを弦に近付けると分かりますが、サスティーンに影響が出てしまったり、ピッチにも影響が出てしまったり、そんな弊害も起こるのがマグネットPUを使用した弦楽器の世界。

 

弦振動そのものに干渉すると考えれば、磁力が強いほど近いほど、音への影響が出ることは必然なのかなと。

であるならば、PUの特製が生音に影響するのは分かる話ですし、同じシェイプ・スペックで作っても違いが出るのも理解できる話。

 

そして勿論、ザグリによって生音の傾向が変わってしまうこともあるはずですし、これは分かりやすい要素なんじゃないかと思います。

 

乱暴に言うならば、ホロウ構造。

穴を開ける場所によって音が変わるのは不思議ではない。

しかも5弦ベースでPUはハムバッカー。

当然ながらかなり大きなスペースが作られます。

 

まったく関係ないと断ずるにはちょっと無理がありますよね。

 

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木も違うしエージングも異なる

 

ほぼ同じスペックとは言ったものの、それでまったく同じ音になるかと問われたら、答えはノー。

やはり、別物になるものなんだと実感しています。

 

この2本の場合、ネックの違いなんかは露骨ですね。

 

メインの方はちょくちょく調整する必要があるのですが、ハムの方は超強力でメンテ要らず。

トラスロッドがゆるゆるで逆に困ってしまうというぐらい、とにかく頑丈です。

張力に対してへこたれる様子が皆無。

 

「何でこんな違うの!?」

 

って自分でツッコミたくなります。

 

一方、メインの方が圧倒的に弾いている時間が長い為、遥かにこなれている感じがありますね。

色についてもそうですが、長く弾かれよく磨かれている分、エージング具合にかなり差が存在するかなと。

 

ハムの方が太く重心の低い音がしそうなイメージをしそうなところ、太く重いのは圧倒的にJJの方であるという印象。

 

これも非常に面白い話ですね。

 

思いこみで済むならどんなに楽か

 

「そんなの思いこみだ!」

 

こう切り捨てるのは簡単ですが、現実、ネックの動き方がまったく違ったり、生音でもアンプでも音の違いがある両者。

まったくもって楽器の世界というのは摩訶不思議であり、同じ個体というものは存在しないのだと痛感させられます。

 

恐らく、PUもプリも同じ仕様にしたところで違う音がするでしょうね。

高い確率で同じ出音にはならないだろうと想像します。

その個体の特有の音が存在する。

 

だからと言って、同仕様で完璧なものを追い求めるなんて病的なことはやりません。

 

『ワン・オブ・サウザンド』

 

シティハンターのあれを探し求めるとか、自分には無理です。

ってかそもそも、このベースは一本しかないんだから、探しようがない。

 

そう考えるとまぁ、器用さを求めるとか、メインの方との違和感を薄くする方向を目指すとか、そんなことをするのは面白くない気がしてくるところ。

 

もう徹底的に『このベースならでは』を追及すべきなんでしょうね。

1PUでほぼパッシブという仕様を考えてみてもそうだし、潔く行くべきだなと。

 

いや本当、こうして言葉にして分析すると面白いですね。

続きが楽しみです。

 

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