音楽学校志望の高校生の話 根拠なくとも自信は必要 陰気よりは元気な方が良い 

音楽学校志望の学生とのセッション

 

2009年に某所で書いてた記事をリライト。

こんなことあったな~、という話を今回はしたいと思います。

 

高校生ドラマーとポング

 

先日、友人の付き合いで軽くセッション、音楽学校志望の高校生のドラマーと演奏する機会があったのですが、これがちょっと参ってしまいました。

 

向こうから希望してきたセッションなのにほぼ会話にならず。

意思の疎通もとれないのが辛い。

正直、一緒にいて結構しんどかったですね。

申し訳ないけどイラついてしまうところがあったかなと。

 

その時のやり取りを簡単にまとめるとこんな感じ。

 

ポ「いつもどんな音楽を聴いてる?」 

高「・・何でも聴きます・・・」 

 

ポ「うん、じゃあその中でも好きなジャンルとかは?」 

高「・・・・・・・・」 

 

ポ「・・バンドとかプレイヤーだと誰が好き?」

高「・・・いや・・特に・・・」 

 

ポ「・・・いつからドラム始めたの?」 

高「小4です。」 

ポ「小4!そりゃ早ぇな!!」

 

ポ「今までどんなのコピーしてきた?」 

高「・・コピーはあまりしてません・・・」

 

ポ「・・・バンドをやった事は?」 

高「・・吹奏楽はやりましたが、バンドをやった事はありません・・・」 

 

ポ「・・・・・ライブを観に行った事は?」 

高「・・・ほとんどありません・・・・」 

 

ポ「・・・・・・・」

高「・・・・・・・・・・・」

 

と、こんな感じだった次第。

 

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シャイで済ますにはちょっと厳しい

 

難しい年頃と考えれば分かりますし、自分もコミュ障系の人間である為、会話を弾ませるのが苦手な気持ちは理解できるつもりです。

 

一回り近く上の人間と初対面なわけですから萎縮しちゃうのも不思議ではない。

礼儀がどうだ人付き合いとは云々、グチグチ言う気もありません。

と言うか、それができない方の人間だからべつに気にしない。

 

困ったのは音楽に関する会話にもほとんど乗ってこないこと。

そこですらコミュニケーションを取れないのが辛かった。

 

逆にこっちが気を使ってしまったような、悪いことをしてしまったような、かなり微妙な気分と雰囲気だったなと。

 

ちと不謹慎なようですがそれだったら、

 

「好きなジャンル!?」

「ロックですよ!ロック!!」

「ポップとかジャズなんてクソです!!」

 

こういうぐらいの奴の方が分かりやすいですよね。

たとえ下手くそだったとしても実にいさぎよい。

ノリ一発で楽しく演奏もできたかもしれません。

 

陰気よりは元気な方が良い

 

来年から専門学校に通うらしいこの彼。

そこで本格的に修行を始めるとのこと。

是非、良い指導者や仲間達にめぐり合って自信を付けて欲しいですね。

 

別に声が小さくても無愛想でもなんでもかまいません。

そんなもん勝手に変わってくるか無理にすぐ変える必要もない。

何年行くのかは分からないけどひたすら音楽に打ち込んでみてほしい。

 

・好きなバンドもプレイヤーもジャンルもない 

・ライブを観に行った事がない 

・バンドもやった事がない 

・ほとんどコピーをした事もない 

・でもドラムは7年以上やってる 

・でも何が好きかはよく分からない

 

こんなあまりに無関心、矛盾した感じで寂しいことを言うのはこれっきりにした方が良い。

 

「内に秘めた闘志」なんて言うとちょっとくさいようですが、でも大切なこと。

そういうものが1mmも感じられなかったのが一番残念だったポイント。

 

下手でもいいしミスしてもいい。

学生に器用に上手いことなんか求めても仕方ありません。

 

おっさんが羨むような情熱、勢い、純粋さってのを見せつけてくれればたぶん、それだけでめちゃくちゃ魅力的。

 

変に行儀よくかしこまってるより、その方が大人も力を貸してくれるようになるはず。

 

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学生に上手い事なんか求めてない

 

これ、まんま自分が恩師に言われた話なのが面白い。 

 

「お前らに御上手は求めてない」

「弦をなでるのをやめろ」  

「綺麗に弾いても何にも面白くない」 

「下手なんだからせめて元気に楽しく弾けよ」

 

何度言われたか怒られたか思い出してしまいました。

今だからこそ、その気持ちも意味も分かりますね。

なるほどとしか言いようがありません。

 

「賢く無難に上手に」とかそんなことを教えたがる人間はいない。

そうなれたとしても誰が若手にそれを求めるのかなって。

勢いよく思いっきり失敗するぐらいの方が単純に面白い。

 

見るからに根暗で本当にそのまんまであっても内側に狂気を感じたり、危険なまでの情熱を感じられたりする方がやっぱり惹かれます。

 

好きを持つべき 自信も持つべき

 

人には性格、相性があるのは当然のこと。

どうやっても陰気なのを隠せない、克服できない人がいても不思議ではない。

 

繰り返すようですが自分自身、間違いなくそういうタイプ。

飲み会とかそういう付き合いも嫌いな方。

コミュ障で暗いオタクとかの気持ちは分かります。

 

ただ、そういうオタクだったりするのであればこそ、

 

「これが好きだ!」

 

と堂々とした何かを持っているべきだし、それを相手にも伝えられるべきなんじゃないかとは考えます。

 

痛くて結構、気持ち悪くて結構、近寄りがたくて結構。

されどその好きなものに対しては一目置くに値する存在であれば全然違う。

同じ『暗い』にしてもそういう方が良いんじゃないかなって。

 

この時の彼がどういう人間だったのか?

それをたった一度で判断するのも安易で危険な話。

しかし、その一期一会を大切にしなければいけないのも人の世の中、現実というもの。

 

「これが好き!」が伝わってくる、伝えられると強いですよね。

器用に上手いってぐらいでは、なかなか実現できないことではないかと痛感します。

 

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感情は人を動かす

 

うざいお説教をしてるようですが、これがそのまま自分にも突き刺さってしまうから恐ろしい話。

高校生ドラマーの彼の気持ちも態度も分かる、自分もやってただけに良い勉強になった経験でした。

 

反面教師と言うのも言葉が悪いようだけど、やっちゃいけないこと、やるべきではないことがあるんですね。

根性論も精神論も嫌いだけど、何も伝えられない、魅力がないよりは、滅茶苦茶でもなんでも相手にぶつけられる方が良い。

 

根拠なんてなくてもいい。

むしろ要らないぐらい。

何でもいいから一つぐらいは自信を持っておく。

それを痛切に感じる次第。

 

その意味では自分はベースが好きな自信があります。

それを一生楽しめる遊べる自信もあります。

20年以上弾いてきたけどまだまだこれからが遊びの本番。

 

もっともっと遊べるようテキトーになりたいですね。

 

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