ベース弦とライトゲージ 音が細くなるとは限らない面白さ

ライトゲージのベース弦

 

「そのメリットは?」

 

と尋ねられると、それがそのままデメリットにもなるのが面白いところ。

張りを強くしたいのか緩くしたいのか、そこだけ考えてみても人によって賛否が分かれてしまいます。

 

正直な話、

 

「好みによる!」

 

としか言いようがない。

 

その特性がメリットになるかデメリットになるか?

色々試してみて自分で決めるしかありません。

 

ライトゲージは音が細い?

 

・音が細くなる

・腰がなくなる

・ベースらしくない

 

恐らく高い確率でこんなイメージを抱く人が多いんじゃないかと想像。

ライトゲージはテクニカル系の人間が使うものだと考えるのも珍しくはないはず。

 

ところがこれ、一概には言えない面があると感じます。

 

例えばの話、弦を細くすることで音程感が良くなったとしましょう。

それによって音作りがスッキリ、バンドの中での通りも良くなり、逆に太く聴こえるようになることがあるかもしれません。

 

実際、故・青木智仁さんが使用していた5弦のセミフラットワウンドはちょっと変わってました。

 

【45、65、85、105】とここまでは普通。

 

でもローBは120。

 

張りが緩くなりがちなローB、それをさらに太くして解決を図るのではなく、あえて逆に細くするという、その選択が非常に印象的でした。

 

ATELIER Z MBS-5300TA

ATELIER Z MBS-5300TA

 

他にも例えば、レギュラーゲージやヘヴィゲージだとタッチが負けてしまうなんて場合、ライトゲージの方が楽に自然に弾けるなんてことも考えられそうです。

その方が結果的に弦をよく鳴らすことができるという、そういう方向で見るのも面白いわけですね。

 

チューニングを下げてみたらダークでヘヴィな雰囲気になるなんてことがあるように、張りが強いことを良しとするのとは異なる世界も存在している。

 

35インチなどのスーパーロングスケールにしても、高音弦側の張りがやたら強くなってしまったり、いまいち馴染みのないピンと来ない響きだったり、そういう場合もあるから難しい。

そこでライトゲージにしてみるとまた新鮮な響きを得られたり、かえってバランス良く整う可能性がある

 

これは本当、やってみないと分かりませんね。

自分の楽器、タッチとスタイルで総合的に判断するしかない。

 

好きなのはRichard Cocco

 

このブログで何度か紹介しているように、自分のお気に入りはリチャード・ココのベース弦。 

バランスが良く超寿命、独特の弾力があり、それが劣化してきても保てるという、なかなか希有な存在ではないかと。

 

強烈な個性を求めるのであれば物足りない可能性もありますが、様々な要素をトータルで考えていくと、この弦が最も自分に合っていると判断した次第。

 

ただ、全弦をライトゲージにするというのは、自分にはちょっと合わない面があったのが正直な話。

ネックを安定させる意味でも、ゲージはころころ変えたくないところ。

 

で、出した結論は【45、65、85、105】はレギュラーのまま、

 

ローBは125。

 

これがベストかなという印象。

 

130だと何かが違う。

テーパーにすると余計にピンと来なくなるし、駒の調整も面倒。

120にすると全部ライトのセットになってしまう。

 

ということで【45、65、85、105、125】のセットが一番馴染み、良い感じに落ち着いた次第。

 

ずっとステンレスを使用していたのですが、最近、ニッケルも良いことにあらためて気付きました。

これもやはり、実際に試してみて好みで決めるのが大事。

リチャード・ココの場合、弾きこんでからが本番みたいな部分もあるので、じっくりと付き合ってみることをおすすめします。

 

R COCCO RC5C N BASS 5-STRINGS

R COCCO RC5C N BASS 5-STRINGS

 

弦をライトにしたらゆるゆるで音も細くなるかと言うと、意外とそうでもない場合があるから奥が深い。

むしろ、自分のタッチとスタイルにばっちりハマる可能性だって有り得ます。

 

ローBに限らず、新鮮な発見があって面白いですよ。

 

www.pompombass.com

 

www.pompombass.com

 

www.pompombass.com

 

 

【ブログカテゴリー】