ベースと速弾き (12) 痛みは放置せず休む・脳の使い方も考える

怪我や痛みは勲章でもなんでもない

 

・いくら弾いても疲れを感じない

・とにかく弾きたくて仕方がない

・上達が手に取るように分かる

 

こんな状態であれば長時間弾き続けるのも悪くありません。

『ノッてる状態』とでも言いますかね?

やってて楽しいなら好きなだけ続けるのが吉。

 

一方、気を付けた方がいいのは、

 

・明らかな疲労と痛みがある

・いくらやっても違和感しかない

・義務と習慣だから我慢してやる

 

こういう状況ではないかと。

 

やっててつまらないことを長時間ダラダラ続けるって辛いです。

明らかに体も心もおかしくなってるのに、「休むのが怖い・・!」と脅迫観念みたいな何かを持つのもよろしくない。

 

努力するのは良いことだけど、まぁ、人間には限界ってものがあります。

それを超越した人種はまた別の存在。

日に30時間練習したいとか、そんな夢を見ても意味がないでしょう。

 

無理と無茶ばかりやってれば当然、体を壊します。

 

長時間の練習自体が目的じゃ意味がない

 

「一日8時間練習しろ!」

 

なんて得意げに語るオッサンとかもいそうなこの世の中。

 

これ、何なんでしょうね~?

 

誰が言い始めたのか知りませんが、この無責任の押し付けと基準みたいなやつって結構な謎です。

実際、それぐらい弾くこともありますし、それを意識して練習してた時期なんかもあります。

 

しかしですね。

 

「よし!8時間達成!」

 

この結果だけを得てもなんの意味があるのか、冷静に考えると虚しくなるのが正直な話。

ただ長くやってりゃいいみたいな方向にすり替わってしまうと、目的を見失って完全に本末転倒。

 

世の中にはもっと弾く人だっているだろうし、仕事で一日中弾くなんて人も当たり前に存在するでしょう。

でもそれというのは長く弾くことを目的にしてるわけではなく、ただの結果としてそうなってるだけだと思うんですよね。

 

義務化した長時間の練習。

それ自体を悪いことだとまでは断じませんが、目的も意志もなく続けるのには疑問が湧きます。

 

本当に悲しい話、単なるスケール練習を続けていたって、『スケール練習が上手くなるだけ』だったりするから恐ろしい。

練習が上手くなるだけ、しかも指のウォーミングアップが上手くなるだけという、この結果は残酷としか言いようがありません。

 

寿司職人を目指しているのにひたすら皿洗いだけ5年間やってたとか、何も見ようとも考えようともしなかったとか、それでどんな結果になるかなんて想像したくもないかなと。

 

演奏を日常化するのが大切なことであると認識している一方、刺激も新鮮さも失い、退屈な惰性になってしまうのは避けたいですね。

 

練習感丸出しな速弾きって不思議と魅力もない印象。

 

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休んでもいい練習をする

 

具体的に何なのかと問われたら曖昧な答えしか返せませんが、一つ思うに、

 

『脳に記憶させる』

 

これが凄く大事なのかなと感じる次第。

 

何でしょうね~? 音楽学校の副科でピアノを習ったり、大人になってからピアノ教室に行ったりしたこともある身ですが、びっくりするぐらい忘れてます。

 

ほんと、なんにも覚えてないんですよ。

どうでもいいこと、興味のないこととして処理されてしまったのか、脳が記憶してないゆえに体の動きも忘れてしまったという、そういうことなのかと推測します。

 

一方、日常生活で言えば自転車なんかについて言えば、乗れなかった初期の頃の方がもはや分かりませんし、完全に『自転車に乗れる体と脳』が出来上がっている。

 

ベースも同じく、ちょっと休んだ程度じゃ指が動かなくなるなんてことはないし、技術が一気に失われてしまうなんてことも自分にはありません。

まぁ、曲を忘れるってのは普通にあったりしますが、根本的なスピードが落ちるとかそういうことはないかなと。

 

(1)の方でも話した通り、速く弾くのをやめたら前より速く弾けるようになったなんてこともあったり、本当に面白いですね。

 

むやみやたらではなく効率を意識しだしたこともあるし、別のところに意識を向けることで逆に情報が整理されてスッキリしたなんて面もありそうだったり、人間というのは不思議なもの。

 

後は単純な話、ボロボロだった体が休息を取ることで回復したというのもあるんでしょうね。

軽い筋肉痛程度で済む話なら良いですが、すじ・腱を痛めるのは笑えません。

詰め込み練習でしかも長時間となると、怪我をするリスクが一気に上がるから厄介。

 

速弾きとかが好きな人の場合、高確率で練習熱心だと思いますから、これは本当に真面目な話、怪我や痛みには気を付けた方が良いと声を大にしたいところ。

 

遊ぶ時は遊べ

 

恩師によく言われたものですが、今になってその意味が分かりますね。

 

・頭の中がぐっちゃぐちゃでギリギリ

・体もパンパンで痛みとコリに苦しむのが常

・楽器も音楽も嫌いになりそう

 

こんな傾向があったら素直に休息を取ることをおすすめします。

 

ベースってハードな楽器です。

体も心も壊しながら弾くにはしんどすぎます。

 

伝説的な意味でジャコの生涯に憧れや幻想を抱く人もいるかと想像しますが、ジャコが良かったのって若くて体も強い時期だったと自分は考える次第。

 

アルコールとドラッグに蝕まれてたジャコが良かったとは到底思えません。

破滅の美学だの芸術だの美化したり、変な部分だけがクローズアップされるのは反対ですね。

 

速弾きなんてのは特に身体を酷使する可能性があるのだから、心身共に健康であるに越したことはない。

指と指板をじっ!と集中して見てれば、目の酷使にだってなってきます。

つまりは情報過多になって脳が疲れてくることも考えられる。

 

疲れたら休むか違うことやって遊びましょう。

速く弾きたいなら健康な方が良いです。

無茶がしたけりゃ尚更ですね。

 

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