実はよく知らないベースの音 ブライトな音 枯れた音 

ブライトな音

 

ニッケル弦とか定番の弦でよく使われているこの言葉。

正直な話、何のことなのかあまり分かってなかったりします。

 

文字通り、明るい音っていうことなら分かりますが、個人的にはそう感じない弦が評価されていたりする為、いまいちピンと来なかったり。

 

どちらかと言うと、張った時点でもうすでに劣化している、張りも頼りなく艶もない音がするなど、「こ、これがぶらいとな音?」と疑問が湧くことの方が多いんですよね。

 

自分の好きなステンレス弦とかの場合、その表現があまり使われていない印象があるのもこれまた困惑なポイント。

 

どっかで見たベース弦のレビューとかもよく分からない。

 

「ブライトな気がする弦ですね」

「ブライトな弦だと思います」

「ブライト感のある弦だ」

 

「全部ブライトじゃねーか!」

 

まぁほんと、ツッコミたくなりました。

 

枯れた音

 

これも何だか実はよく知らないニュアンス。

主にヴィンテージフェンダーやそのクローンの類に対して使われる言葉ですかね?

年月を経て独特の味わいや深みが出ている楽器、それを指すサウンドイメージなのかなと。

 

でもなんでしょう?

自分が試したことのあるヴィンテージ。

不思議とあんまりそういう感じはなかったりしました。

 

レスポンスがすごく良くて素直に前に出る音、音がひとつのかたまりになって出てくれるなど、どちらかと言うと意外なほど元気な印象を受けることが多かったような?

 

枯れた音というのがハイもローもなくてミドルだけに寄った音、コロコロしてたりカリンコリンって感じの音だったり、それだったら分かるかもしれません。

 

極端に言えば、鳴ってないストラトですかね?

それをまた癖のあるギターアンプで鳴らした音が枯れているというのなら分かる気がします。

でも、ベースでそれってあまりピンと来ないんですよねぇ。

 

例えばの話、ジェマーソンの音とか枯れてるとかってイメージあります?

もしあれを「ヴィンテージらしい枯れた音」というのなら、色々間違っててツッコミどころ満載に思えてなりません。

 

古いコントラバスにも枯れた音という表現は使われるのか?

ストラディバリウスなども枯れた音のする名機と言われるのか?

 

このへんやはり、自分にはいまいちよく分からない話だなと。

 

【スポンサーリンク】

 

 

音の表現は難しい

 

こんなことを言ってる自分自身、よく分からん表現を使うから、実は何ともかんともだったりするんですよね。

 

例えば、スティーブ・ハリスの音などを表現するとしたら、「バキバキのベース」とか「鋼鉄のベース」とかそういう言い方をほぼ確実に自分ならします。

 

しかしまぁ、自分ではめっちゃ分かりやすい表現だと思っていても、よくよく考えるとかなり無責任でテキトーな言い方ですよねこれ。

他にも、「ゴリゴリ」とか「ビキビキ」とかそういうのも平気で使っちゃうし、良くも悪くもいいかげんなものだなと。

 

ただ、そういう個人の感想ならともかく、共通認識のように使われるとちょっと困るところがありますかね。

 

それが今回のタイトルにも使った「ブライトな音」「枯れた音」だったりするんですが、前述のように「全部ブライトな音やんけ!」とツッコミたくなるレビューがされていると困惑します。

 

たぶん、ラウンド弦そのものを評するのに定着した言葉なのではないかと想像しますが、そうだとするとわざわざメリットとして語る必要もない気もしますかね~?

 

それこそ、「ダークでブライトなサウンド」「ホットでクールなサウンド」とか、「艶やかに枯れた音」など、こういう表現が平気でされている世界だから恐ろしい。

 

全部を具体的にしろとか、価値観を共有しろなんてことは言いませんが、音を表現する言葉の世界というのは面白くもあり、あまりにデタラメで笑える世界でもあると痛感する次第。

 

前からよく言ってますが、

 

「35インチとは思えない弾き心地!」

「35インチと同等の34インチ!」

「33インチとは気付かない仕上がり!」

 

「って全部同じじゃねーか!」

 

とツッコミたくなる楽器店や雑誌のこういうレビューも本当に素敵だと思います。

 

「アッシュボディ」と言ったら、全部ドンシャリで片付けられるのも同じようなものですかね?

「メランコリックでスポンティニアスなベース」とかあったら面白い。

 

そのまま出てくれるのが一番楽

 

まぁほんと、こういうのはあんま気にせず、自分の出したい音が出てくれる楽器を選ぶのが一番ですね。

 

自分の好みを言うのならば、「弾いた音がそのまま出てくれる」って特性を非常に強く感じるジラウドベースは大好きです。

 

メインで使ってるのはホンジュラスマホガニーがメインのベースですが、ま~、このベースの音を弾いて、「マホガニーらしい甘い音」とか「輪郭の甘い抜けてこない音」なんて感じる人は皆無でしょう。

 

つまりは、木材固有の音色とか気にしても無駄。

出したい音が出るなら自分で好き勝手に出せばいい。

タッチでもセッティングでも劇的に変化するし、そういうことですね。

 

実に扱いが楽で良いです。

自分の弾き方とイメージと直結できる楽器って素晴らしい。

とんでもない種類の言葉を求めてもドンと来いやですね。

 

「枯れたブライトな音」もOKです。

 

【ブログカテゴリー】