ハーメルンのバイオリン弾き 『ベース』という名の悪役 

アニメから入った

 

小学生だったか中学生ぐらいだったかな?

ハーメルンのアニメは結構な衝撃でしたね。

 

見た目はポップで明るい雰囲気と言うか、ドラクエとかダイの大冒険あたりをイメージすればその感じが伝わるのではないかと思います。

 

ただ、一言で言えば暗い。

 

終盤の泥沼具合とかあまりに救いのない展開、それをさらに超えてくる無力感に包まれた最終回の凄まじさったらなかったですね。

 

ちょっとネタバレになりますが、

 

・やっと会えた母親が目の前で消滅

・主人公が父親に体を乗っ取られる

・自我を失いヒロインに封印される

・ヒロインは封印を後悔し悩み苦しみ続ける

 

こういうなんとも救いのない展開です。

あれはほんと、今でも記憶に残っていますね。

 

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原作はギャグ多め

 

そんなやたら暗かったアニメから入った自分。

そこから原作の方を読んだらひっくり返ってしまった次第。

 

シリアスな場面だろうがなんだろうがお構いなしにギャグが入ってくることに困惑。

正直言うと、「ええ・・」となってしまうことも多く、好きになれない描写もありました。

 

しかし、ギャグ描写を抜くとアニメに負けず劣らず展開はダーク。

これやっておかないと本当にエグイ展開で気が滅入る漫画になってしまいそうです。 

それこそ、ベルセルクのような展開も普通にあったり、かなりの残酷描写も存在しているから侮れない。

 

ラストはさすがに少年漫画的展開という感じでしたが、そこに至るまでの道のりがあまりに凄惨なので、まぁ、すっきり終わって良かったんじゃないかと思ってしまうところ。

 

漫画本編にしてもアニメにしても、結構な見応えのある作品なのは間違いないでしょう。

 

魔界軍王No.1 冥法王ベース

 

登場人物の名前が楽器になっているこの漫画。

 

魔王軍の方には他にもギータ、サイザー、ドラムなんていう名前のキャラクターがいまして、その流れで『ベース』という名前がつけられた様子。

 

で、このベース。

 

強い・悪い・異様

 

という実に悪役らしい存在。

大魔王に次ぐ実力者ということで扱いも別格です。

 

強いってことに関してまさに最強クラス。

人の身ではまったく歯が立ちません。

しかも容赦の欠片もなく残虐非道。

仲間達が少年漫画とは思えないような悲惨な最期を遂げていくことにもなります。

 

改心して仲間になるとかそんな展開もありません。

100%完全に人類の敵であり強大な壁。

最期のその瞬間まで読者に恐怖を植えつける存在です。

 

どのキャラでもお構いなしにギャグシーンが絡んでくるハーメルンの中でも、このベースに関しては崩した描写がほとんどありません、

 

それぐらい徹底されていた存在なんでしょうね。

 

アニメ版の方では石塚運昇さんが声を当てていることもあり、ま~、重々しい。

最終回で聞けるその禍々しい語りにも痺れます。

 

聖母のような存在である女性に

 

「〇ね!ベース!」

 

という台詞をはかせたり、とにかくとんでもない悪役です。

 

このブログの今までの内容とはまったく関係ありませんが、『ベース』なんて名前で恐ろしいキャラクターがいたという意味では書かないわけにはいきません。

 

ベースについて誰も語らないなら俺が語るしかないってことで。

 

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音楽が素晴らしい

 

ハーメルンアニメの後期オープニングに使われた

 

『未完成協奏曲』

 

これのインパクトったらなかったですね。

 

歌っているのがなんと錦織健さん

もう完全にオペラの世界です。

アニメのオープニングではありません。

 

田中公平さんが作曲・音楽の担当ということもありますが、気合の入りっぷりにもはや笑えてしまうものがあるかもしれませんね。

 

基本、クラシックの曲がメインであり、しかも生演奏にこだわって録ったらしいというのが驚き。

 

嘘か誠か、音楽にコストをかけすぎてしまった結果、本編で静止画の場面が増えてしまったという噂があったり、その点について本当に贅沢なアニメだったんじゃないかと。

 

そしてだからこそ、こうして記憶に残っているのでしょう。

 

原作とは違いシリアス一辺倒。

話も展開もかなり無理のあるところは多かったですが、でもなんかそういうこっちゃない。

不思議な魅力と熱量があるんですよねアニメ版のハーメルンって。

 

声優さんの演技も素晴らしいものがありますし、特に終盤は必見。

完成度の高い音楽とも相まって狂気の世界を覗くことができるはず。

 

ハーメルンに使用されている曲を魔曲と呼ぶのですがアニメはまさに、

 

『魔作』

 

いまだにトラウマと共に記憶に強く残っている次第。

 

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