ベース遍歴話 (6) 初めてミーハー丸出しで買ったのはYAMAHA RBX-JM 2本目の6弦

YAMAHA RBX-JMへの憧れと決別

 

ジョン・マイアング

 

【Six Degrees of Inner Turbulence】

 

このアルバムツアーの来日公演を観に行った際のこと。

 

気持ちが盛り上がりすぎた流れのまま、マイアングのシグネチャーモデルを買ってしまったことなんかがあります。

 

えらく良いタイミングだったのかツアーに合わせてか、よく行っていた楽器店にトラ目の凄い個体が入荷していたのも思い出深い。

 

『即決』

 

まさにこれ。

 

先日のバッカスのフレットレスがジャコモデルって感じだった為、ミーハー丸出しなのは初めてじゃないとも言えそうですが、でも本当、正式に名を冠す製品でここまで衝動的になった存在は他になし。

 

カタログや雑誌を眺め、ずっと憧れていた一本。

 

スペック云々ではなく、完全にミュージシャン個人に憧れての買い物なんてこれだけだったかもしれません。

中学生、高校生ならともかく、音楽学校まで卒業して20歳も超えてたのが笑ってしまいます。

 

とは言え大切なことですよね

ヒーローがいるってのは単純に熱いエネルギーになります。

 

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手頃だけど侮れなかった

 

定価が14万円。

実売で11~12万円ぐらいだったこのベース。

 

6弦ベース市場がまだまだ開拓されていなかったであろう時代にこの値段。

恐らく製造側はなかなかの無理をしていたんじゃないかと想像。

いくら大手のヤマハと言えどもさすがにチャレンジだったのではないかと。

 

スペックについては、

 

ボディ:アルダー2ピース+トラ目トップ

ネック:メイプル3ピース・24フレット

指板:エボニー

PU:オリジナル

プリ:オリジナル

仕様:アクティブ・3バンドEQ

塗装:ポリ?ウレタン?

 

確かこんな感じだったはず。

 

トラ目トップは超薄い材だった為、音的なメリットを求めるものではない印象。

それ以外を見れば、木材に関してはかなりスタンダードなスペックでした。

 

音の方も独特のパワーはあったけれどそこまでどギツイ個性を感じるわけでもなし。

ロック・メタル専用って感じとはかなり違ったかなと。

 

むしろ整った方向性、フュージョンとかでも問題なく使える気がしたぐらい? 

6弦ってだけでも冒険感ある時代ですから、ちょっと手堅くしたのかもしれません。

 

弦ピッチが狭い分、指弾きメインで攻めるにはうってつけ。

6弦ベースへの入門、入口にするにも良い感じでした。

 

自分には合わなかった

 

10万ちょっとで買える6弦。

その意味でも最高だったのは確かなRBX6-JM。

 

一方、自分の好みが変わっていってしまったこともあり、弾いててだんだんと辛くなってくる楽器でもあったのも間違いない事実。

 

このあたり、ジャズベとスラップに目覚めたことも大きかったですね。

弦ピッチが狭いことが裏目に出てしまったのが実に痛い。

慣れと言えばそれまでなんですが、そうそう簡単に納得できない部分でもありました。

 

スラップするに16mm台の弦ピッチというのはきつい。

加えて24フレットなのもピンと来ないポイント。

ジャズベを弾いちゃうとRBXは自分の好みではないのが明らか。

 

パッシブベースに惹かれつつあったのも大きく、PUの位置や特性、プリの効き方なども含め、楽器のキャラクター自体がどうにも合わないと痛感。

 

RBX-JM2の登場

 

RBX-JMが登場してから程なくのこと。

ミュージックマンのスティングレイ寄りにした後期モデルが出たのも印象的な話。

 

それを考えてもやはり、初期型は楽器自体のコンセプトがまだそこまで固まっていなかったのかと考えてしまうところ。

 

元のRBX-JMが35インチだったのに対してJM2は34インチ。

スケールも長い分、初期の方は色々な意味で馴染みが悪い部分があったように感じます。

 

6弦ベースの入門用にするには十分なクオリティ。

値段も良心的でバリバリ使うにも問題ない楽器。

安っぽさのない見た目も非常に魅力的。

 

でも正直、もう少し面白味や個性があった方が良かったんじゃないかと思うのも確か。

高級っぽい綺麗な路線とロックな方向性と中途半端になってしまった感が否めない。

 

指板のインレイがすごく特徴的なのも厄介だったポイントの一つ。

見ているとポジションが分からなくなる悲しさ、致命的ですらある欠点を抱えていました。

 

その独特のインレイもJM2の方ではオミット。

実用的ではないとの判断が下されたのでしょう。

 

挑戦的で良い楽器、素晴らしい存在だったと納得する一方、発展途上で難しい面も多く感じた次第。

 

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好きになれなかったのは自分の好みが出来上がりつつあったから

 

自分に合わなかったことについて加えて考えるならば、

 

『誰かに憧れるだけではなくなった』

 

これも事実としてあるのだと捉えています。

寂しくはあるけど自身の成長も褒めるべきなんでしょうね。

 

・視野がどんどん広がっていった

・出したい音が見つかってきた

・自分が弾くべき楽器を求めるようになった

 

こういった変化が生まれていたのだと思います。

 

正直言うと、最初の個体を手放した後も何回か手を出したり、JM2の方も所有したことがあるのですが、それでもやはり、どうやっても合わない印象の方が強かった次第。

 

マイアングが自らに特化させた楽器である事実。

となるとそれだけ他者にとっては合わない要素が増えてしまうのも不思議ではない。

マイアング用なんだからまず第一にはマイアング自身が弾くべきもの。

自分に合わないのも仕方のないことなんだと思わざるを得ない。 

複雑な感もありますが楽器的な未練は断ち切れたと納得もしています。

 

自分が弾きたい楽器は自分で見つけるべき。

自分が出したい音は自分自身の試行錯誤によって出すべきってことですね。

 

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