ジラウドのジャズベのフレットレスがやたら良い気がしてきて困った

ジラウドのジャズベのフレットレス 

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jiraud Mobius Fretless

 

「ちょっと音が軽いかな~?」

 

入手当初はそんな印象が強かったメビウスJBのフレットレス。

最近、その様子が変わってきました。

 

ジラウドならではと言うべきか、どのポジションを弾いても良い感じに鳴ってくるように。

 

フレットレスの場合、露骨にデッドポイントが目立つようなものもある一方、メビウスのフレットレスはほとんど心配がないから安心して弾けます。

 

ジラウドの中でも特にシンプル、渋い仕様なのも美味しいポイント。

 

『簡易ネオパッシブ』

 

ほとんどパッシブそのままな感覚で弾けるのがナイス

タッチへの反応も豊かで弾いててめちゃくちゃ楽しい。

 

自分で言うのもあれですが、これは本当に良い楽器です。

 

Black Cloudとの違いは?

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ブラッククラウドの5弦フレットレス。

我が家ではこちらの方が古株です。

 

もっとボトム豊かだったり、さらなるバランスの良さや安定感を求めるのであれば、ブラッククラウドの方が数段上という印象。

 

全音域におけるバランスの良さはもちろん、立ち上がりやレスポンスについてもやはり、ブラッククラウドの方が圧倒的に優れていますね。

 

ジラウドの中でもと言うか世界最強クラスでしょう。 

フレットレスについてもそれは同じ。

 
自分が所有するこの2本のフレットレス。

完全か簡易の仕様の違いはありますが、ネオパッシブという点では同じ。

シングルコイルなのも共通してますし、電気的なスペックに極端なまでの差はありません。

 

にもかかわらず、出音にかなりの違いが生じるのが面白い。

 

エレクトリックベースと言っても、無から音が生まれるわけではない。

生音の影響が確実に存在することを実感できます。

 

4弦と5弦の違いが大きいという意味でもそうですが、電気的には同じような仕様なのにもかかわらず、不思議なぐらいの別物感があるから奥が深い。

 

ブラッククラウドにはまさに圧倒的なものを感じます。

 

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4弦のジャズベはシンプルで美味しい

 

完璧なイメージと実力を持つブラッククラウド。

完成度という意味では敵なしにも思えます。

 

しかし、それが音楽的に100%正解なのかと言うと、それはちょっと別。

完璧ではないからこそ、その輝きを増す楽器もあるから侮れない。

 

音的な完成度で言えば、ジャズベの方に勝ち目はなさそうです。

聴いてて明らかに音は軽いし、ワイドレンジでもない。

言葉は悪いようだけど「チープで安っぽい」とすら言えるところ。

 

でも何か、それがいいんですよね。

隙があるからこそ、絶妙な味わいが生まれる。

弾いてて心地よいし、聴いてても魅力がある。

 

木材的なスペックで考えても、自分のジャズベのボディはアッシュだけ。

特別に軽くもないし重くもないし、特に面白味も新鮮味もありません。

 

『ニューハカランダ』という指板を使ってはいますが、ポリ塗装でコーティングしている為、木の質感だの温かみだの、そういったレビューもできないでしょう。

 

実にエレクトリックで割り切った仕様とも言えそうです。

それなのに何か良い。とても素直で良い。

ネックもスリムで弾いてて楽なのもポイント高し。

 

いや、ジャズベースって反則な存在ですね。

 

「これ以上なにもいらないよね」って納得しちゃうなと。

 

フレットレスは好み優先で良い気がする

 

自分がフレットレスメインの人間ではないということもありそうですが、好みと実用性のどちらかを選ぶんだったら、好みの方に振り切ってもいいかなと思ったり。

 

あれこれ考えず、好きな音が出るやつを弾くのが一番良刺そうな感じ。

 

そもそもが曖昧な世界と言うべきか、音色自体に惹きこまれたり、それが最大の魅力でもあるのがフレットレス。

 

フレットレスにはフレットレスにしかない、

 

『何か』

 

これが存在する。

その何かがピンとくる一本って最高に魅力的です。

 

または『何もない自由』を感じるのも、フレットレスの醍醐味と言えるでしょう。

こっちを弾くのが自然になると、フレットが邪魔くさくなるのも分かります。

 

ついついこう、「アンサンブルではどうか?」とか「これの実用性はどこにある?」なんて考えがちだけど、フレットレスに関しては本当、わがままに個性を求めちゃった方が正解のような気がしますね。

 

「ジャコ丸出しになるのはあかん!」

 

なんて以前は思ってましたが、それも考えてみれば、人の目や意見を気にしての後ろ向きな姿勢なのかなと、最近では考えるようになりました。

 

好きなら気にせずそれを弾けば良いじゃないかと開き直るのも有りだなと。

 

「良いもんは良い!」

 

素直に認めるのも一つの正解。

好みを変にねじ曲げる方が無個性化に繋がってしまうものかもしれません。

 

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ジラウドのフレットレスはめちゃくちゃ良い

 

意外と知られてないようにも感じるこの事実。

 

ハイポジションの演奏性に難を感じる人が多いという事なのかもしれないけど、それにしたって、もっと知ってる人がいてもいいんじゃないかと声を上げたいところ。

 

前述の流れだと、メビウスJBが安い感じの扱いになってしまいそうですが、それはあくまでもブラッククラウドと比較しての話。

 

メビウスJBでも充分に凄いベース、完成された楽器です。

その完成度の上を行くブラッククラウドがおかしいってことですね。

そこは勘違いしないでほしいところ。

 

一方、そのブラッククラウドに出せない味わいをメビウスが持っているから面白い。

 

完璧じゃないからこそ心地よかったり、一点突破できる魅力を持っているという、そこに音楽の奥深さを感じてしまいます。

 

フレットレスらしさを求める意味では、メビウスJBの方がより的確であると言える部分もありそうですし、いずれにせよ、ジラウドのフレットレスは凄く良い楽器なのでおすすめ。

 

スラップ専門とかハイファイ専門なんてイメージがあったら、それはひとまず捨てた方がよい。

本当にそんな工房だったら、ジェマーソンチューンだのネオパッシブだのは作らないでしょう。

 

逆に言えば、スタンダードな方向性で勝負できるからこそのジラウドですね。

デザイン重視で奇をてらっただけのものとは次元が違います。

 

ゆえに、どちらのフレットレスを弾こうか、どっちがより自分の好みなのかと迷いが生じて困っている次第。

 

元々、バリバリのアンチフェンダーだった自分。

もっと言うならば、アンチサンバーストでもありました。

 

それが今やすっかり骨抜きって感じ!

悔しいかぎり!

 

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