スラップとベースアンプ ツイーター・キャビについて

スラップとアンプ 目次

 

 

生音とベースアンプから出る音のギャップ

 

スラップが好きな人の場合、恐らくは生音でバシバシやるのも好きなんじゃないかと想像します。

 

新品弦の場合、「ジャリーン!」とか「バキーン!」ってアタックも倍音も出て気持ちいいですよね。

特にスラップというのはそういった特性が出る奏法ですから、新品の音が嬉しい反面、「これが長続きすればいいのになぁ・・」と悲しくもなるところ。

 

しかし、そんなアタックと倍音を劣化もクソもなく問答無用でころしてしまうのが、レンジの狭いベースアンプ。

本来ならズドッ!ジャキッ!」と決まるはずが、ボワ~ン・・パウゥン・・」と何ともだらしなく響くから辛い。

 

ヘッド自体の特性が悪かったり癖が強いのもひどいですが、スピーカーの方も本当に救いがないものが多いですね。

 

「ベースなんて低音出てりゃいいんだろ?ギターの手下だろ?」

 

みたいなやつには心底がっかりします。

何十年前の感覚のまま止まってるんだと声を大にして言いたい。

 

そして恐ろしいのは、そんなものがリハスタやライブハウスの定番・帝王として居座ってること。

スラップが超上手い人が増えているからこそ、もっと声をあげるべきです。

 

「ベースアンプが嫌いだ!」

 

せっかくの超絶テクニックもぜんぶ音が団子になっちゃうとか、何やってるか分からないとか、音が飛ばない・抜けてこないとか、そんな虚しい話はありません。

 

今やプロの現場で使えるような楽器が当たり前に手に入る時代。

PAシステムも激安で手に入るし普通に使えてしまう時代。

自宅でレコーディングだってできる時代でもあります。

 

ヘッドホンでクリアーなサウンドを体験している人も多いことでしょう。

にもかかわらず、使うアンプは何十年前から変わってないなんてのは明らかにおかしな話。

 

そんなに良いのか?ベースアンプ?

 

ベースアンプが嫌い - ポングのベースブログ

 

ツイーターの存在を知ろう

 

具体的な帯域の話まですると複雑になるから割愛しますが、簡単に言うと、

 

・低音担当=ウーハー

・高音担当=ツイーター

 

と考えておけば、とりあえず問題ないでしょう。

 

全音域バランス良くフルレンジに鳴らしたいのであれば、これは当然、両方を組み合わせた方が下から上までスムーズに無理なく再生することができます。

 

ここで話をベーアンの方に戻しますが、大問題なのは「ツイーターが付いてないもの」が普通に存在してるということ。

 

それどころか、そんなのがスタンダードだったりするから恐ろしい。

 

要するにどうやったってフルレンジにはならないんです。

前述の通り「低音出てりゃいいんだろ?」と舐められてるわけです。

「ベースなんて下でモワモワ鳴ってりゃ十分だろww」って感じの扱いです。

それが世の中の基準としてず~っと大きな顔をしているんです。

 

それに抵抗しようとアクティブ回路やエフェクター、プリアンプでハイをブーストしたり派手な音づくりをしようとする人も多いのかもしれません。

 

しかしそんなベースアンプでどんなに頑張っても無駄なんです。

そもそも担当者がいないんだから上の帯域なんか綺麗に出てくるわけがない。

 

ライブでPAを通す場合など、ベーアン対策をしたそのセッティングが流れてしまうと最悪です。

完全にシャリッシャリな音、それを補い隠すための過剰で飽和したローが送られてくるとか、そうなるともうぐっちゃぐちゃ。

 

一方、ツイーターがちゃんとあってスムーズに高域が出てきてくれれば、極端にハイをブーストする必要なんて無くなっていくはず。

 

「ハイがうるさい音が細い・・ローを足そう・・抜けてこないからハイを足そう・・音が細い・・ローを足そう・・・抜けない・・・ハイを・・」

 

こんな無限ループに陥ることもなくなるかもしれません。

何もせずそのままで十分な輪郭が出てくれれば無理に加工する必要なんかない。

スラップに限った話でなく普通の指弾きでも音程感や音抜けが確実に変わります。

 

音量を上げまくるような必要もなくなってくれば、中音にしても外音にしてもスッキリ聴こえやすくなるでしょう

ベーアンをただのモニターとして考えるなら、尚更、フルレンジにするのを避ける意味が分かりません。

 

力いっぱい弾いたり必死に楽器を鳴らす必要もなくなれば脱力もしやすくなるし、より優れたパフォーマンスにだって繋がるはず。

 

絶対、ベースアンプに対する疑問ってもっと持った方がいいですよ。

スラップにこだわりたいなら余計にそうです。

 

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ツイーターがあってもOFFじゃ意味がない

 

さすがに今の世の中、スタイルの多様化に合わせてツイーター付きのキャビも多く出てきています。

そしてそういったキャビを備え付けている所も増えているかもしれません。

 

でも、それで安心かと言うと、まったくそんなことはないんですよね。

ツイーターがオフにされてる可能性もあるので、それじゃハイカットされたままで意味がありません。

 

キャビの裏側にツマミがあったら、大体はそれがツイーターのボリュームを決めるものですね。

完全オフだとレンジの狭いベーアンと変わらない為、好みに合わせてそれを足していくと変わります。

 

あまり強烈すぎると他の楽器に嫌われたり、耳障りでしょぼいベースサウンドになる可能性もあるので、慣れないうちはそのあたりのバランスの取り方が難しいかもしれません。

 

積極的に歪みを使う人の場合、ツイーターとの相性があまり良くないことも考えられます。

 

でも、EQでハイを足しまくるなんてことをするぐらいだったら、まずはツイーターの存在に目を向けるべきでしょう。

 

アンプ側が根本的におかしいのに、それを何とかしようと必死になったりエフェクターを並べたり、それはあまりに不毛としか思えない。

 

ただ、ツイーター有りのキャビと操作で問題なのは、対バンのライブとかだった場合。

他のバンドのベースさんがツイーターの存在を知らないと気の毒なことになってしまう可能性があります。

 

「おかしい・・なんでこんなハイが出るんだろう・・・」

「さっきと全然違う・・音が作れない・・・」

 

なんて目に遭わせてしまうか、逆に自分がそうなってしまう可能性があるわけですね。

暗い中とか転換が忙しい場合、ツイーターの操作にまで神経質になるのは考えものです。

 

セッティングを早く終わらせる意味でも、あらかじめツイーターがあるキャビかどうかを確認しておくことが大事でしょう。

 

「今日は渋く甘い音でやるぞ~」と思ってたら、本番で音が超ギンギンジャキジャキとか笑えません。

 

ベースアンプは大体おかしな音がする

 

ベーアンに文句ばっかり言ってますが、自社独自の物を売るなんてのは当たり前の話。

商品としてアンプにキャラ付けをするのは何もおかしなことではありません。

 

「ベーアンが嫌い」ってのも完全な自分の独断と偏見です。

 

でもね、オーディオ面とかハイファイ面しておきながら特性めちゃくちゃとか、そういうの本当に勘弁してほしいんですよ。

 

「ツイーターがあればフルレンジ!」なんて都合よくいけばいいんですが、悲しいかな、ベーアンはこの辺のバランスがおかしいやつ多いんですよね。

 

要するに、「いかにもベーアン」なところにやたらうるさいツイーター付けただけとか、そんな感じのものがあるわけです。

 

帯域による分離感がひどいとか、聴こえてくるのはモワモワとシャリシャリだけとか、そんな出音にうんざりします。

 

「上がない?ツイーター足しゃあいいんだろ?」

 

こんなノリで作られたものを弾いたら、そりゃツイーター嫌いになりますよね。

チャリチャリ、ガリガリ、耳障りで不快なところが増えるだけだから最悪です。

 

「ツイーター=シャリシャリ」みたいなイメージを持つのも、そんな物を作り続けるのも勘弁願いたい。

 

ベースの明日の為に

 

こういうアンプの何が怖いって、無茶苦茶なところからのスタートになってしまうことですね。

ヘッドもキャビも両方おかしいのに、そこからさらに加工して作っていくってやばい話です。

 

そしてそれに合わせてこっちも楽器を選んだり音づくりをするという地獄絵図。

基準がなく、そもそも全部狂ってるんです。その中で正解を探すはめになるんです。

 

自分はほんと、ベースアンプにはもう興味が湧きません。

出口も答えもない無限地獄に陥ることが目に見えている。

 

せっかくスラップの上手い人が増えてるんだから、ベーアンの認識も改めた方が絶対に良い。

鍛え上げ磨き上げた技術、それがレトルト食品とかインスタント食品みたいな扱いで勝手に加工されちゃうとか、それって本当に悲しい話ですよ。

 

逆にスラップが苦手な人の場合、それはベーアンがしょぼい可能性というのも多分に考えられます。

一生懸命に叩いても引っぱってもちゃんとした高域は出てきません。

どんなに理屈じゃなく魂こめたって出ないものは出ません。

 

レンジの狭い音が好きならそれでもべつに良いんです。

問題は「狭い」という選択肢しかないアンプが多すぎるってことです。

何でもカレー味、ケチャップにマヨネーズにしちゃうって感じなんです。

 

繰り返すようですが、ベースを弾いてるならベースアンプに対してもっと疑問を持つべき。

スラップ好きなら尚更、自分を活かせるアンプを見つけた方が良いでしょう。

世の中もっと変わっていってほしいですね。

ベースの音に関心持ってほしいし愛してあげてほしい。

 

ベースが好きだからこそ「ベーアンは嫌い」だと言っておきます。

 

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