弦の寿命、節約について考える (7) タッチを鍛える・ベースらしいベースに目覚める

新品弦の音などしょせん一時のもの

 

ジェマーソンとまで行くのは極端にしても、張りっぱなしでもそれほど問題を感じないようなスタイルであれば、弦代は確実に抑えられるでしょう。

 

金属的なアタックや倍音が売りだったり、それを個性とするのも魅力的なスタイルですが、そればかりというのもベースとしてはちょっと寂しい。

 

また、誤解を承知で言うならば、エフェクターやプリアンプだけではなく、新品弦の特性・個性に頼るのも、それはそれでどうかと感じるところ。

 

多様化極まる今の時代だからこそ、ギター的な華やかなサウンドや技巧ではなく、どっしりボトム豊かなベースが個性的に輝くかもしれません。

 

華麗で派手なベースとは逆行するように、「新品弦じゃ駄目だ!」というスタイルに目覚めれば、弦代も自然と減っていくことになるんじゃないかと。

 

フラットワウンドは使いこむほど良い

 

フラット弦の中で個人的にお気に入りなのがラベラのジェマーソン弦。

しかし、新品だと音も感触もめちゃくちゃ硬くてビックリします。

 

まずそれらしくするのに最低3ヵ月、馴染んでくるのに半年、納得するのに一年とか、それぐらい弾きこむ必要がある印象。

 

まぁ、それはさすがに極端な話だと思いますが、でも、せっかくのフラットワウンドだったらやっぱり、弾力のある柔らかさや味わいを求めたいもの。

 

自分が所有しているW-BASSなどについて言えば、年単位で弦を張りっぱなしです。

ウッドサウンドを狙っていることもあり、交換する必要性も感じません。

 

むしろ、新品弦だと音がおかしくなってしまう為、致命的なトラブルでも起きない限り、弦を変えることはないですね。

 

エレクトリックベースでウッドライクなサウンドを出そうと試行錯誤する人もいるかと想像しますが、まずはとりあえず、シンプルなプレベにフラットワウンドでも張り、それを弾きこんでみると良いんじゃないかと。

 

アコギの延長で作られたアコベなんかより、余程に濃密で充実したボトムを得られるはず。

フラット弦だけではなく、試しにスポンジを詰めてみるのもおすすめ。

 

タッチでボトムを出す・個性を出す

 

 「個性を出したい!手に入れたい!」

 

と人は望むものだと思いますし、誰にだって独自のこだわりというのがあるはず。

それと同時に、「目立ちたい!」と欲が出てくるのも当然のことでしょう。

 

しかし、それをインスタントに求めてしまう場合、前述のように、華やかなサウンドの方に気が入ってしまいがちなんじゃないかと想像します。

 

耳に聴こえやすいアタックや倍音に特殊な響きなど、確かに面白いものですが、ボトムが薄く軽くなってしまうか、スカスカにまでなってしまうリスクもあるから怖い。

 

ギターサウンドなベースというのも格好いいし、自分も確かに好きです。

ごきげんなスラップでバッキバキ攻めるのも気持ちいい。

 

一方、シンプルなフレーズをタッチとグルーブで昇華させるというのは容易なことではない。

それを形にするにも個性にするにも、恐ろしいほどの積み重ねが必要だと感じる次第。

 

前述のプレベとフラットワウンドの組み合わせにしても、やわなタッチでは鳴ってくれないことが容易に想像できます。

 

しかし、ここでエフェクターやらプリアンプで何とかしようというのではタッチは鍛えられないし、本物のボトムも得られない。

 

好みの問題で話を済ますか?それとも覚悟を決めてタッチを鍛えてみるか?

大袈裟ではなく、それで人生すら変わってくると思います。

 

それか変な話、「金がないからタッチを鍛える!」なんて割りきり方も面白いかもしれません。

 

「楽器や弦になど左右されない強靭なタッチとサウンド」

 

これを手に入れてしまえば何も怖いものはなし。 

いつでもどこでも自分のグルーブが出せるようになるんじゃないかと。

 

そしてそれが経済的でもあり、強力な武器にもなってくれるはず。

 

www.pompombass.com

 

www.pompombass.com

 

 

【ブログカテゴリー】