弦の寿命、節約について考える (5) 高品質で安定した弦を使う Richard Cocco 

Richard Cocco

 

確実に10年以上は世話になっているであろう弦。

このリチャード・ココにしてからというもの、他の弦は本当に使わなくなりましたね。

 

普通、弦は劣化すると張りがなくなったり、弾いてて気持ち悪くなるものですが、ココに関しては不思議と、ちょっと弾きこんだ方が良い感じになる印象があったりします。

 

ボヨンボヨンに緩んだり鈍臭くもならず、独特の弾力と張りをキープできると言いますか、これが実に癖になってしまうところ。

 

最近はジャリジャリ感やバキバキ感とかより、落ち着いたボトムとサウンドを出したい意識が強くなった為、頻繁に交換するような必要性も感じなくなりました。

 

先日も話しましたが、ジラウドベース自体のレンジがものすごく広いこともあり、とりあえず2~3ヵ月は余裕な印象。

フレットレスなんかは年単位で張りっぱなしですし、弦の出費についてはかなり経済的に過ごせるようになったなと。

 

定番に比べるとちょっと高いのは確かですが、それだけの価値がある弦です。

 

他の弦に浮気しようとしても結局は戻った

 

素晴らしい弦と言いつつ、実は他に乗り換えようとしたことがあるのも事実だったり。

 

一時期、どうも自分の好みではなくなってしまった印象があったので、ちょっと様子を見ようと他の弦に移行しようとしたんですよね。

 

しかしま~、困ったことに、どれを弾いても全然ピンと来ない。

 

・倍音は素晴らしくてもボトムがスカスカになる

・最初は良くてもすぐ劣化する

・品質がバラバラで音が安定しない

・張りが弱くて気持ち悪い

・そもそも音が死んでて音量も小さくなる

 

など、メリットよりも悪い印象の方ばかりが気になってしまう。

 

もっと強烈な個性が欲しいとか、金属的な倍音が出てほしいなんて場合、ココ弦ではちょっと物足りなく感じる場合があるのは確か。

 

その為、優等生的で面白くないと思う人がいても不思議ではないでしょう。

 

特に、ローBに対してグランドピアノ的な「ゴーン!」って響きを求めるような場合、ちょっと元気がないとか、輪郭がないような印象を受ける可能性があるかもしれません。

 

しかし、その量感豊かなボトム、安定したサスティーンにバランスの良さなど、それに慣れてしまうと他の弦ではもう駄目でしたね。

 

前述の通り、ココは弾きこんだ際にも良い感じになってくれますし、ただ単に劣化していくのとは違うから面白い。そして美味しい。

 

結局、音的な意味でも財布に相談する意味でも、自分にとってはココ弦がベストであるると気付き、長年、ず~っとこれに落ち着いている次第。

 

代理店さんのおかげか入手も容易になっていますし、それもポイントが高いところ。

 

R COCCO ( リチャードココ ) / RC4G N

 

R COCCO ( リチャードココ ) / RC4G N

 

安物買いの銭失いはやめる

 

(1)の方でも話しましたが、色々な意味で安物には警戒した方が良いでしょう。

 

いくら新品弦の音が好きで常に交換して弾きたいとしても、粗悪品でもう最初から死んでしまっていたり、ボトムがスカスカになるなんてのはいただけません。

 

1000円ケチって交換頻度が高くなるぐらいならむしろ、1000円足して納得のいく弦を張った方が経済的になるんじゃないかと。

 

実際、「安くていいや!」と飛びついてみたものの、見事なぐらい大失敗したことがあります。

 

ま~、とにかく張りがない、反応は遅くなる、抜けてこない、びっくりするぐらい早く劣化するなど、良いことがひとつもなくて参りました。

 

しかも、ライブに合わせて弦交換したものだから、余計に酷い目に遭いましたね。

「たまには新品でいくぜ!」ってのが完全に裏目に出てしまった次第。

どんなにくたびれていても、いつもの方が100倍マシでした。

 

少しでも安くしたくなる気持ちって自分もよく分かりますが、手を出しちゃいけないものってのが世の中には存在する。

 

「弦楽器」にとって「弦」がどれほど大事なものか?

あらためて見直し真剣に吟味する価値が絶対あります。