1フィンガーについて考える (5) ロックなグルーブとサウンド

8ビートに効果絶大

 

ダウンピッキングで押し通すのと同様、1フィンガーでもダウンだけで弾ききるとグルーブは確実に変わります。

 

不思議なもので、オルタネイトピッキングや2フィンガーだと何か違うんですよね。

 

どんなに凝った音づくりをしようがコンプで揃えようが、なぜかあのノリは出せない。

人体の反応速度の問題なのか何なのか、違う指を織り交ぜると別物になってしまうという。

 

いやほんと、今になって松井常松さんの偉大さが分かるところ。

あの鬼のダウンピッキングっぷりには脱帽するしかありません。

 

自分は指弾きがメインの人間ですが、あの方の姿勢には本当に憧れますね。

人差し指一本でゴリ押したくなる!

 

サポートで実際にやった

 

友人のバンドのサポートをした際ですが、テンポ170~180ぐらいだったかな?

8ビートでの刻みを求められる曲がありまして、これで実際に1フィンガーのダウンオンリーで攻めたことがあります。

 

「なんでわざわざ?」とも思われそうな気もしますが、単純に自分の2フィンガーでのプレイが不評だったからって理由だったり。

 

今でも覚えてますが、

 

「何か合わないよね~?ロックじゃないんだよなぁ」

「勢い無いよねぇ・・・やりづらいわ~。」

「もうちょっと重い音でタイトにさ~?」

「綺麗に弾くんじゃなくてダサかっこいい感じでもよくない?」

 

休憩時間の間、主にドラムからこんな感じのダメ出しをくらった次第。

 

でもほんと、「うわぁ、全部ばれてんなこれ・・」ってその的確な指摘に納得するしかありませんでした。

 

自分が持っていた違和感、弱いポイントを完全に把握されてしまっていたと言いますか、自覚があっただけに「うるせぇなこいつ!」ともなりません。

 

加えてドラムだけではなく、サポートの依頼主からも、

 

「ポンさんさ~、今回ぜんぶピックでやってくんない?」

「何か指だと違うんだよねぇ~。」

 

と言われてしまったり、こうなるともう、

 

「くそ!やるしかねぇ!」

 

って感じになるわけです。

きついのは分かっていたけど、人差し指一本で挑むことを決意しました。

 

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さっそく効果を実感

 

いろいろ言われて悔しかったこともありますし、良いバンドにしたいという思いも当然あり、投入を決意した1フィンガーでの刻み。

 

正直に言って尋常じゃないぐらいしんどい弾き方なんですが、しかし効果は絶大です。

それを裏付けるように、バンドの中でも評価が一変しました。

 

「おぉ!今日いいじゃん!」

「すげーしっくりくる!」

「何か変えたんか!?」

 

と、2回目のリハでは笑顔で好評をもらいましたし、自分自身の手応えもありましたね。

 

「ドデドデドデドデ・・」

 

って感じのベタ~っとダラダラした感じから、

 

「ドドドド!ドドドド!」

 

という風に明らかにタイトになり、勢いもドライブ感も出るわけです。

やってみれば分かります。笑っちゃうぐらいに変わります。

 

それぐらいダウンオンリーの威力は凄い!

 

まずは一本指で刻んでみる

 

誇張でも何でもなく実体験から言いますが、1フィンガーは本当、それが活きる場面だったら2フィンガーより圧倒的に気持ち良いグルーブが得られますね。

 

アップストロークの話を抜きにして、ダウンオンリーで行くだけでもその魅力が味わえる。

 

あのビリー・シーンだってシンプルに刻む時は人差し指1本で通したり、1フィンガーによって生まれる力強さやグルーブというのはやはり、どの演奏にもおける基本だと思います。

 

アップストロークについての話を続けていましたが、まずはダウンあってこそであり、また、それがベースって楽器の最大の醍醐味でもあるはず。

 

「一本指を笑う者はグルーブに泣く」

 

これが一つの真理なのかもしれません。

ロックだけでなくジャズ弾くにもやっぱりまずは強靭な1本指あってですよね。

 

鍛えて損はありません1フィンガー。

絶対に武器になります。

 

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