ベースとシールド・ケーブル 選び方のポイント 楽器探しについて考える (10)

シールド・ケーブル選び

 

 

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音がちゃんと出る物を選ぶ

 

当たり前な話のようですが冗談でも大袈裟でもありません。

この条件を満たせないのであればその時点で論外でしょう。

 

どんなに凝った素晴らしいケーブルであろうと、トラブルまみれで使い物にならないのでは意味がない。

 

接点に常に不安があるなんて状態は絶対に避けたいもの。

 

規格の違いとかそんな問題でもあるのか、ジャックとの相性がいまいち合わないものなども実際にあったりするから恐ろしい。

 

差しこんでみて、ゆるいかきついか何か違和感があるようなら、そのケーブルの使用は考え直した方がいいですね。

 

それかジャックの方をどうにかするか、不安要素は極力0にしておきたいところ。

 

楽器用ケーブルなんて消耗品

 

楽器にも音にもこだわっていく場合、ついついスペシャルな製品を使いたくなる一方、それに依存するのもちょっと怖い話ではないかと自分は考えます。

 

数万円のケーブルなどで満足感を得るのも良いですが、前述の通り、その耐久性に不安を抱えるようではまずいわけです。

 

おまけに入手が困難ときてしまっては、実用性にさらに疑問が湧くところ。

 

「これが最高だよ!」と、ギタリストの友人から謎のハンドメイドケーブルを見せてもらったことなどありますが、これには参りました。

 

びっくりするぐらい柔軟性がなく扱いが不便だった為、まずそっちに驚くことに。

 

恐らく、録音用の秘密兵器みたいな感じで作られたものなんじゃないかと想像しますが、「これでライブをやるのは無理だろうなぁ・・」と、凄く冷めたのが正直な話。

 

一体いくらしたのかも分かりませんし、耐久性も信頼性も不明。

どんなに音が良いと言われても、いちいち用途が限定されるのは勘弁というもの。

 

推測も多分に入ってはいますがあれが果たして、

 

楽器用』

 

これとして良いケーブルだったのかどうか、かなり疑問になった次第。

 

で、白状すると、自分もそういう変なものに凝って手を出していた時期があったりします。

数万円は軽く使いましたが、そのどれも今は所有してないから悲しい。

 

「極細だけどハイクオリティ!」みたいなのも中にはあったけれど、やはりと言うか、とても外で使う気にはなりませんでしたね。

 

あまりに頼りない構造な為、激しいアクションが必要になるライブでは論外。

値段も高いことに加えて入手困難なことなども考えると、実用品・消耗品としてまったく機能していません。

 

あれは本当、こだわる方向を完全に間違えていました。

 

「軽くて楽になれば!」

 

と思って手に入れたものの、トラブルが起きないかビクビクしながら弾くはめになるという、そっちのストレスの方が深刻だったなと。

 

バッファでも通した方が100倍効果がある

 

このブログ上で何度も載せている動画ですが、この場で見ることにも意味があるんじゃないかと。

 

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パッシブ楽器の場合、環境と条件によってバッファ有りと無しとで、音はまったく違うものになってしまいます。

 

動画では前者もそれなりに聴こえてしまいますが、実際はモコモコ引っこんじゃってて悲惨なことに。

 

後者はジャリジャリした音になっている印象ですが、これはバッファのせいではなく楽器本体の特性、癖の強さによるもの。

 

楽器側ですでにローインピーダンス出力化がされている場合、アンプ側の入力インピーダンスによる影響をほとんど受けなくなりますし、まともなバッファならそんな音色の極端な変化や加工などは起きません。

 

実はこの動画、予備で用意してあるほど気に入っているジラウドのケーブルを通しているのですが、条件が悪いとその恩恵も何もあったものじゃないですよね。

 

パッシブ楽器を使用してアンプの入力インピーダンスが低い場合、その味わいもケーブルの性能もクソもなく、音はめちゃくちゃ劣化してしまいます。

 

この動画で使用しているアンプだって、トータルで軽く定価30万はオーバーしていますが、入力インピーダンスをハイかローにするか、その選択をひとつミスるだけで音というのは完全な別物にもなってしまうわけです。

 

入力インピーダンスが低い場合、パッシブ楽器で無策で攻めるのはかなり無理があるのが現実。

 

当然、ケーブルの質で解決する問題でもないでしょう。

 

パッシブ楽器を使用して音づくりに悩んだ場合、ケーブルに大金を投資するより素直にもっと大本の方を見直した方が早いし、それだけ効果も期待できるはず。

 

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ケーブルに過剰な幻想を抱いても無駄

 

ケーブルに超絶な効果とか期待しても正直、不毛なだけではないかと。 

前述のバッファの効果を考えてみてそれは明らかですよね。

 

インピーダンスの処理もろくに出来ていない状態。

それで高級ケーブルになんかこだわっても意味があるとは思えません。

 

と言うか、高級だろうが何だろうが、考え方が根本的にずれてるんじゃないかと。

そんな異常な変化をケーブルに求めること自体に強い疑問を抱きます。

 

「後もうちょい!

「何か一味ほしい!」

「これ通したら良くなるのかな・・」

「世界が変わったりするのかな・・・」

 

など、こういった心理の解決をケーブルに求めても大抵はろくなことにならない。

 

それだったらスタート地点を決めたり目的を絞って、

 

・頑丈で安心!

・トラブル知らず!

・扱いやすい!

・供給も安定!

 

こういう機能性を第一に求める方が、健全なケーブル選びになるのではないかと自分は考える次第。

 

音的な理想を言うならばケーブルは短ければ短いほど良いと思います。

 

実際、1mとかはもちろん、パッチケーブルなどで音出し実験をしたことがありますが、これは確かに良かったです。

 

同じケーブルでも、

 

「うぉ!全然違う!?」

「すげぇ!!」

 

声が出るほどに音が変わってビックリします。

 

でも、その使用方法は現実的じゃないですよね。

ロックのライブを10cmのケーブルでやるとか、そんな人がいたら見てみたいって話。

 

もうあれです、

 

「10mでも10cmでも音が変わらない最高のケーブルを!」

 

こういうものを求めるのであれば、今の時代、ワイヤレスの進化の方に期待した方がむしろ良いかもしれません。

 

実際、前時代なものとは比較にならないほど品質が向上している為、そのクオリティに本気で驚かされます。

 

めっちゃコンパクトになってて扱いも楽ですね。

一回使っちゃうと戻れなくなってしまう可能性もあるんじゃないかと。

 

エフェクターを使わない

 

これまた本末転倒な感じの話になってしまいますが、エフェクターを使用する機会が少なかったり実は必要ないなんてことだったら、無理に通す必要なんかないでしょう。

 

思いきってもう全部外しちゃった方が色々な意味でよい。 

パッチケーブルだのなんだの、そんな小物に神経を使うこともなくなります。

 

それだけトラブルも少なくなるし、トラブルが起きたとしても、その原因を特定しやすくなるメリットは計り知れません。

 

エフェクターだのケーブルだの足元・外部機器のトラブルに巻きこまれ、リハとかサウンドチェックの時間が潰れたり台無しになるのは本当に勘弁な話です。

 

これ、経験のある人も意外と多いんじゃないかと想像します。

自分はシンプルでも横でギタリストが困ってるとか、あれ嫌ですよね。

 

加害者側になるのが最悪なのはもちろん、メンバーがトラブったりそれを見るのも待つのも、まったく気分のいいものではありません。

 

前述のように、エフェクターが増えたりケーブルが増えたり、それにともない配線が複雑で原因の特定が困難になるほど、面倒事がどんどん増えていってしまいます。

 

それでも何でも、「エフェクターが絶対に必要!」ということであれば、まず考えるべき方向性は決まっています。

 

まずはとにかく、耐久性・信頼性を重視した方が正解。

どんなに音質にこだわっても音が出ないんじゃ意味がない。

 

・音が出ること

・演奏の心配がないこと

 

音痩せ云々を語るより、これが何より最優先事項。

 

まとめ・雑談

 

嫌味を言ってるばかりで何もポイントを話していないような気もしますが、でもほんと、自分はケーブルへの期待値ってのをほとんど持ってない人間です。

 

まぁ、ジラウドのケーブルをずっと愛用しているので、それで興味が湧かなくなったというのも大きいとは思いますが、残念ながらすでに生産は終了済み。

 

それもあって、諦めざるを得ないことも心理的にはあるのかもしれません。

また新たに探し回って大金を投じるのは勘弁だなと。

 

もちろん、ジラウド以外にも色々とケーブルは試しましたし、一時期、やたら凝ってもいましたが、やればやるほど虚しくなるってのが正直な感想なんですよね。

 

それこそ実際にトラブルが起きたり、外では使えないパターンも経験したことがある為、音質だけにこだわる方向での選択は絶対にやらないと決めています。

 

自宅レベルでの使用でも問題があるとかその時点で論外。

それってのはもう、良い悪い以前の問題ですよね。

 

どんなに素晴らしい音が出せるのだとしても、扱いに神経を使うとか音を出すのに不安を抱えるなんて本末転倒。

 

「 まずは確実に音が出せること!」

 

これをクリアーしていない限り、楽器用として良いものとは認められません。

 

お世辞にも音が良いとは言えないような大嫌いなものが存在しているのも本音ですが、それより何よりやっぱり、まずは安心して音が出せることからスタートでしょう。

 

ちなみに、医療用プラグなんてのを使用したゴツイ電源ケーブルを持っていたこともありますが、壁コンセントには使えない印象だったので、持ち運ぶのはすぐやめてしまいました。

 

重さと太さがありすぎるためか上手く差しこめなかったり、自重でだんだんと下がってしまっていったり、同じくゴツイ電源タップでもないと駄目だった印象。

 

それ用のタップを用意したり、また新たに荷物が増えるとか、軟弱な自分では耐えられません。

 

で、他にも評判の良かった電源ケーブルを試したことがありますが、これがまたショックでしたね。

 

「付属品の安物の方がマシやんけ・・」って感じの意味不明な味付けをしてしまうという、その最悪さに度肝を抜かれた次第。

 

そんな経験上、ケーブルに対して過剰な音質向上を求めるのは行為な不毛だと強く感じます。

 

めちゃくちゃ良い製品ってのも存在するのだとは思いますが、自分からそこに足を踏み入れようとは考えなくなってしまいました。

 

こんなところに数万、数十万とか使いたくない。

だったらもっと分かりやすく楽しくなれるものに投資したい。

 

「あのベース欲しかったのに・・・」

 

こんな悲劇に見舞われるぐらいケーブル代に命かけるなんて絶対に勘弁です。

小物に使いすぎて肝心の時に懐が寂しいとか、お金を消費するだけなのは御免。

 

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