オールディスクリート 究極のベースプリアンプ JIRAUD JFDT-HA

JIRAUD JFDT-HA

 f:id:bakibakibass:20171229224744j:plain

 

 

至れり尽くせり究極のプリアンプ

 

今はもう製造していないジラウドのラックプリ。

 

オークションなどではプレミアが付いていたり、知っている人にとってはよだれが出るほどの逸品。

 

しかし、そのわりには情報がないと言うか、生産が終了していることもあってか、本当に幻の存在になってしまっている気がするところ。

 

そもそも、ジラウドについて話している人自体も少ない印象ですし、正直なことを言えば、もっと情報がほしいのはこっちだと声を上げたいぐらいだったり。

 

なので今回、このJFDT-HAについて分析、解説をしていってみようかと思います。

 

オールディスクリート構造

 

学がない身で語るのもあれですが、

 

「ICを使用していない回路」

 

簡単にまとめると、こう考えておけばいいんじゃないかと。

要するに、余計なパーツがなく動作も軽い回路ってわけですね。

 

ディスクリートによる恩恵が「超高速!」とか「超高解像度!」ということであるならば、このJFDT-HAはまさに最強の存在でしょう。

 

その尋常ではないレスポンスと音の飛び出し方を体験するとまぁ、他はまったく目に入らなくなっていきます。

 

実際、自分はそうなりましたね。

10年以上所有してますが、他のプリアンプにはもうほとんど興味が湧きません。

 

パッシブ楽器に最強

 

3.2MΩと100KΩと入力インピーダンスの切り替えが可能なこのプリアンプ。

3,2MΩの方にはジラウドオリジナルのバッファ【アクセラレータ】が通ることになります。

 

このアクセラレータ、楽器に内蔵したりエフェクターの方に搭載されたり、通常は9Vで駆動するのですが、このJFDT-HAの場合、なんと40V以上での駆動になるというのだから凄い。

 

とにかく音の飛び出し方や解像度が異常。

コンプ感とか音づまり感がありません。

 

ヘッドルームも余裕そのもの。

普通に使ってたらまず歪みません。

 

窮屈な音になったり音像が崩れることもありえない。

でかい音はでかい音、小さい音は小さい音、そのまま出してくれます。

 

これほどタッチへの反応に優れたプリアンプは他に知りませんね。

誇張でもなんでもなく、その点においてやはり最強の存在。

やれ真空管がどうのとか、そんなことにこだわるのも馬鹿馬鹿しくなるかなと。

 

「アンプ直!」

 

このこだわりがある人も多いであろうこの世の中。

JFDT-HAを使えばその真の意味と凄さを味わえます。

 

【スポンサーリンク】

 

 

A/B INPUT

 

二つある入力、それをスイッチ一つで簡単に切り替えることができます。

いちいちケーブルの抜き差しをしなくても、二本の楽器の切り替えが可能。

 

自分はほとんど使わない機能ではありますが、フレッテッドとフレットレスとを頻繁に切り替えるなんて人の場合、これは地味に嬉しい機能になるはず。

 

前述の通り、超強力なバッファによりパッシブ楽器も問題もなく使用できますし、入力一つだけを見ても実に美味しい素晴らしいプリだというのが分かるところ。

 

信号のON/OFFもスイッチ一つで簡単に切り替えられる為、完全にミュートしたい時も簡単。

 

入力ゲインの切り替えも付いているので、信号があまりに小さくてどうしようもないような楽器にも対応します。

 

そこまでゲインの低い楽器を自分は使ったことがないので分かりませんが、超低ゲインのピエゾとかを使うに良いのかもしれません。

 

ボリュームを上げればもうそれでいい

 

楽器本体とタッチさえしっかりしていれば何もする必要ありません。

EQに行く前に音づくりが完結してしまうのがJFDT-HA。

 

素直なパワーアンプとスピーカーがあればさらに言うことなし。

 

エフェクターやシミュレーターでは解決できないことも多い現実、

 

・余計なことをするから音がおかしくなる

・あれこれするほど無駄な遠回りになる

・どんどん音がボヤけて遅くなってしまう

・おかしなこだわりが理想を遠ざける

 

こういった問題点をこれ以上ないぐらいに理解できる存在です。

肝は基本特性、超シンプルな部分に有り。

 

42V駆動のJFDT-C

 

ジラウドと言えば【スラッパー】

この存在が有名だと思いますが、そこに使用されている回路がJFDT-C。

 

そのJFDT-Cをアクセラレータ同様、42V駆動で動作させられるのがJFDT-HA。

 

9V駆動の場合、セッティングによってはどうしても多少のコンプ感が出てしまうものですが、 その心配が皆無になります。

 

とにかくクリーンでダイナミックレンジも異常に広い。

そのままズドーン!と一切の容赦も手加減もなく再生します。

 

スラップモード時のその凄まじさは言葉になりません。

世の中にあるハイファイだのドンシャリサウンド。

そういった感覚や常識を軽くブッちぎってくれます。

 

一方、普通な感覚で使おうと思えば、そこにも当たり前のように対応。

基本特性の素晴らしさが際立つのがジラウド製品。

 

なんでも実用的に美味しく答えてくれるのがJFDT-Cの魅力。

フレットレスなどで甘いサウンドを狙うもよし。

中域に寄せた特性を狙うのも実に簡単。

 

JFDT-HAの場合、スラッパーや楽器本体に内蔵するのとは異なり、ミドルのツマミが表に出ている為、より細かいセッティングができるのもポイント。

 

・ボリュームを上げるだけでも良し

・とことんこだわって複雑に音づくりをするのも良し

 

来るもの拒まず、どこまでも何でも応えてくれます。

 

【スポンサーリンク】

 

 

HPM 最強のヘッドホンアンプ

 

ジラウドオリジナルのヘッドホンアンプであるHPM。

JFDT-HAにはそれが12V駆動仕様で搭載されています。

 

ベースを鳴らしながら外部音源のミックスもできる為、ヘッドホンでの練習に最高。

とにかくクリアーで歪まず、音量に困ることもまずありません。

  

そしてこのHPM、ヘッドホンアンプとしては異例な出力を持っている為、実はスピーカーを鳴らすことも可能。

 

能率の良いスピーカーであれば、環境によっては苦情間違いなしの音量を得ることもできます。

 

余計な回路がない分、非常にクリーンなサウンド。

オーディオアンプとして使用しても普通にイケるという美味しさ。

 

もちろん、音源と同時にベースを鳴らすこともできる為、音量を欲張らないのであれば、これとスピーカーだけでも十分に練習できます。

 

DI エフェクトループ チューナーアウト

 

お約束と言うか必需品、ハイクリティなDIも搭載されています。

ファンタム駆動はできませんが、ライン出力にも対応。

 

たぶん、これだけも需要があると想像。

実際ジラウドから最近、DIが発売されました。

 

ミニスイッチやフットスイッチで切り替えな可能なループにより、エフェクターをスルーするのも簡単。

 

音痩せを気にする人にとっては嬉しい機能になるでしょう。

 

完全独立したチューナーアウトも地味に嬉しい機能。

まさに至れり尽くせりと言えます。

 

ライバルはジラウドの新作だけ

 

手に入れて10年以上、無敵の存在だと思っていたこのJFDT-HA。

ここにきて手強いライバルが誕生してしまい、ちょっと焦りをおぼえています。

 

【Speed Booster】

【Dr.Sim】

 

どちらもジラウドの新製品。

しかも、よりコンパクトでシンプル。

 

いやまさかまさかの展開です。

このJFDT-HAをも超えるような存在が現れるとは想像もしていませんでした。

 

ゲインをブーストするだけの機能とDI機能だけという、ベース用プリアンプとくくるよりは、シンプルなマイクプリアンプと考えた方が話は早いかもしれません。

 

それだけにシンプルな直球勝負では勝てない印象。

その恐ろしいほどの解像度とレスポンスに痺れます。

 

JFDT-HAだけでも十分なのは確か。

と言うより、超贅沢の極み。

 

その為、また新たに購入するかどうかは微妙なところですが、でも本当、

 

「まだ上があるか・・」

 

こう青くなったのは事実ですね。

特にDr.Simの威力は想像を絶するものでした。

 

多機能な点から考えれば、JFDT-HAの方が優れている一方、純粋な増幅アンプとしては余計な箇所もあるのかもしれません。

 

超絶シンプルなDr.Simの基本特性には勝てないのかなと。

 

そう考えていくと、世の中の楽器用アンプの恐ろしいまでの鈍重さ、低解像度っぷりに呆れる原因というのは、余計な要素の詰めこみすぎなのかと悲しくもなるところ。

 

この話を聞いて、何を言っているのか分からなかったり、過剰な反感をおぼえるような人は、遅いアンプに慣れているか『速い音』の感覚が分からない人でしょう。

 

大袈裟でも煽りでも誇張でもありません。

 

高速プリアンプと超シンプルで良く鳴るパッシブベース。

この組み合わせを一度体験することをおすすめします。

ベースを弾くのがもっともっと楽しくなりますよ。

 

JFDT-HAとDr.SIM。

音にも弾き方にもこだわりたいなら、一度は体験しておくべき。

 

やっぱりジラウドはちょっと違うぞと声を大にしたい次第。

 

www.pompombass.com

 

www.pompombass.com

 

www.pompombass.com

 

 

 

【ブログカテゴリー】