ベースと左手 (11) 異弦同音の妙 多弦ベースの泣きどころ?

ベースと左手 (11)

 

たとえば4弦の12フレットと2弦の2フレット

 

同じ音程になるこれらのポジション。

当然、音の太さや聴こえ方はまったく違うものになります。

 

この選択と使い分けが上手いと一味違ってくるのがベースの面白さ。

シンプルなフレーズでも格好よく効果的に聴かせることができるようになるでしょう。

 

左手を忙しく動かす必要がある意味では、下から上へと激しく移動するのは面倒な弾き方なのも確か。

一方、サウンドが別物になることを考えれば、必須のテクニックと言えるのではないかと。

 

出音やグルーブ、バンドサウンドに興味がない、音程だけを意識しているような場合、意外とこのあたりに無頓着だったりもするもの。

 

でもそれは確実に、結果としてあらわれてしまいます。

 

・なんだか淡泊で味気ない

・音が変に浮いちゃって細く感じる

・馴染みが悪く上手く混ざらない

 

など、こんなことになりがち。

 

「さあここからだ!」

「一気に盛り上げるぜ!」

 

こういう場面でしっかり勢いがつくか?

それとも淡々と終わってしまうか?

 

ベースのちょっとした弾き方の差で意外なほどに差が出てきたりもするから面白い。

 

低音弦のハイポジションを当たり前のように使えるかどうか?

それだけでも表現力に結構な違いが生まれる事実は把握しておくべき。

 

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多弦ベースの難点 

 

多弦になるほど、ハイポジションでの低音弦の扱いは難しくなる為、ついついローポジションで済ましてしまうなんてことになりがち。

 

以前、超多弦ベースにはあまり興味が湧かない旨の話をしましたが、まさにこのあたりの理由が大きいところ。

 

どんなに音域を拡張したとしても、それら全てを使えるとは限りません。

ベースとして実用可能な音については、実は激減してしまっている印象も強い。

 

その点、4弦というのはシンプルでいいですね。

多弦と比べれば、どのポジションでもスムーズに弾くことができます。

ちゃんと使える音も出しやすい、実に美味しい楽器だと言えるでしょう。

 

1弦でもやたら太い音が出てくれるものなどもあったりしますが、これについては多弦ベースに望むのはなかなか難しいポイントでもあります。

 

上手い具合に溶け込みつつ、他の楽器に干渉しないサウンドというのは心強い。 

それだけ実用的であり、自然と存在感も発揮できるはず。

 

良いビンテージのジャズベとかプレベを良いタッチで弾く。

これを知ってしまうと本当にもう、それだけでよくなるんじゃないだろうかとか想像しちゃうところ。

 

ベースの美味しさについて再考・熟慮する

 

最近でこそ迷いはなくなってきましたが、今のメインベースに落ち着くまでは本当、

 

「やっぱり4弦の方が良いのかなぁ・・」

 

なんて揺れていたりしたのが正直な話。

 

弦を増やすことで失うものがあると感じる場合、無理に多弦を弾く必要なんてないんじゃないかと思ってしまいます。

 

自由に自然に弾けるに越したことはない。

 

これは嫌味でもなく冗談でもなく、真実ではないかと自分は考えるところ。

多弦を弾いているから優れてるとか偉いとか、そんな話は有り得ないだろうと。

 

むしろ、4弦を隅々まで使えて存在感も出しまくりって方が、ベースとしてはるかに格好良くなる可能性が高いとすら考えてしまいますね。

 

『ベースの美味しさ』

 

これを理解することってめちゃくちゃ基本的な話かもしれませんが、だからこそ、物凄く大切なポイントだと年々痛感する次第。

 

また、左手による表現力というのが本当に重要だとあらためて気付かされますね。

 

「どの弦で弾くか?」

 

こんなちょっとした選択でもビックリするぐらいに雰囲気が変わってしまうこともあるという、それが弦楽器、ベースの面白さと奥深さ。

 

実に面白い一方、何とも恐ろしい現実でもあります。

 

「弦を増やすことで本当に可能性は広がるのだろうか?」

 

やはり、そんなことを考えさせられますね。

我々が人間である以上、身体的に楽であるという点を見逃すことはできない。

 

それを楽器側に過剰に奪われてしまうのはいただけません。

 

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