ポングの初心者・中学時代 (28) 憧れだったベースはSPECTOR

中学時代 (28) 憧れだったSPECTOR

 

小型で良い音のベースが欲しかった

 

「もっと日本人の体格にあったベース作って欲しいよなぁ~。」

 

兄貴がよく言っていたこの話。

当時の自分も同じことを考えていました。

 

最初のベースは小型軽量のアイバニーズ。

しかもミディアムスケールでさらにコンパクト。

それで納得のいく音が出てくれるのであれば、それが何よりでした。

 

BCリッチのガンスリンガーに持ち替えた時は本当に感動した一方、その重量とサイズにやはり苦戦したわけです。

 

「良い音の為には仕方ない!」

 

と納得していた一方、

 

「もうちょっと楽に弾けて音も良いベースがあればなぁ・・」

 

こう感じていたのも事実。

 

いつになっても悩む要素と言うべきか?

良い音と弾きやすさの両立は本当に悩ましい問題です。

 

憧れのベース

 

そんな中、兄貴がよく名前を挙げていたのが

 

『Spector』

 

以前にも少し話しましたが、永野護氏の漫画『フール・フォー・ザ・シティ』に写真が見開きで載っていまして、当時はそれに凄く憧れました。

 

「ギターよりひと回り小さくベースよりふた回り小さいボディ」

「これは体の小さな日本人には良く似合う」

 

この解説にもめっちゃ興味が湧きましたね。

 

それに加え、「同じ小型軽量でも他は足元にも及ばない」とか「とにかく凄いベースだとかそんなことが書いてあるのだから、そりゃ気にならないわけがない。

 

アンチフェンダーであり背も低く手も小さかった自分としては、

 

「これしかねぇ」

 

ぐらいに思ってたかもしれません。

 

試奏は不可能だった

 

先日の話の通り、当時、楽器屋を敷居の高い場所だと思っていた自分。

なんだか苦手であまり近寄らなかったんですよね。

 

地元にどんな店があるのかもほとんど知らなかった為、スペクターなど触ることはおろか、実物を見たことすらありませんでした。

 

ほんのたまに寄っていた店にもスペクターはありませんでしたし、置いてあるベースの大体は大型だったり変形だったり、そんなものばかりでガッカリするのが常。

 

変な話、もはや幻想や妄想の世界の存在になっていたと言うか、幻の楽器のように認識していたかもしれません。

 

出会いは突然に

 

そんな中、音楽とは別の用で移動していた際、全然知らなかった楽器屋を発見。

 

しかもなんでしょうね?

その時は好奇心が勝っていたのか?

何も考えず店の中に入っていってしまうことに。

 

そしてビックリ、写真で憧れてたあいつが飾ってあるじゃーあ~りませんか。

嘘偽りなくコンパクト、見ただけで感動してしまいました。

 

「うぉお!?」

「ほ、本物だぁ!」

 

めっちゃくちゃテンション上がった次第。

 

とは言え前述の通り、楽器屋に対する抵抗や人見知りもあった自分。

 

『試奏』

 

こんなものをした経験なんか当然ありません。

ただ眺めていることしかできませんでした。

 

おまけにそのスペクターの値段は20万円以上。

こづかいもたかが知れていた中学生にとっては異次元の存在です。

 

小学生の時、年単位で小銭からお年玉から貯めまくってネオジオを買うなんてことをやってたりもしましたが、これはさすがにどうにもならないと諦めるしかなかった次第。

 

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