縦振動のタッチの研究 (18) ベースをぶっとい音で鳴らす

縦振動のタッチ(18)

 

ベースだから低音が出てるとは限らない

 

あらためて縦振動のタッチとは何なのか?

 

乱暴にまとめると、

 

「太い音かつ立ち上がりも良くなる弾き方」

 

とりあえず簡単にこう考えておけば良いんじゃないかと。

  

ベースは倍音が非常に豊富な楽器。単音を鳴らすにしても低音から高音まで実に多くの音が鳴っているもの。

 

4弦(E)の開放で言えば基音が約40Hz。二倍音が約80Hz。四倍音が約160Hzみたいな感じに絡んでいくことに。当然、他にも複雑に倍音を含んで一つの音になっているはず。

 

問題はその基音が弱い。基音どころか低い方の倍音まで薄い。低域が貧相で存在感がない。立ち上がりも遅いなどそういった状態になってしまうこと。

 

立ち上がりが悪い=実音・低音が後から遅れて出てくるのは本当に厄介。下手するとそもそも低い帯域自体が存在していないようなスカスカの音になってしまうこともあるのが現実。

 

一番低く一番太い文字通りの『基本の音』になるはずなのにそれが聴こえてこない悲劇。タッチが悪いとそれが露骨に出てしまうから怖いわけですね。

 

LEDでも確認できる立ち上がりの悪さ・音の遅れ

 

タッチの問題で立ち上がりの悪影響が出やすいのが5弦ローB。弦を変に引っぱってしまうと音のピークが明らかに遅れてやってきます。

 

音だけではなく視覚的に分かりやすいようにパワーアンプのLEDを撮影してみました。あるべき低音・実音が1秒以上も遅れてくるタッチ、ど頭にピークが来るように弾くタッチで弾き分けています。

 

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極太だから超強力な張りになるかと思いきや、意外なぐらい緩いのがローB。振動が暴れやすく扱いが厄介な弦。「ローBが弱い!」と力んで頑張るより、軽くさらっと弾くぐらいの方が結果は良好。

 

ガチッ!と指を強く当てる弾き方も有りですが、打音ばかりが目立つと結局は実音が遅れてくるか希薄になりがち。まずは基本、弦を確実に鳴らすことを意識したい。

 

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タッチの悪影響 音作りの悪循環

 

出音の細さ薄さを補うように低域を過剰にブーストしたり、アンプに助けてもらおうと音量を無理に上げたりするともう悲惨。

 

・音はボワボワで輪郭も音程感も何もない

・ただ無闇に音がでかいだけで大した存在感もない

・聴こえてこないくせにバンドの中で邪魔になる

 

こんなグシャグシャに飽和した無残なことになるのがよくあるパターンだったりするから恐ろしい。それを何とかしようと悪あがきするとさらにドツボ。

 

・抜けないからハイをブースト

・アタックを出す為に乱暴に弾く

・音をまとめる為にコンプをかける

・迷いに迷って闇雲に機材を探し回る

 

こうやって後付け悪循環を起こすと救いがなくなります。タッチが悪いと本末転倒な状況に陥りがち。理想の音を見つけるどころか余計にどうにもならなくなっていくのを痛感。

 

より良い機材を求め常に物欲の嵐。何かを買っても結局は解決せずストレスに苦悩する日々。自分自身、まさにそんな道を迷走していました。

 

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タッチで音を太く速く

 

縦振動のタッチが身に付いてくると基音の聴こえ方も立ち上がりも劇的に向上してくること間違いなし。その為、機材側で過剰な増幅をする必要性を感じなくなってきます。

 

鳴っている楽器であれば低音はむしろカットするぐらいにもなってくるから面白い。ペダルやアンプに補ってもらおうとは考えなくなってくるので経済的でもあります。

 

倍音構成も綺麗になるから自然と音も抜けてくるのが気持ちいい。過剰に音量を上げる必要もないからバンドに自然に馴染む。立ち上がりが向上、出音のタイミングが良くなればグルーブもそれだけしやすくなると実感。

 

胡散臭いだのオカルトどころか実に具体的。逆によく分からんエフェクターやら複雑な回路を無駄に使わせようとする方に疑問を抱くようになってきます。

 

電気だけで全部解決しようとするとかそれを求めたり主張する方がよっぽど怪しいだろうとツッコミたい。と言うか前述した通り、パワーアンプの反応を見ても電気的な違いも明らか。

 

エレクトリックなのは事実だけどそもそもの話、

 

『ベースは弦楽器』

 

そこを無視してなんとかしようとする方が不自然極まりない。

 

グルーブへの好影響

 

やっぱりここが何より大事。喜びも実感できる部分だと声を大にしておきたいところ。低音の立ち上がりが良くなる恩恵は想像以上のもの。それだけグルーブにも大きな影響が出てきます。

 

「ここ!」ってポイントで一番太い音を鳴らせる。最大の音量を持ってくることができる。ボトム豊かかつアタックある音を出せる。自在にコントロールできるようになる意味は絶大。

 

タッチが悪いとその出音のピークがずれこんでしまう為、自分が思ってるポイントに合わせて音が出せない状況になってしまいがち。

 

律儀にリズムキープしていても悲しいかな、自分の思い通りのタイミングで音を鳴らせないまま、それを懸命に維持してグルーブについて悩み続ける悲劇。

 

達人やら超人であればそのずれすらも矯正したり利用したり、理屈抜きにとにかく何でもグルーブさせちゃうってのもできるのでしょうが、正直言ってそれは本当に高次元の難しい領域の話だと思います。

 

そんな天然の世界、または超絶に叩き上げた領域をいきなり目指すより分かりやすいことがある。まずは正しく豊かなタッチコントロールを身に着ければそれだけで変わる。自分の思うように適格に自由に弾けるようになった方が絶対分かりやすい。

 

立ち上がりの良い太い音を出せるようになるだけでもグルーブは明らかに変化。それが実感できればベースがもっと面白くなること間違いなし。難解な哲学練ったり人種がどうだの悩み苦しむよりやることが具体的になる方が楽しいですね。

 

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良い音が出せれば楽しくなる

 

実に基本的なことだと思うのですが、なんでか超絶難しくしようと必死になってしまう感もあるのが音楽の罪深いところ。「楽しい」って感覚を大切にしたいのにそれを懸命に遠ざけようとする不思議。

 

自分がなぜ縦振動のタッチに執心してるようになったかって、それでベースを弾くことが楽しくなったからに他ありません。ベースが好きなら縦振動を学んだ方が良い。学ぶなんて構えなくても意識するだけでも違う。真実そうだと感じます。

 

太い音ってやっぱり気持ちいい。理屈抜きに良いもの。それこそがベースならではの特権と言っても過言じゃない。機材任せではなく自らの手で音を生み出せるようになる魅力と醍醐味ったらありません。

 

それでも話が難しいと思うなら、

 

「ぶっとい音出してぇ!」

 

動機はこれでも十分でしょう。

 

その欲望にこれでもかと応えてくれるのが縦振動のタッチの習得。難解どころかこれ以上ないぐらい具体的で実用的。やったもん勝ち楽しんだもん勝ちですね。

 

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