能率の高いスピーカーの方が好きな話

能率が3db違うと音量が倍になる

 

なんて話みたいですが、実際、高能率なスピーカーだと、小出力のパワーアンプでもかなりの音量が出る印象。

 

厳密にそのスペックと数値通りの大きさであるかはともかく、我が家のサーウィンベガなどは、ジラウドのヘッドホンアンプで鳴らしてもなかなか強力。

 

ほんの数Wあるかないかぐらいのパワーでも、けっこう驚くような音量になります。

回路的にも余計なものがない分、変なアンプよりもよほど素直にクリーンに鳴ってくれるから驚き。

 

そのベガの能率をネット上で調べてみましたが、能率104dbということになるそうな。

 

まぁ、この数値が本当かどうかはちょっと怪しいかなって気がするところでもありますが、いずれにせよ、能率80db台のものとは比較にならないのは確か。

 

低能率スピーカーと大出力アンプの疑問

 

たとえば、能率が15db違うと32倍の音量差が発生することに。

これはほんと、「そんなばかな!」と言いたくなる話です。

 

同じアンプを使ったとしても、スピーカーによって数倍どころか10倍をもはるかに超える差が出てくるであろうと考えると、「オーディオに大出力のアンプが必要になるのだろうか?」と疑問が湧いてきます。

 

そして音量の問題だけではなく、能率が低くて許容入力を高くしてあるようなものは、自分は本当に苦手。可能であるならば、できるだけラージで高能率なモニターを使いたいところ。

 

スペック上のレンジがいくら広いとか優れていると言われても、肝心の音の出方にストレスを感じるのはきついです。

 

低音がだらしなくベタ~って鳴るのは本当に気持ち悪い。

 

スコーン!と抜けてきて欲しいのに、抑揚もなにもなくただ奥まって小奇麗に鳴るだけとか、そういう方向性の音には興味が湧きません。

 

小奇麗で大人しい音はいらない

 

BGM的に流してオシャレな空間を作りたいとか、音の存在感を出したくないってことならまぁ、大人しい特性である方が望ましいのかもしれません。

 

音がバンバン前に出てくるとか、はっきりくっきり聴こえるとか、それだと辛くなる可能性がある。

 

でもこっちとしては、演奏そのものが生々しく出てきてくれる鳴り方のほうが気持ちいいし、楽器プレイヤーとしてはやはり、それを求めたい。

 

と言うか、そうじゃなければ困る話。

 

肝心のアタックやプレイヤーのニュアンスが死んでしまったり、音が団子になって引っこんじゃってるようなのは勘弁してほしいなと。

 

しかし残念ながら、そういったものが低能率なスピーカーに非常に多い印象。

 

無理矢理にレンジを広げた小さなスピーカー、それを大出力のアンプでどうにかこうにか鳴らすみたいなスタイルは好きになれません。

 

定価20万以上はするスタジオモニターなんかも以前には所有していましたが、あまりにも音が前に出てこないし、解像度も低くてイライラしてしまった為、すぐに手放してしまいました。

 

高能率スピーカーの音は気持ちいい

 

一方、前述の通り、高能率なスピーカーは小出力のアンプでも良い感じに鳴ってくれたりするから面白い。

 

10Wぐらいのパワーアンプなんてのも持ってますが、その程度の出力でもかなり強力な音量になりますし、低能率なものとは音の歯切れや分離感も比較になりません。

 

また、アンプ側に過剰な出力を求めなくてもいいって意味では経済的なのかもしれない。

そして、それだけシンプルで余計な要素がないアンプを選択できるってことでもあるはず。

 

下品でけっこう 荒くてけっこう

 

 「こんな低俗な音なんか聴けたものじゃない!」

 

なんて感じる人も恐らくはいるかと想像しますが、まぁ、合わないものは仕方ないでしょう。

前述の通り、おしゃれBGM装置が欲しいなら、確かにおすすめできない気はします。

 

一方、だらしなく生っちょろい音のオーディオに疑問を持つ人であれば、高能率スピーカーとシンプルなアンプの組み合わせは体験した方が良い。

 

クラシックやジャズなどを聴くにしても、演奏者のタッチがリアルに出てくる方が迫力も臨場感も絶対あるし、それだけ感動もするんじゃないかと。

 

そもそも、あれ用これ用とかスピーカーやアンプをいちいち分けて考えるのも面倒ですし、そのままドーン!と出てくれればそれが一番話が早い。

 

何かいじるにしても、先ずはそれがあってじゃないと音はどんどんおかしくなったり、かえって限定的になって扱いづらくなってしまう印象。

 

その意味では、自分がベースで使用する『BAGEND』のスピーカーなどは非常に良い感じですね。

 

15インチで同軸フルレンジ仕様。

細かいスピーカーを沢山くっつけてなんてものとは一線を画したサウンドです。

 

「下品でけっこう!」なんて言っておいてあれですが、このスピーカーは楽器用の気持ち良さと上質なモニター的な要素の両方を持っていますね。

 

15インチでこれだけレスポンス速く、締まった音がしてくれるものはありませんでした。

 

BAGEND 《バグエンド》 S15X-N [15"×1 with Coaxial AX-HI Drive,300W@8Ω]【あす楽対応】

 

まぁ本当、楽器もオーディオも求めるものは同じかもしれません。

嘘をつかずシンプルでガツンと来てくれるものが一番良い。

 

エフェクターとかEQとかにこだわって複雑なシステムにするほど、理想とは遠ざかっていくのだから皮肉な話。

 

いくら高級ケーブルとか小物に凝っても大本が駄目なら全くの無駄でしょう。

 

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