Jiraud Black Cloud 5 Limited (15) PU位置は意外と普通

実はスタンダード

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特別なようで実は普通、だからこそ実用的。

ジラウドはそのあたりのバランスにとても優れている印象。

 

このブラッククラウドに関しても、PU位置は60年代のJBが基準です。

故にバランサーをどのポジションに振っても破綻も問題もなく、ちゃんと使える音が出てくれます。

 

先日の話のように、PU自体に変な癖や安易なキャラの主張などがない為、タッチコントロールによっても驚くほどに音色を変化させることが可能、

 

そして元がしっかりしているということは、プリアンプを使用し積極的な音づくりをするのも楽ということですね。

 

フロントでもリアでもミックスでも、確実に使える音が出てくれます。

 

2PUのミックスは凄く難しい問題

 

PU位置やインピーダンスに無関心な楽器のミックストーンは酷いものです。

でも残念ながら、そんなものが多いのが現実だから困った話。

 

嫌味でもなんでもなく、どうしても変わったことをしたいのであれば、PUは一個に絞った方が良いんじゃないかと思うところ。

 

「とりあえずハムを2個だな」

「これで太い音が出るだろう」

 

というノリで作っても世の中そんなに甘くありません。

干渉がひどいと音はかえって痩せるだけだと痛感します。

 

ただでさえ変な癖があるPUが多いのに、楽器本体もおかしくPU位置まで滅茶苦茶なのでは、音はどんどんボヤけたりグズグズになる一方。

 

壊滅的な特性の多弦が多いのも、このあたりに大きな原因があるはず。

 

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恐るべきはフェンダージャズベース

 

トータルバランスや実用性を考えていくとやはり、フェンダーのPU位置の絶妙さには感動させられますね。

 

それ故にそこを崩すのは大変なことだと思い知ります。

 

個人的な好みで言えば、70年代のJBのPU位置になっただけでも違和感があるから参ります。

1cm程度の変化でも音に影響があるという、それぐらい繊細で設定が難しい領域なのだと感じるところ。

 

もちろん、まだまだ良い音が隠れているのだとも思いますが、しかし、それを発見するには膨大な実験が必要になってしまうでしょう。

 

それなりに良い結果が出るぐらいじゃ挑戦する意味がありませんし、ものすごく良かったとしても、それが果たして実用的なのか好みであるかどうか、そこはまた別問題で難しい話になってくるはず。

 

安心のジラウド

 

ジラウドはかなり独特で特異な存在であるのは確かだと思います。

しかし、普通なところは意外なぐらいに普通だったりするから面白い。

 

ブラッククラウドも基本はJBのそれですし、本体に関してもPUに関しても、実はアナログ思考にも程があるってぐらいかもしれませんね。

 

でもその一方で、フェンダーコピーに甘んじているだけでは辿り着けない領域に踏みこんでいますし、その信念とこだわりがちゃんとオリジナリティを生んでいる。

 

まぁ、「欲しいモン作っただけ」ぐらいなノリでできた可能性も多分にある気はしますが、いずれによせ、芸術品を目指すみたいな扱いではなく、「使える道具」として非常に優秀であることに間違いはないでしょう。

 

弾いてなんぼな良い楽器です。

ってことは言うまでもなく、

 

弾かなきゃ分かりません。

 

ネットの評判ばかり気にしてないで実際に弾くのが一番ですね。

 

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