Jiraud Black Cloud 5 Limited (13) PUについて

まずはPUの話

 f:id:bakibakibass:20170724224317j:plain

 

「高出力」とか「パワーが凄い」なんてレビューされることもよくあるジラウド。

でも実のところ、PU自体は意外なぐらい普通とすら言える印象が強いです。

 

昔ながらと言うか、アルニコとエナメル線を使用することにこだわっているのが本当の話。

つまりは、なんともヴィンテージのフェンダー的なPUだったりするんですよね。

 

セラミック系にしたりとかバーポールピースのようや特殊な構造にすることはまずなさそうです。

 

ハムバッカーに関して言えば、PUケースにパラレルとシリーズの切り替えスイッチを搭載するという凝った作りになってはいます。

 

それでも、基本的にはJタイプを二連にしているものなので、新時代的と言うよりはむしろシンプルでスタンダードですよね。

 

【スポンサーリンク】

 

 

ハイパワーではなくむしろ素直でスタンダード

 

出力に関しても同様であり、あくまで自然な方向でまったく欲張ってない印象。

 

過剰に巻数を増やしたり単純なパワーを得ようとしているものと比較すると、むしろ低いぐらいとすら言えそうです。

 

ビンテージのコピーを売り文句にしているものが世の中に沢山ありますが、大抵は変なアレンジをしたり出力を無理にかせいで嫌な癖が出ているのが現実。

 

超高域まで素直に再生するものなどほぼ皆無であり、とにかく高域特性の悪いものが溢れているように感じます。

 

たとえシングルコイルであっても、癖が強くどうにもならない酷いものが多い。

 

出力を欲張って音を太くしようとか、変な癖を与えてキャラを主張しようとか、そんなことを考える前にまずは本体の鳴りや構造を見直して欲しいところ。

 

そして、それを活かすためのPUを設計するべきではないかと。

 

PUはベースのマイク

 

マグネットPUというのはハイテクな存在でもなんでもありませんし、むしろ、アナログで時代遅れにもほどがあるものだと思います。

 

でも、それがベースにとっての重要なマイクになるわけですから、プレイヤーのタッチが最大限に活きるものであって欲しいわけです。

 

また、後に通ることになる回路を無理なくそのまま活かすことができるものでもあってほしい。

 

出発点からいきなり狂ってることを面白がるのもいいけれど、そんなものばかりが溢れていたり基準にもなってしまっているような状況には強い疑問を抱きます。

 

このブラッククラウドについても本当、長く使い続けてもまったく飽きがこないのはこのPUの存在あってこその話でしょう。

 

シンプルで素直なだけに奥が深く、多様な音づくりにも余裕で答えてくれるのが素晴らしい逸品と言えますね。

 

生楽器としてのタッチへの反応と電気楽器としての多彩な音づくりと、そのどちらにもこれでもかと答えてくれます、

 

【ブログカテゴリー】