Jiraud Black Cloud 5 Limited (8) ヘッドデザインとテンションバランス

テンションバランス

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言葉として正しいかどうかはともかく、感覚としては非常に大事な要素。

 

今ではパーツから弦からなにから含め、多弦ベースの改良もかなり進んできた印象ですが、一昔前はひどいものが多かったですね。

 

特にローB弦の実用性が壊滅的でよく悩まされたものです。

ベロンベロンで音程感も張りもなかったり、価格に関係なく使いものにならない製品が溢れてました。

 

一見は凝ったつくりと良質な材のようでも弾き手と作り手の感覚の乖離がひどいと言うか、気持ちいい音で鳴ってくれる多弦は本当に少なく苦労した記憶。

 

ローBが鬼門

 

自分が今まで所有してきたものの中には、ナットからローB弦のペグまでの距離が異常に短いものなどもありましたが、悪影響が多く出ている印象がかなり強かったですね。

 

ローB弦の太さが仇になって短距離では綺麗に巻けなかったり、それに加えテンションバーのせいで不自然に曲がったり変な角度もついてしまう為、とにかく音程感も張りも微妙になってしまう。

 

他にも、正面から見て斜めにと言いますか、弦に妙な角度をつけるものなどもありましたが、ベース弦でそれをやろうというのは無謀に思えるところ。

 

レスポールのヘッドとかその弦の張り方や角度をイメージしてもらうと分かりやすいかな?

あれはギター弦とその太さだから許されるって気がします。

 

テンションバーやヘッド角についてはまた別ですが、ベースならば弦は素直にまっすぐ張れるようにした方が絶対に良いんじゃないかと。

 

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ジラウドのこだわり

 

その点、ジラウドはこのあたりの感覚とバランスにかなりうるさいですね。

実際、ヘッドデザインとペグ位置にも相当なこだわりがあるはずです。

 

・弦に十分な余裕を持たせられるペグ位置を計算

・なおかつなるべくコンパクトに抑える

・ヘッド落ちやデッドの発生にも気を付ける

・そしてもちろんオリジナリティも主張する

 

こんなことが考えられているんじゃないかと。

 

一部のモデルはちょっと違いますが、オリジナルシェイプの楽器はヘッド角もしっかり付けられていたり、やはり、テンションバランスやボディ鳴りなどについての強いこだわりを感じます。

 

34インチではありますがスケールを伸ばしたいって気にもならないし、特殊な弦が必要になるわけでもない為、実用的で扱いやすくて助かりますね。

 

また、このブラッククラウドの場合、指板とボディセンターと合わせるようにヘッドにシャム楽器がラミネートされてるのも嬉しいところ。

 

音的な意味でも見ため的な意味でも上から下までとにかく統一感があります。

ただ単に「弦を一本増やしてみました!」みたいなものとは次元が異なるでしょう。

 

設計からして違います。

 

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