縦振動のタッチの研究 (11) 楽器のエージング、生鳴りの魅力 

縦振動のタッチ (11)

  

 

楽器を弾きこむ

 

ボディ鳴りやエージングについて以前から触れてきているこのブログ。

これは縦振動とも大いに関係があると自分は感じます。

 

(3)の縦振動のタッチと生音の話を考えると分かりやすいかもしれません。

 

縦振動を意識していれば、生音からして変わっていきます。

それだけボディに振動が伝わりやすいことが生音レベルでも確認できます。

 

ボディが鳴っているよく楽器であれば、その差は明らか。

 

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弾きこむと何故ボディ鳴りしやすくなるのか?

 

正直、詳しいことは分かりません。

 

絶妙な噛み合わせでも生まれているのか?

目に見えない部分で何かが変化しているのか?

曖昧に想像するしかないところ。

 

しかし、たとえ奇跡のようなものだとしても、タッチによって条件は確実に異なるはず。

 

・弦も楽器も僅かにしか振動しないようなタッチ

・良い音を求めて積極的に鳴らそうとするタッチ

 

後者の方に良い結果が生まれた方が自然な話だと感じられますし、納得もできる。

少なくとも、前者に大きな変化は望むのは難しいのではないかと。

 

エレクトリックベース、弦楽器というのは精密なようで曖昧だったり、謎な要素も多い存在です。 

良い木材が大事だったり、真空管が現役だったりもする恐ろしくアナログな世界。

 

そう考えるとむしろ、

 

「楽器に変化など起きない!」

 

なんて考える方が自分には非合理で嘘臭くも思えるところ。

そんなに安心安定の最新テクノロジーが詰まってますかねこれ?

 

タッチレスポンスについても、弾きこまれたものとそうでないものとで、印象は大きく異なります。

よく弾きこまれてボディが鳴っている楽器は理屈抜きに良いと感じるもの。

 

「アッシュはドンシャリだから駄目!」とか「この木材はバンドじゃ弱い!」とか、そんな決めつけにも疑問を抱くようになりますし、安易に信じる必要もありません。

 

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生音が良い楽器の魅力

 

鳴り方に一体感が生まれ、下から上まで音が気持ちよく前に出てくる楽器は、弾いていて単純に楽しいものです。

 

低い帯域がしっかりと鳴り、立ち上がりも良くなってくると圧巻。

新品と弾きこまれたものとでここまでの差があるのかと驚くこと間違いなし。

 

それをより強く実感する意味でも、縦振動のタッチは絶対に効果的。

良いタッチを身につければそれだけボディは鳴るし、音も変わってくる。

 

そういう楽器を一度体験すれば、

 

「エレクトリックなんだから生音なんか関係ない!」

 

とは言えなくなるでしょう。

 

百歩譲って生音が関係ないのだとしても、弦振動まで無視するのは不可能。

結局、タッチコントロールが重要であることについては何の間違いもない。

 

これをどう否定するのは自分には分かりません。

 

「生音も弦振動もエレキには無関係!」

「ボディも不要!ネックも何でもいい!」

 

もしもそんな主張があるのだとしたら、我々は一体何を弾いてるのかと問いたいところ。

 

PUなんて先進的で高性能な機器でも何でもない存在です。

むしろ究極にアナログに近い気さえします。

 

そんな古くさいものに対し、「完璧な存在であり不確定な揺らぎなど起きるはずがない!」なんて考えるとか、それこそ幻想やオカルトというものではないでしょうか。

 

エージングの効果と魅力

 

縦振動によって得られる恩恵というのは非常に多く存在している実感があります。

エージングに関してもその醍醐味の一つですね。

 

もちろん、「縦振動でなければ変化は絶対に起こらない!」なんてものではないですし、どれだけ演奏時間が長いかというのも鍵でしょう。

 

しかしいずれにせよ、一つの要素として効率が良くなるのは間違いないはず。

タッチが良いとそれだけボディ鳴りしてくるのも早くなる印象です。

 

一方、完成から10年経ってようがなんだろうが、エージングを感じない個体も存在するから面白いところ。

 

感覚的で曖昧な話ですが、持った瞬間に弾かれてないのが分かるようなものもあったりするから、ある意味では怖い話。

 

「あぁ、あんまり使ってなかったんだなこれ・・・」ってすぐバレてしまったり、または、「タッチが弱いんだろうなぁ・・」と察することなどもできるかもしれません。

 

逆に、一見は普通なようでも化け物のごとく育ってる個体も存在したり、楽器の成長を本当に実感させられることがあります。

 

そういうものを弾いてしまうと、楽器の奥深さというものを感じずにはいられませんね。

また、「しっかり長く付き合ってこそ!」とも思わされる次第。

 

「絶対に一本で行く!」なんて固い決意を持てとまではいかずとも、自分の基礎となるような象徴となるような、そんな使いこんだ一本を持ってるのは悪いことではありません。

 

一本の楽器を使い続ければ、それだけ成長も期待できることになる。

 

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良いタッチで良い楽器を弾きこもう

 

タッチにしても音づくりにしても、楽器自体の音色や特性に大きく左右されてしまうようでは、なかなか思った通りの理想にたどりつくことはできないもの。

 

何を弾いても不思議と同じような音になったり、その人と分かったり、それというてのはやはり、タッチが大きく関与しているように感じます。

 

その人ならではの音使いやグルーブなど様々な要因があるとは思いますが、環境になど左右されない強力なタッチを持ってさえいれば、どんな状況であろうと自分の個性を発揮することが可能になるはず。

 

そしてそれは、簡単には真似のできない強力な武器になるでしょう。

 

パッシブだと良い音が出せないとか、ブーストしないとスカスカになるとか、そんな自分が嫌になったり悩んでいたりする場合、タッチの研究をしてみることは絶対におすすめ。

 

弾けば弾くほど上手くなりますし、楽器もそれだけ鳴ってくる。

あれこれと機材を買いかえたり悩む必要もなくなってくるかもしれません。

 

絶対の愛機になるまで弾きこみ育てられれば、他の物に目移りもしなくなっていきます。

見せかけだけのものに憧れるようなこともなくなり、必要を感じなくもなる。

 

「普通にしか見えないものでハイエンドを完膚なきまでにブッ飛ばす」

 

嘘でも大袈裟でもなく、そんなことも可能になるでしょう。

 

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