縦振動のタッチの研究 (9) 良いアンプや練習環境の重要性

縦振動のタッチ (9)

 

 

アンプも重要

 

縦振動の実感と言うか、タッチの変化を認識しづらい楽器があると話しましたが、これはアンプシステムなどの環境についても同様です。

 

世の中にある楽器用アンプのほとんどは、ものすごく濃い味付けをしてる印象。

それだけ回路的にも余計なものが多く、結果的に様々な足枷になっている気がしてなりません。

 

スピーカーも本当にめちゃくちゃな特性でレスポンスもひどいものが多い。

残念ながら、ベースアンプの多くが個人的には嫌いだったりします。

 

その為、レンタルで使うアンプに関して期待するのは大きな音が出てくれることだけ。

どうせろくなものじゃないし、もういいやと妥協するのが常。

 

音量を出せない環境は苦しい

 

さらにまずい環境、それ以前の問題になってしまうと言うべきか、根本的に大きい音をまったく出せない環境にいるというのも厄介な話。

 

こればかりはその人個人による生活環境の問題が大きい為、場合によっては本当にどうにもしようがないものだと思います。

 

とは言え、ずっとヘッドホンしてシミュレーターでも使って練習してるとなると、それがいただけないのも確か。

 

正直、縦振動を追及したりタッチコントロールを認識するのは厳しいのが現実ではないかと。

 

自分の話で恐縮ですが、田舎一軒家住まいな為、数100Wのアンプと15インチのスピーカーとかでも大きい音で鳴らせて助かりますね。

 

これで10Wの小型アンプすら鳴らせないような環境だったらと考えると、恐ろしくて仕方ない。

 

大袈裟ではなく、今の自分の音もスタイルもまったく違ってしまっていた可能性もあるとすら考えてしまいます。

 

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世の中の再生システムは劣悪なのが常

 

リハスタなどに頻繁に入ろうとも待っているのは前述のようなベースアンプ。

ライブ漬けの生活をしているとしても結局待ってるのは同じようなベースアンプ。

 

ラインの音と言っても変なDIを通ったり加工された音になるのが常。

それをまた酷いモニターで確認するのも普通のこと。

 

完全プロフェッショナルな環境下でのレコーディングを毎日のようにこなす?

PAの助けもまったく無いような状況で四六時中演奏して自分を叩き上げる?

 

そんなことを実現できる人間が果たしてどれだけいるのかって話になりますし、それを前提とか当たり前として話されても、一体どうしたものかとなるはず。

 

現実問題、自分の素の音を大きな音でじっくりと確認する環境、それとまったく無縁にずっと過ごす弊害というのは絶対にあるでしょう。

 

タッチに対する感覚を鍛えるにも厳しくなるのが正直なところ。

 

エフェクターに救いを求めるのは泥沼

 

弾き方による違いが出しづらいとなると、手軽に大きな変化を望めるエフェクターなどに興味が行きがちになりそうなところ。

 

しかしそれだと壁にぶつかることも多々あるんじゃないかと想像。

 

「もっと太い音を!」

「もっと抜ける音を!」

「もっと存在感のある音を!」

 

自分も含め、多くのベーシスト達が悪戦苦闘してることかと思いますが、それを足元の小さな箱とか、誰かが味付けしたアンプに依存し求めるのは厳しいでしょう。

 

機材まかせの音づくりには絶対に限界があります。

 

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現実は辛い・ベースに優しくない

 

一連の流れからすると当然、

 

「ではどうすれば良いのか?」

 

となるでしょう。

 

しかしいざそう尋ねられても、これは本当に難しい問題だとしか言い様がない。

 

一軒家にでも住んでるなら、練習環境は投資次第で何とかなる可能性も高くなります。

田舎ならそれこそ、爆音でも気にしないで弾けるかもしれません。

 

一方、自分の部屋にそれを望むのが無理な状況だったり、良い環境を作ることが不可能となると、残念ながらそれだけ状況は厳しくなっていくのが現実。

 

良いシステムを入手し、いつでもどこでも常に持ちこむなんて方法もありますが、結構な労力と覚悟が必要になるのは間違いありません。

 

また、ヘッドやプリを持ちこんだところで大体、酷いのはスピーカーも同様。

そんな簡単に解決するものではないと考えた方が良いでしょう。 

 

常に100%に近い環境を作りたいとなるとやはり車なども必須になりますし、全てを含めると非常に大がかりなシステムと投資になってきてしまうから厳しい。

 

練習環境を真面目に考える

 

楽器の練習について実に様々な方法論が展開されているであろうこの世の中。

一方、充実した練習環境を整えることについてはあまり議論がされていない印象。

 

良い音に触れることの重要性はもっとちゃんと語られるべきではないかと思います。

 

常に耳が鍛えられる、感覚が研ぎ澄まされる環境があれば、それだけで確実に感覚は変わってくるはず。

 

そこがどうでもよくなるとタッチに対する感覚も鈍くなるように感じますし、そもそも、まったく関心がなくなってしまう可能性すらありえる。

 

自分がジラウドに長く通っているのも、そのあたりの問題がすごく大きいですね。

今のようなシステムが揃ってない時には、週に一度は行っていたかもしれません。

 

とにかく良い音で練習して上手くなりたかった為、片道二時間以上かかってもずっと通い続けました。

 

これは本当に真面目な話、知らない人は是非一回は行ってみることをおすすめします。

ヘッドホンやミニアンプ、スタジオやライブハウスにあるようなベースアンプとは異なる世界を体験できます。

 

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練習は成果が出るからからこそ面白い

 

縦振動のタッチを身につけるためになぜそんなに環境が大事になるのか?

 

その話やその感覚自体がよく分からないというのはかなり問題がある証拠でしょう。

 

ジラウドベースを良いタッチで鳴らした時のサウンドはとにかく素晴らしい。

それこそ理屈じゃなく圧倒的に凄いものです。

 

しかし、それが結果として出てくれないシステムはつまらないし寂しい。

 

楽器が上達しなかったり長続きしない人の原因には色々あることかと思いますが、成長を実感させてくれない環境にあるというのも実は大きいかもしれません。

 

良いシステムで弾けば、僅かな変化でもそれをちゃんと再生してくれます。

縦振動の習得に取り組めばどんどん音は太くなっていくし、演奏するのも楽になっていく。

 

こうしてクソ真面目な感じに長々と話しているとなんと言うか、修行僧のような感覚で挑む必要があるのかと思われそうな気もしますが、伝えたいことはシンプルです。

 

「ベースが楽しくなる!」

 

ということ。

 

練習も良い音で楽しくやっていた方が絶対に上手くなるのは早い。

それが本番で良い結果として出たら何より。

それだけ人生もより豊かに楽しくなっていくはず。

 

楽器は良い音で鳴らしてなんぼですね。

 

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