JIRAUD W-BASS (8) その音の肝について考える

JIRAUD W-BASSと生音

 

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ジラウドベースにおける大きなこだわりの一つに『生鳴りの良さ』があります。

 

電気的な部分にだけ注目が集まりがちな印象もありますが、実は楽器本体の鳴りにこそ、その音の肝があるように感じるところ。

 

その中でもW-Bassの鳴り方には別格なものがある。

 

もう20年近くが経過してるということもありそうですが、この音の深さと複雑な鳴りを持っている楽器にはもう出会えないんじゃないかと考えています。

 

生音からして一般的なエレクトリックベースとは一味も二味も違う存在ですね。

 

生音の感覚がそのまま出るからこそのリスク

 

生音からして素晴らしい音がする一方、その扱いにおいて注意すべき点もあります。

弦を安易に交換すると結構な苦労をするはめになるんですよねこれ。

 

フラットワウンドと言えど、新品時は意外と硬質で明るい音が出たりするものですが、それがまずい方向に働くのがこのW-BASS。

 

その影響が恐ろしいほどに出てしまう印象。

 

ウッドベースのような音を出そうにも雰囲気がまったく違う感じになっちゃったり、 望んだサウンドにならなくなる為、これは本当に注意が必要です。

 

半年ぐらい弾いても落ちつく気配が無いフラット弦に当たった時は絶望しましたね。

結局、張り替え以前のような音にはならなかったので交換。

 

ぜんぜん思い通りの音にならない期間が生まれてしまったのと、たっかい弦代を無駄にしたのはトラウマ。

 

でもって、次に交換した弦に納得するのにまた時間がかかるから厄介なんですよね。

最低でも三か月は弾かないと、イメージ通りの音になってくれません。

 

うかつに交換すると悲惨な目にあいます。

 

生音も電気的な要素も大事 トータルで勝負

 

大変な面もありますが、弦が馴染んで音に統一感が生まれるともう最高ですね。

一音弾くだけで満足できる、そんな素晴らしいベースになってくれます。

 

生音を否定していたらこの音には出会えません。

それと同様、電気的な部分をおろそかにしても駄目。

 

全ての要素が絶妙に絡み合うからこそ、こういう楽器が生まれるのでしょう。

だからこそ複雑で魅力的、素晴らしい魅力が生まれるはず。

 

音をつくる要素を安易に否定してしまうのはもったいない話

感覚的な部分と具体的な部分、それが絶妙に噛み合う楽器は楽しいし実用的。

 

良いフェンダーってそういう魅力を凄く感じますよね。

ジラウドの魅力もそういうところにあるんじゃないかと自分は認識しています。

 

徹底的に真面目に無駄を排除みたいな印象とは異なる楽器です。

合理的なようで曖昧なところも多々感じます。

 

良くも悪くもプレイヤー次第。

そのタッチによってまったくの別物になったりもするのが面白い。

実際に弾いてこそ価値がある、実に人間的、音楽的な楽器です。

 

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