AMPEG MICRO CL STACK アンペグ ミニスタック ザ・ベースアンプ

Ampeg Micro CL Stack

 

ベースアンプが嫌いだとずっと言い続けているこのブログ。

一方、ベーアンの音がまったく分からなくなってしまうのもそれはそれで困る為、練習用に持っていたりします。

 

練習用とは言っても、10インチ2発でかなりの音量も出るので、爆音で使うのでなければ十分に活躍してくれそうですね。

「ロックなサウンドのアンプ」ってのをこのサイズで探すのも何気に難しくはありますし、実は意外と気に入っていたりもします。

 

ってかま~、何と申しますか、20年以上前の基準で考えた場合、こんなアンプをこんな安く買えるとか信じられない話だと感心してしまうのが正直な話。

 

AUXとか便利な端子もあったり、エフェクトループ、ラインアウト、ヘッドホン端子まで装備してるなど、自宅で弾くには十分すぎるような気もするところ。

 

もちろん今の自分の感覚で言えば、そんな絶賛するようなものじゃないのは確か。

アンペグらしい癖もレンジの狭いサウンドも好きにはなれません。

毎日これを弾けと言われたら、早い段階でうんざりすることでしょう。

 

それでもですね、「なんて良い時代だろう!」と驚かされるわけですよ。

ベースサウンドに欲を見ないのであれば、十分に使えるクオリティだと納得してしまいます。

不思議な『それらしさ』があると言いますか、歪ませてゴリゴリとピックで弾きたくなる感じ。

 

そのダーティーでドライブ感のあるサウンドが何とも魅力的に思える時があります。

 

ちっこいスタックの魅力

 

このアンプの何が一番魅力かって、

 

「ルックスが良い!」

 

これに尽きます。

 

それだけで何か許せてしまう気になるのがずるい。

べつにコンボでいいじゃんってところを通すのがナイスなわけです。

 

もう少し真面目に利点を言うならば、ヘッドとキャビで別々な分、持ち上げるのに非常に楽になるというのも大きなポイントでしょうか。

20kgのコンボと言われるとちょっと構えてしまうものがありますが、これはヘッドが6kgちょいでキャビが15kgぐらい。

 

どちらも片手でどうにかなる重さなので、扱いが楽でいいです。

 

まぁ、スタックだと電車移動とかするには逆に扱いづらくもなりそうですが、自分の部屋で使うか車で移動するって話なら、こっちの方がありがたいんじゃないかと。

 

後、ミニサイズだけど高さがあるので、ウーハー1発のキャビをベタ置きとかより耳に聴こえやすい利点はありそうです。

奥行きがそんなにない分、アンペグとして考えると実は意外と音がスッキリしている面もあったり、そういう意味でも扱いやすいところがありますね。

 

ブベ~!ボワモワ~!って感じではなく、ゴゲ~ン!と鳴ってくれる感じかな?

意味の分からない表現かもしれませんが、イメージ的にはそんなかなと。

やっぱり、ピックでゴリゴリ弾きたくなるサウンドですね。

 

他にも面白いポイントを述べるならば、フレットレスやEUBなどを鳴らして使ってみたところ、それも意外と有りだと感じました。

ギタリストが遊びに来た際、ハイカット気味にしてパット・メセニーの曲なんかをやってみたことがありますが、甘く太い音を狙うのも面白かった印象。

 

超絶キレの良いハイファイスラップサウンドとかを狙ったらそりゃ厳しいけど、下手にオーディオ系みたいなやつに手を出すよりはこっちの方がベース的に潔いと言うか、自分は好きかもしれませんね。

 

繊細さとか求めないので、あれこれ深く考えずに済みます。

 

AMPEG Micro CL Stack 

AMPEG Micro CL Stack

 

ベーアンに小細工は不要

 

自分は本当に本当、ベースアンプの音にも特性にも一切期待していない人間なので、ベースアンプを鳴らすんだったらもう、悩まず考えず音を出せることを望みます。

 

レンジが狭くてレスポンスが遅いと嘆いても仕方ない。

EQをあれこれいじろうとしてもストレスになるだけ。

「音が出りゃいい」と割り切った方が楽です。

 

その点において良くも悪くもベースアンプ、良くも悪くもアンペグなこいつ。

凝った音を作ろうと躍起になるぐらいだったら、ゴーン!と鳴らしてしまった方がそれらしくて良い。

 

THE・ベーアン 

 

この方向に振り切った方が個性的だし、音も格好良くなるかなと。

都会的でハイセンスとか似合いません。

鈍臭く芋っぽい方がベースアンプって感じがしてよろしい。

 

そうそう、もうひとつの印象としては、ギタリストがベースを弾いてみたいって時にこのアンプを鳴らすのはおすすめです。

独特の太さとドライブ感があるので、ピックでゴリゴリやってる内にベースの面白さに目覚める可能性もあるんじゃないかと。

 

シンプルなジャズベとかプレベで弾くと、何だかよく分からない『謎のそれっぽさ』が出て面白いですよ。

下手に整ったアクティブベースとかだと面白さも半減する気がするので、弾くならパッシブのフェンダースタイルが良いですね。

 

マーシャルにストラト・レスポールみたいなもんで、アンペグにジャズベ・プレベというわけです。

変に凝らず整えず、そのままズドーン!と音を出すのが一番。

 

こいつはほんと、馬鹿にできない音量が出ながらも絶妙にチープなのがポイント。

こういうちっこい冷蔵庫とかあったら欲しいですもんね。

このサイズとデザインはマジで秀逸です。

これで15インチ本格コンボとかだったら興味湧きません。

 

褒めもするし、突き放しもする。

嫌いなようでその愛嬌に妙に惹かれてしまうという面白い存在。

コレクション的な意味でもおすすめ。