修羅の門 虎砲 漫画で鍛える上手くなるベース (1)

陸奥圓明流 虎砲

 

簡単に説明しますと、

 

「相手に拳を押し当てた状態から超強力な打撃を加える」

 

という技。

 

完全ゼロ距離から1トン近い衝撃を叩き込むという、いかにも漫画的でワクワクする必殺技ですね。

 

修羅の門の主人公である『陸奥九十九』いわく、

 

「布団をね、拳をそえた状態から拳のスピードだけで打ちぬく練習をするんだ」

 

とのこと。

 

これを子供の頃に読んだ人は必ず真似をしたのではないかと想像します。

 

『虎砲』

 

と聞けば、それだけで盛り上がれるぐらいに好きな技でもあるはず。

自分も勿論、修羅の門の話にはちとうるさいかもしれません。

 

全ての音を必殺技化するのは厳しい

 

縦振動のタッチを習得するにあたり重要なポイント。

まずは『弦を押し込む』ということ。

 

縦振動に限らずとも弦をより豊かに鳴らしたいのであれば、あらかじめ弦を振動させるためのスタンバイをしておくべきだと自分は考えます。

 

指を思いっきり振りかぶろうが大きく弧を描こうが、その力をちゃんと弦に伝えられなかったり方向が悪いのでは意味がなくなってしまう。

 

しっかり振動させたいのであれば指をバタバタさせるのではなく、いかに弦の存在を確実に認識し、それを鳴らすかということを意識して弾くべきでしょう。

 

ただ、現実的なことを言えば、細かい音符を弾くのにいちいち大きな溜めをつくっているわけにもいきません。

 

本当に瞬時に弦を鳴らさなければいけない、高速な処理をせねばならない、そういうものですよね。

 

「一音一音を大切に!」

 

というのも分かるのですが、すべての音に全力を注ぎ込むというのは正直厳しい。

その気持ちを込めることが大切なのは言うまでもありませんが、実践するのは本当に難しいです。

 

一音に全神経を集中させるというのが理想であっても、それがなかなか許されないのが演奏の常というものかもしれません。

 

されど一音 まずはそこから

 

とは言え、そこで諦めてしまってはなかなか音は太くなってくれないし、悪いタッチのままで癖が染みついてしまう可能性も高いです。

 

自分の音をもっと太くする、もっと充実させる、もっと説得力を持たせる、もっともっと上を目指すというのであれば、これはやはり、一音一音を確かめながらじっくり地道に育て上げていくべきでしょう。

 

「次から次へ」と上達していくのも良いのですが、曲やフレーズを弾くことばかりに気を取られている場合、自分の音を育てること、すなわち「タッチを鍛えること」がおろそかになったりもする。

 

徹底実戦主義というのも大切なことですが、「やっつけ」とか「間に合わせ」みたいな癖が付いてしまうのも、それはそれで怖いものだと痛感します。

 

虎砲奏

 

今回のメインテーマである『虎砲』

 

イメージできない方は修羅の門の2巻を読んでください。

まずはそれが手っ取り早いです。

 

修羅の門(2) (月刊少年マガジンコミックス)

ここでヒントにすべきは、

 

「拳を押し当てる」

「ゼロ距離から叩き込む」

 

これだと考えます。

 

要するに、指を振りかぶるようにして弦に当てにいくのではなく、まずもう最初から弦に指を当てている状態を基本、スタート地点にしてみるということですね。

 

ジャブを当てる、ストレートを繰り出すという感じではなく、指と弦を密着させます。

そして、そこから力を加えていく。

 

その際、最初から力んでいてはいけません。

あくまでも脱力した状態から弦を垂直に押し込み、スタンバイ。

 

そのスタンバイが完了後、そこから指を超高速に抜く、または通す。

そして弦を綺麗に振動させる、弦が高速にそのまま垂直に戻ってくるようにする。

そんな意識で弾くと良いんじゃないかと。

 

修羅の門を読み、

 

『虎砲奏』

 

こんなイメージをつくりながら弾くと音は変わっていくはず。

 

次回予告

 

次回はまた修羅の門、もしくは、刃牙をヒントに考えていこうかと思います。

 

かなり以前には、ジョジョをヒントに新たなタッチを考えたこともありますし、それも再びまとまったら記事にしていくかもしれません。

 

・発勁

・消力

・音速拳

・波紋

 

など、このあたりは使えそうですね。

冗談抜きで真面目にヒントにしたものもあります。

 

念願かなってようやく虎砲の話ができました。

こういう話をしていくのは本当にワクワクしますね。

 

ポングの戦いはこれからだ!