ベースと腰痛、肩こり その原因と負担について探る

腰痛・肩こり 目次

 

 

姿勢が悪い・フォームが悪い

 

まず最初に考えられるのがこれですよね。

その負担の蓄積が表面化してくると本当に大変です。

 

・猫背

・顔を前に突き出す

・顎を上げて首をひねる・傾ける

・肩も肘も突っ張っちゃってる

・手首をねじって弾く

・指が常にピンと伸びてる

・小指が立つほど力む

・ネックを握りすぎて母指球がパンパン

 

など、こんなことをやっていたら、そりゃおかしくなるのも当然。

 

ただでさえ演奏というのは体に負担がかかるわけですから、それに加え、故障まちがいなしのフォームで弾き続けるのは、自殺行為とすら言えるのではないかと。

 

また、個人的に興味深いと思っているのは、親指の付け根のあたりにある『合谷』というツボ。

 

あらゆることに期待できる万能のツボのように扱われているのですが、逆に言えば、その付近のコリが万病に繋がるとも考えられるのかもしれません。

 

親指の付け根やその付近がカチカチになってしまうような弾き方は、実は良くないんじゃないかと

 

握力に頼って母指球がパンパンになってしまうようなフィンガリングなどもそうですが、そういう傾向があったら要注意でしょう。

 

ツボ云々関係なしにしても、過剰な力みや負担がかかっていることが想像されます。

 

目を酷使する

 

実はこれも肩こりを誘発する要因なのではないかと想像します。

楽器の演奏において『目』というのは凄まじく酷使されている器官と言えるのでないなかと。

 

指板も何もまったく見ずに視線を自由に解放できる、それができる人というのはそう多くはないはず。

必然的にけっこうな負担がかかっているものだと考える次第。

 

複雑に動く指を追うのだけでも大変ですが、ライブなどでは客席の方を見たり照明に当てられたり、実に様々な情報を一瞬で処理することを強いられてると言えそうですよね。

 

加えて、譜面を読む作業まで入ってくるとさらに大変なことになります。

そこに集中する、注目する負担というのは恐らく尋常ではない。

 

楽器の演奏というのは常に正面を向いていられるわけではありませんし、眼球の動きひとつとっても、想像を絶する高速な処理を求められるのではないかと推測するところ。

 

目が疲れるということは「脳が疲れている」とも考えられそうです。

あまりに情報量が多すぎるとストレスになるんじゃないかと。

 

目が疲れればそれだけ肩に来たり首に来たり、頭痛を引き起こす可能性なども否定できません。

肩や首が固まってくれば、その影響がだんだんと腰の方にまで回っていくことも有り得ます。

 

全身は繋がっているものですから、一事が万事にも成りえるわけですね。

一か所をかばえば、それをまたかばってバランスが崩れ歪んでいく、これが怖い。

 

歯を食いしばる・眉間にしわを寄せる

 

「集中しよう!」

 

という強い意識がこれらを生んでいるのだとしたら、ちょっと皮肉なところ。

そして確実によろしくない傾向でしょう。

 

瞬間的にこの状態をつくるのならともかく、普段から癖になっているようだとかなりの負担になるんじゃないかと。

 

これに関しては特に、日本人にそういう傾向があったりもするんですかね?

 

遊びに対しても生真面目と言うかシリアスに捉えると言うか、何をするにしてもガチガチに力が入りすぎてしまいがちなものかもしれません。

 

楽器を初めて間もないのに「才能ない・・」と諦める人なんかも、顔に力を入れすぎている傾向がよくあるんじゃないかと。

 

ちょっと汚い話になるようですが、トイレでいきんでる状態を想像してください。

その状態で楽器を弾こうとしても、そりゃ無理ってもんですよね。

単純に疲れますし、難しい辛い顔してても楽しくないでしょう。

 

例え話としては微妙ではありますが、表情を和らげる意味も効果も大きいのは確か。

 

「ここぞ!」という時の気持ちの表れということならまだしも、「真面目に練習しないと!」と力みすぎて歯をくいしばったり、眉間にしわを寄せて常日頃から弾いてるとか、それはどうなのかと疑問になるところ。

 

長く続けていくからこそ、早い段階でこういう力みの原因は取り除いた方が良い。

顔を硬直させるってビックリするぐらい全身の硬直へも繋がります。

 

座りっぱなしは疲れる 

 

椅子に座りっぱなしというのはそれだけであまり腰によいものではありませんよね。

同じ姿勢をずっと維持するのは思ったよりも大変だったりする。

 

ストラップをしていようがいまいが、座って楽器を安定させようとする場合、実はかなり不自然に体を硬直させたり、余計な力が入っている可能性がありそうです。

 

長くベースを弾いてて問題なく演奏できるからこそ、実はそういった負担が蓄積してしまっていることも考えられますし、妙なフォームのまま慣れてしまうというのも実は怖い。

 

加えて衣類がきつかったり、そこにベースを押し当て続けたり、内臓を圧迫しているような状態だったら絶対よろしくないですよね。

 

下半身の血流が悪くなればそれだけ影響がありそうですし、エコノミー症候群ではありませんが、そういった負担やリスクも考えられるのかもしれません。

 

内臓の疲労や負担から来る腰痛や肩こりは割とシャレにならないものです。

その引き金になるのが楽器演奏とかまったく笑えません。

 

椅子に座って弾く際の右足の使い方

 

ストラップを付けずに椅子に座って弾く場合ですが、これが意外な負担にもなる可能性がある印象。

どうも「右足を不自然に使っているのではないか?」と疑問が湧きます。

 

ヘッド落ちする楽器などなら尚更ですよね。

やはり、ギターと比べて遥かに長いのがベース。

意識的であろうとなかろうと、いかにバランスを取るかってことが問題になる。

 

リズムを取るにしても、楽器を乗せている右足がガクンガクン動いちゃってたら安定しません。 

とは言え、かかとをべったり付けて足首だけ動かすというのも意外と疲れますし、足が固定されっぱなしというのも疲れる。

 

そして、体の一部分を変に使っているということは、それが全身への影響も意味していると考えるところ。

 

右足で楽器を支えようとしてやたら力が入ってるとか、その位置を保とうと身体が緊張・硬直してるとか、そうやってバランスを維持しようとするほど、他の部位にも負担がかかってしまうはず。

 

あぐらで弾く

 

右足を変に使っているかもしれない意味でも、座り続けて弾くのが辛い意味でも、あぐらで練習するのは実はあまり良くない印象があります。

 

少しでも楽器を高い位置に持ってこようと右足を持ち上げていたり、それを右腕でサンドイッチするようにして安定させてたりなど、心当たりのある人もいるはず。

 

椅子に座った際、脚を組んで弾くことなどにしてもそうですが、体をひねったりねじったり、それでバランスを維持し安定させようとする行為というのは、意外とキツイことなのではないかと感じます。

 

体が緊張している状態が常だとやはり、それだけ負担もかかっているものでしょう。

 

楽器の形状や重量を把握したりバランスを意識したり、そういった上達の意味では悪いことでもないのですが、不要な負担になることも十分に考えられるんじゃないかと。

 

立って弾く際にはあまり関係がないというのがまた悲しいところでしょうか。

 

バランスの調整を右足でやる癖がついている場合、その癖のせいで立って弾く際の違和感が大きくなってしまうことも有り得そうです。

 

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ストラップをして弾く

 

座り続けるのもよろしくないですが、直接的な負担や圧迫感という意味ではこちらの方が分かりやすくもありますよね。

 

重めのベースを長時間弾いた時なんてのはもう、左肩が大変なことになったりします。

 

どんなに達人級の脱力を身に付けようが、どんなに良いストラップを使おうが、これは絶対に避けられない負担。

 

「肩こり」と一口にすると、『肩』という一部分だけが気になるものかもしれません。

しかし、それが結果的に腰痛にも繋がったり、首の方などへの影響を引き起こすことも十分に考えられます。

 

悪化すればするほど、二次災害的に頭痛などに繋がる可能性もありますし、あまりに体の硬直がひどくなれば、内臓の方への影響が出ることも考えられるでしょう。

 

人体というのは全てが繋がっているわけですから、一つの影響が全身への影響になってしまうものだと自分は考えます。

 

特に肩こりというのは『脳』に近い部分の硬直になりますから、非常に危険なサインだと見ることもできますよね。

 

悪いフォームで弾き続けることがどんなに負担になるか、人体に対して危険な行為になるか、地獄レベルの腰痛や肩こりで身を持って経験済み。

 

本気のギックリ腰になるとその場に立つことすらできなくなります。

 

良すぎるストラップが実は負担になる?

 

『上質で幅広の本革製のストラップ』

 

最近思うことですが、これが実は負担を生む原因になることも有り得るのかと困惑してたりします。

 

それは何故か?

 

「あまりに安定している為、フォームも固定されてしまう」 

 

こんな印象を受けることが増えてきたからだったり。

 

ベースを弾くには楽器が安定しているほど良いと考えていましたし、それは今でも同様です。

そのために購入したストラップはその意味で本当に素晴らしいクオリティで満足しています。

 

一方、あまりに『遊び』が無さすぎるのも考えものなのかもしれないと少し疑問が湧くようにもなってきました。

 

ほんの僅かにでも動かして体をリラックスさせたり、少し位置をずらすことで楽になったり、人間にはそういうところがあるはず。

 

しかし、そこでガチガチに固定され安定しすぎていた場合、どうもそれが許されなくなってしまうような印象を受けるんですよね。

 

そこで、メインの方のストラップから1ランク落としてみると言うか、幅も厚みも僅かにダウンサイズしたものを実験で今は使っています。

 

目から鱗だったのは「ストラップ自体が軽い」ということ。

 

分厚くちゃんとしているほどストラップ自体も重くなってしまう、これも実は意外と問題なのかもしれません。

 

『しなり』もなくなってしまうと言うか、柔軟性がないとキツイ面がありますよね。

何年も使いこんで柔らかくはなっているのですが、それでも分厚く崩れないものは崩れない。

 

まだ結論は出ていないけれども、しっかりしていればいるほど良いとも限らない、人にとってベストでも自分に当てはまるかは分からない、そんなことを感じる次第です。

 

後、本革製のものは高さを微調整できなかったりするから、それも欠点ですよね。

そこに残る微妙なストレスが負担になるとも考えます。

 

ストラップの選択を誤っている

 

「高くて丈夫だから良いとは限らない」

 

という上記の話に自分から反論するようですが、幅がなく肩に食い込んでしまったり、クッション性があまりに希薄で直接的に負担がかかるようなのは辛い。

 

頼りない安物はやっぱりよろしくないですね。

あまりに長すぎるのも考えものですし、そのあたりが無神経に作られているものにも注意でしょう。

 

また、人工素材系のストラップにも気を付けた方が良さそうです。

ちょっと弾く分には肩への当たりが優しくて楽に感じるのですが、その弾力と伸縮性が仇になったりもするから怖いところ。

 

ストラップ自体がビヨンビヨンとゴムみたく伸び縮みしたりするので、それを安定させるために意図しない余計な力が必要になってしまうことが考えられます。

 

特に左手が落ち着かなくなるかもしれませんね。

楽器が重いほどストラップそのものが伸びてしまうので、かえって演奏の負担になる印象。

 

まぁ、気にしない人は気にしないものなんでしょうが、自分はストラップには結構こだわりたい方です。

 

安定したフォームと負担の軽減が結果的に良い演奏と健康に繋がるはず。

 

直立スタイルは辛い

 

これはもう、校長先生の話よろしく、その場に立ちっぱなしというのは問答無用で辛いもの。

しかも、ベースを肩に下げてそれをやるわけですから、負担が無いわけがないですよね。

 

フォームを安定させるのであれば極力動かない方が良いとは思いますが、それって物凄く疲れる行為だと思います。

 

そう考えると、

 

「ステージで暴れる!」

 

なんて方が意外と一か所への負担は少ないものなのかもしれませんよね。

スタミナは消耗しそうですが、体を硬直させてるより不自然な負担が少なくなることは考えられる。

 

もちろん、ぶっ壊れるような動き方をしていたらそれだけ多大な負担になってしまいます。

でも、自分の好きなように体を動かせる意味って絶対に大きい。

 

このあたりは前述の座りっぱなしの話とも関連するところでしょう。

いくら安定するとは言っても、ずっと同じ姿勢でいるのはきつい。

 

キャリアがあって長時間の演奏をまったく苦にしない人というのは、どこかで絶妙に体を緩める、負担を分散させる方法というのを心得ているのだと想像します。

 

そうじゃないと絶対壊れてしまう。

 

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エフェクターの踏み替え

 

普段使わない人間だからこそ逆に気になると言うか、けっこう驚きますね。

 

「え?踏み替えってこんな疲れるの?」と。

 

もう、椅子に座った状態から中腰で踏もうとするとか最悪です。

 

立ってやるにしても片足が浮いて不安定になるから嫌ですし、素早くいくつも切り替えるとか個人的には絶対やりたくありません。

 

まぁ、これは好みの問題と慣れの問題ってことだとも思いますが、意外なところに負担が隠れているというのは間違いないはず。

 

エフェクトボードが大きくて不自然に足を伸ばす必要があるとか、変に体をひねる癖がついてるとか、案外、馬鹿にできないものかもしれません。

 

運動不足だったり体が硬い自覚があるなら尚更ですし、ライブ本番でビキッ!なんて体がつっちゃうとか笑えませんよね。

 

さすがにそれは無いだろうと思うところでもありますが、一事が万事。

普段から負担や疲労が蓄積していると、いつ何が起こるか分からない。

 

経験から言ってもそうですが、中腰状態にはけっこうな注意が必要だと感じますね。

そもそも座りっぱなし自体も意外と怖いものですし、リスクがあるものだと考えます。

 

移動・運搬

 

雨の日のしんどさなどを考えてもその負担の大きさがわかるところ。

重い荷物かついでせっせと移動というのは単純に辛い。

 

これも宿命ですよね。

 

この負担と煩わしさを少しでも軽減したいのであれば、楽器本体も軽量なものを選んだ莉、その必要なケースも良いものを選んだ方がいいでしょう。

 

このあたりについては前述のストラップと同じような話だと思います。

 

ただ、高いからと言って体に優しいとは限らないのも共通してるのが厄介。

徹底的な保護をコンセプトにしている場合、それだけの重量になりますから負担も増加します。

 

ギグバッグにせよエフェクトボードにせよ 、結構やばいことになりますよね。

総重量で軽く10kg超えるとか、それで体に良いわけがない。

 

車で移動するにしたって重いアンプがあるんじゃそれも笑えません。

 

知人が使用していたもので50kgオーバーなんてキャビなんかもありましたが、自分だったら確実に腰が死んでいますね。

 

こういった負担との闘いというのは本当に辛いものです。

「脱力」とばかりも言ってられない現実が沢山あります。

 

何の世界でもそうですが、体力があるに越したことはない。

 

まとめ・雑談

 

他にも食事から生活習慣から様々な角度から考えることはできますが、キリがなくなりそうなのでとりあえずこの辺で。

 

全部言い出したら、パソコンやらマウスの話などにまで行くことになりそうです。

 

それにしてもまぁ、いつも思いますが腰痛というのは厄介ですよね。

肩こりもひどいのは頭痛になってくるし、歯までおかしくなってくるし、一部分だけでは済まなくなってくる。

 

馴染みの整体師さんが言うには、

 

「肩と首だけは柔らかくしておきなさい」

「常に血液が巡る状態にしておくべき」

「脳がやられたら終わり」

「悪化しすぎると取り返しがつかなくなる可能性がある」

 

とのこと。

 

楽器演奏について限った話ではなく、肩回りの張りや痛みは放置しておくべきではない。

下手をすると命にすら関わってくる危険性も考えられます。

 

不安を煽るための脅しや極論に聞こえる人もいるかもしれませんが、的外れな意見と切るにもちょっと見過ごせない話でしょう。

 

自分には無縁とか関係ないという考えに至るのであれば、痛みや緊張に対して感覚が麻痺していると想像します。

 

それかよほどに健康で何も問題がないか。

 

痛みが出たら薬を飲めば解決とか最悪は手術すればいいとか、そういう問題じゃありませんよね。

体の張りというのは何らかのサインのはずですし、それを無視したりストップさせてどうするのかと。

 

実際、とんでもない腰痛でひどい目にあったことがありますし、ああなるともう、日常生活を送ることすら困難です。

 

靴下が履けない、立つこともできない、座ることすら無理、トイレにも行けない、このレベルの腰痛は本気で笑えないことになる。

 

もはや楽器を弾くどころではなく死刑宣告と同様。

日頃からの蓄積というのがどんなに恐ろしいものか、それを感じずにはいられません。

 

音楽が好き、楽器が好き、それは本当に素晴らしいことなんですが、そのせいで人生めちゃくちゃになってしまう可能性も潜んでいるというのが悲しいですよね。

 

甲子園球児が体ボロボロになって再起不能とか美談でもなんでもないと思いますし、同じく、楽器を弾いて体を壊すことが自慢になるとか羨望の的になるとか有り得ない話でしょう。

 

本当、もっと体のケアについて真面目に考えたり、痛みに敏感で優しい世の中になれば良いのにと声を上げたいところです。

 

我慢我慢、根性根性、そんな時代じゃない。

怪我や腱鞘炎が勲章とかあるわけないだろうと。

 

また、こういった歪みや蓄積で厄介なのは、「遅れて来る可能性もある」ってことですね。

そして「治りづらくもなる」という、たちの悪い二段構え。

 

体力も気力も充実しているなら気にならないものだったりしますが、一度気が抜けるとそれまでのツケがそこで一気に来たりもする。

 

今は良くても後で大変な目に遭ったとか、それで再起不能になったとか、まったく笑えません。

 

軟弱でつまらないと馬鹿にしてた奴の方が健康に楽しそうに生きてるとか、過去の不摂生をどんなに悔いても元には戻れなくなってしまったとか、これも辛いですよね。

 

ま~、体は大事にしましょう。

それさえ無事なら一生使えます。

 

つまりは一生遊べるし楽しめます。