スラップベースに使われる基本的な奏法・用語などをまとめる

初スラップ記事

 

もう300記事を超えているこのブログですが、なんと、スラップをテーマにした記事が今まで一つもなかったことに気付きました。

 

ジラウドJFDT-Cのスラップモードなどについて話すことはあっても、奏法として分析したり理解を深めようってことは一回もしてこなかったという。

 

そんなわけで今回のテーマはスラップ。

基本的な奏法・スタンダードなテクニックについて解説していってみたいと思います。

後、目次機能を初めて使ってみようかと。

 

 

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サムピング

 

スラップの基本中の基本、親指で弦を叩くこと。

大体は「サム」って略しますよね。

高音弦でも使用はしますが大体は低音弦での使用がメインになります。

ドラムにおけるバスドラの役割を基本に考えると分かりやすい。

弦を叩く際、親指を弦と平行な感じにするのがスタンダード。

一方、親指を下に向けたり垂直になるようにして叩くスタイルも存在。

どちらが合うかは好みの問題、ストラップの高さによるところでしょう。

 

プル 

 

弦を引っぱって離して音を出す方法。

より強い発音を得るのに非常に効果的な奏法。

使う指は人差し指がスタンダードですね。

ピックと併用する場合なんかは中指か薬指かな?

こちらはサムとは逆に高音弦での使用が主になるでしょう。

ドラムで言うならスネア的な役割が基本。

「ドンパンドンパン」のリズムだったら「パン」の方がプルになる。

 

開放弦

 

改めて説明する必要もないかもしれないけどスラップと言ったらこれですよね。

4弦の開放をブッ叩いて気持ちいいかどうか?

それがダメならそのベースはスラップに向かないものかもしれません。

大袈裟ではなく開放弦で良い音がするかどうかは本当に大事。

まずは開放弦をガツン!と鳴らすべし鳴らせるべし。

開放弦のサウンドとコンビネーションをどうするかがスラップの基本と言っても過言じゃない。

 

ハンマリング

 

左手のテクニック。

スラップ限定ではなくスタンダードな奏法。

指をハンマーに見立てて弦を押す・叩くって感じ。

たとえば5フレットを人差し指で押さえて普通に音を出したとしましょう。

次に7フレットの音を他の指で押して(叩いて)十分な音量を出すようにする。

それがハンマリングではないかと。

開放弦とのコンビネーションが最強の武器にもなります。

 

プリング

 

これも左手のテクニックでスラップ限定ではない奏法ですね。

ハンマリングの逆と考えると分かりやすいでしょう。

今度は逆に7フレットの音を出してから5フレットの音を出すパターン。

この際、5フレットを人差し指であらかじめ押さえておくのがポイント。

7フレットを押さえている指でひっかくようにして5フレットの音を出します。

ここでしっかり音程とリズムを出せるかで一味も二味も変わってくるから奥が深い。

左手の使い方は本当に重要なポイントです。

 

スライド

 

これまた左手のスタンダードなテクニック。

滑らかな音程の変化や独特のうねりを出すのに効果的。

5フレットを人差し指で押さえて音を出し、そのまま7フレットまで移動する感じ。

確実に押さえないと音が途切れたり痩せてしまうのでそこがポイント。

やることはハンマリングとプリングと似たような感じだけどニュアンスが異なります。

 

グリス

 

スライドと似たような感じだけどこちらはもっとダイナミック。

たとえば7フレットの音を出すとします。

この際、5~6フレットからなんてやり方じゃグリスにはならない

1フレットから「グォォオン!」と勢いを付けて弾くとニュアンスが全然違います。

上昇するだけでなく下降させるのも勿論あり。

音程は考えずうねりだけ出すようにするのも醍醐味。

上手く使うとめっちゃドライブ感が出たりメリハリも付きますね。

 

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ゴーストノート

 

和製英語っぽいこの言葉。

個人的にはタッチミュートと呼びたいかも?

いずれにせよスラップの醍醐味と命でもあります。

細かなリズムやパーカッシブなニュアンスを出すためには必須なテクニック。

音程を出さず「ガツ!」とか「バチ!」っていう音を出すのがポイント。

ベースを打楽器と認識して叩いてみるのが一番早いでしょう。

左右の絶妙なコンビネーション、高度なミュートテクニックも問われてきます。

 

ゴーストハンマ

 

前述のハンマリングの応用でゴーストノートを出せるようになると世界が変わります。

と言うかこれが上手くないとスラップは格好よくならないぐらいに大事。

右手も大事ですが左手も本当に重要です。

左手でいかにキレ良くパーカッシブでタイトな表現ができるか?

右手で強く叩くことだけに気を取られていると意外とスラップは様にならないものですね。

ちなみにゴーストハンマってのは適当に今つくった言葉。

他になにか良い表現があったら変更するかもしれません。

「ゴーストレフト」の方が良い気がするけど、何か必殺パンチっぽい?

 

サムアップダウン

 

親指をピックのように使いアップストロークでも音を出すようにする方法。

「オルタネイトサムピング」なんて言うと分かりやすいかも?

前述のプルを親指の爪側でやると考えるのも有りかもしれません。

このテクニックを習得することで驚くほどにスラップのバリエーションが増えます。

独特のニュアンスが出せるのはもちろん、親指一本で高速なフレーズを弾くことも可能に。

本当は「ダウンアップ」の方が的確な表現の気はしますが何でしょうね?

言葉の響きとしてはやっぱり「アップダウン」の方がハマるから面白い。

 

ダブルサム・トリプルサム

 

16分音符や32分音符、6連などをサムダウンだけで弾く方法。

と言ってもその全部を弾くのはほぼ不可能なので、フレーズの一瞬での使用がメインになります。

反動を利用したり硬直・脱力と上手く合わせて弾くことが重要。

上手くやれば高速で連続したサムダウンが実現できます。

6連系に適応するトリプルサムはかなり難しいですが、普通に可能な奏法です。

ちなみにこれも呼び方として正しいかどうかは知りません。

個人的には「ダブルストローク・トリプルストローク」ってのも認識としては有りかなと。

 

ダブルプル

 

読んで字のごとく、二連のプル。

と言っても人差し指で二連続よりは、人・中指のコンビネーションでというイメージ。

スタンダードな奏法と言えるかは何ともですが、最近はこれを高速でやれる上手い人増えてますね。

もっと普通に使うなら2弦を人差し指、1弦を中指って感じで和音を鳴らすのは王道。

「ダブルストップ」なんて言ったりもしますが、コードの要素も入ってきてこれも面白い奏法です。

パーカッシブなだけではないスラップの魅力のひとつですね。

 

ロータリー奏法

 

「サムダウン→サムアップ→プル」の順番で弾く方法。

誰が作った言葉かは分かりませんが、覚えておくとパターンとしても認識しやすくなります。

6連系のフレーズや高速で派手なフレーズとか弾きたいなら大活躍するやり方ですね。

通常はたとえば3弦でサムダウン+アップした後、1弦をプルするという風になります。

より高度に細かに弾きたいのであれば1弦だけでロータリーするとか、その習得も面白い。

上手い人はものすごく複雑に使える奏法とも言えますね。

 

ハンマリングロータリー

 

「サム開放弦→ハンマリング→プル」のパターン。

こちらも6連系のフレーズなどを弾く際に大活躍します。

省エネでもかなり派手だったりインパクトを出せるのでおすすめ。

スラップで様々な表現方法を身に付けるなら必須な奏法とも言えるでしょう。

アップを入れるのが難しい垂直型のサムピングユーザーにも嬉しい奏法ですね。

各弦とのコンビーネーションでかなり複雑なパターンにすることも可能。

ちなみにこの言葉、これまた適当に今つくったものになります。

誰も使ってない言葉ならなおさら言ったモン勝ちですね。

 

ショットガンロータリー

 

「プル→ゴーストハンマ→ゴーストサム」の6連パターン

高音弦をプルした後、続くミュート音を大きく確実に出すのがポイント。

左手の音が貧弱だと全然格好良くならないので注意。

上手く使えればこれまた省エネでしかもかなり派手に聴こえる奏法になります。

はっきり音程を出すのがプルだけになる為、よりパーカッシブになるとも言えますね。

ベースソロなんかでこいつをビシバシ決めればかなり盛り上がるはず。

言うまでもありませんが呼び方はイメージでテキトーに決めました。

 

まとめ

 

忘れてそうなこともありそうですし、これから思いつくのもありそうですが、それはまた後日か追加ということで。

 

こうやって改めて言葉にしてみるとなかなか面白いですね。

誠実な内容かどうかはともかく、いろいろと整理される気がします。

 

「スラップなんて出来ない・・・」

 

なんて嘆いている人がいるならば、一つ一つ分析してみることが重要だと言いたいところ。

派手に聴こえるようでも意外と単純なパターンだったりする場合も決して珍しくありません。

 

むしろ動作として単純だからこそ、お手軽な技として美味しく使えるとも言えるわけです。

派手なサウンドだけではなくソフトタッチなスラップというのも魅力的ですし、変に複雑に大袈裟に考える必要もない。

 

賛否両論ありそうですが、「ベースならでは!」が数多く詰まった奏法です。

ちょっと覚えるだけでも世界が広がりますね。

 

単純にやってて楽しいし気持ちいい、そういうのも大事なポイントでしょう。

と言うか、それこそが楽器の基本なんじゃないかと。