弦の寿命、節約について考える (2) 弦の張り方を見直してみる

まず伸ばす

 

弦をパッケージから出し、丸まった状態からほどく。

ストレート弦でもない限り、まずはこの作業に取り掛かることでしょう。

 

で、そのまま張ろうとするのではなく、弦が真っ直ぐになるよう引っぱり、伸ばしてから張るのをおすすめします。

 

まぁ、大きな効果を期待すると言うよりは、おなじないとかゲン担ぎみたいなものですが、とりあえず、丸まっていた時の癖を少しでもとってあげようという話ですね。

 

また、本当にどうしようもないぐらいに癖がついていたり、そもそも張りがないような弦は何をやっても無駄なので、それを判断するためにもこの方法が役立つ印象。

 

弦を持ち上げ垂らしてみた際、ピン!と真っ直ぐ張りがあって癖のない弦は良い感じ。

逆に、そこでグニャグニャ曲がってしまうようなものは避けたいところです。

 

張る前からもう露骨に折れてるようなやつは論外。

弦を伸ばす云々ではなく返品・交換対象ですね。

 

弦は折ってから切る

 

常識なのかそれとも意外と知られていないのか、弦の切り方は寿命に大きく関わる印象。

 

と言うか、運が悪いとその時点で即死する可能性もある為、かなり気を使うべきポイントと認識すべきなんじゃないかと。

 

「余分な長さを計算し折り曲げてから切る」

 

これだけで弦の生存率が変わる可能性があります。

 

自分が使ってる弦の場合、長さ的に切る必要があるのはD弦とG弦だけなので、弦交換も楽なんですが、それでもやっぱり、この瞬間は緊張しますね。

 

「頼む!死なないでくれ!」

 

とドラマさながらに祈りながら作業します。

数千円が無駄になるかどうかが決まるかもしれない恐怖の瞬間。

 

用心に越した事はありません。

 

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ねじれないように張る

 

ブリッジに弦を通し、ボールエンドがひっかかるまで入れる。

とりあえずはこれが普通の方法なんじゃないかと想像します。

 

ただ、ボールエンドが固定されてしまうところまで入れてから作業すると、巻いている内に妙な癖がついてしまう印象。

 

その為、ボールエンド側を少し引っぱってブリッジの外側に弦が出ている状態にし、弦が真っ直ぐになるようにしてから張ることにしています。

 

裏通しの場合などは話が違いそうですが、通常の張り方であればこの方法はかなり有効なはず。

 

不死身の弦など存在しない

 

神経質にならずとも全く問題がない、そんな高品質な弦を使用することが望ましいのかもしれませんが、まぁ正直、「完璧なもの」なんてのがこの世に存在するとは思えないわけです。

 

そして先日も話した通り、「お金がかかる」というのも現実。

そして当然、それを稼ぐのは大変なことであり、労力が必要なのも現実。

 

弦交換に慣れてしまうと、だんだん分からなくなってしまうかもしれませんが、弦のコストって普通にヤバイ問題ですよね。

 

無神経だったり湯水のごとく扱うのはちょっと厳しい。

 

仮に、「大金持ちで好き放題使える!」なんてことだとしても、変な張り方をしていれば肝心の音に影響が出てしまいますし、当然、良い結果にもならないでしょう。

 

どう抗おうと「弦楽器」なんですから、弦を無視するなんてことは不可能。

 

ゴリゴリ・バッキバキにブッ叩きまくるのも何するのも自由だけど、「弦すらろくに張れない」というのは、べつに格好良くもなんともない話。

 

話のネタにするならともかく、こだわりとしては何の役にも立たないんじゃないかと。

 

好き勝手にしたいのであればこそ、なおさら弦はしっかり張ってあげるべきでしょう。

それで音も良くなり、結果的に寿命も延びることになるはず。