1フィンガーについて考える (4) ジラウドに学ぶ・頼る

フェンダーのヴィンテージプレベ

 

60年前後の無改造のものに限るみたいですが、同じプレベでも配線が後続品とは異なるらしく、それが大きなポイントになる様子。

 

その配線をすることによって何故かPUの反応が変わるというのが興味深い。

 

なんと、縦振動であるほど音は小さくなり、横振動になるように弾いた方が太く大きくなる、そんな現象が起こるというのだから不思議な話。

 

詳細は分かりませんが、磁界が変わるってことなんでしょうかね?

プレベの時点で弦振動に対して寛容な面がありますが、それをさらに上回り、横方向の振動を強く拾うようになる。

 

つまり、アップストロークに対して非常に有効になる方法だと考えられます。

 

ジェマーソンチューン

 

そのヴィンテージプレベをヒントにしたジラウドの配線方法。

 

加えて、PUカバーにブリッジカバーも搭載、極太のフラットワウンドを張り、ブリッジにスポンジを詰めるジェマーソン仕様、こいつが本当に強力です。

 

「もうこれでいい!」

 

と、何も加工をする必要性を感じない、超濃密でシンプルなベースサウンドを堪能できます。

 

ただまぁ、そこまで徹底すると、大抵の人はまともに弾けない状態になってしまう為、完全ジェマーソンチューンはちょっとハードルが高い印象。

 

もう少し普通の感覚で弾きたいという場合、その独特の配線だけをやってもらう方が良いのかもしれません。

 

または、様々な振動方向を拾うオリジナルのハムバッカーにこの配線を施すのでも面白そうなところ。

 

ジェマーソンチューンを施すとプレベの場合、横方向への反応の方が強くなってしまうのですが、ハムバッカーなら縦振動も別の意味で有効になり、それでまた独特なサウンドが実現できます。

 

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ジャズベでも可能らしい

 

これは実際に弾いた経験がない為、話に聞くだけになってしまいますが、ジャズベースでも横方向の振動を強く拾うようにするのは可能な様子。

 

通常、ジャズベの場合、縦振動で弾かないとなかなか太く充実した音が得られなかったりするものですが、そこに何らかの改造を施すことで反応が変わるみたいです。

 

これの何が面白いって、1フィンガーの話に限らず、ピックなどの奏法に対しても大きな効果を望めるということですね。

 

横方向の振動が強くなりがちなタッチや奏法でも太い音を出しやすくなるし、アップ側のサウンドとも揃えやすくなる。

 

逆に、どう弾いても同じような音が出る、面白味のない楽器になってしまう可能性も考えられますし、タッチにこだわる人には逆効果になるものと言える気がするところ。

  

ジラウドベースだけでも相当な本数を弾いたことがある身ですが、繰り返すようだけれど、その改造が施されたベースは弾いたことがありません。

 

良いタッチを身に付けようとする姿勢や方向とは矛盾が発生してしまうかもしれないと考えると、これはやはり、ジラウドベースの中ではかなり特殊でレアな存在なんじゃないかと感じます。 

 

やっぱりジラウドは面白い

 

でもほんと、こういった研究をしている所を自分は他に知りませんし、また、店主自らが真剣に奏法の研究をしているというのも、他ではなかなか考えられない話ではないかと思います。

 

実際、自分が縦振動について知ったのも、1フィンガーに対して興味を持ったのも、ジラウドの福田さんから教えてもらってのこと。

 

タッチコントロールを深く研究している方が作っているのですから、当然、楽器の方もそれに答えてくれるわけですね。

 

ベースを作っている人はもちろん、プロミュージシャンでも1フィンガーを研究している人なんてほぼ存在していないと感じますし、こういった奏法、それに合った楽器に興味があるならば、まずはジラウドを訪ねてみることをおすすめします。

 

『Funk Groover』なんてエフェクターもありますが、これがまた実に強力。

とりあえず分かりやすく言うと、「問答無用で音をぶっとくする!」そんなペダルです。

古くさ~いファンクなサウンドとか歪みが好きなら、めちゃくちゃハマるはず。

 

まぁとにかく、ジラウドというのは面白い存在ですね。

20年近く通ってますが、次から次に何かが起きて飽きることがありません。

 

「ステマ」とか「宗教」なんて安易に言っちゃうような、無教養でお花畑な脳ミソの持ち主でもない限り、必ず得るものがあるはず。

 

THE・物欲

 

ただの物欲話になってしまいますが、今年は自分も1フィンガー仕様な1本をジラウドで完成させようと企んでいたり。

 

「これぞベース!」

 

という決定打が欲しいなと。

その内、このブログでも紹介することになるかと思います。

 

これがあればもう、アップライトに対する未練も完全になくなるんじゃないかと期待している次第。