【ベース談義】太い音の出し方を考える (3) 指のスタート地点を意識してみる

 

「どうしたら音は太くなるのか?」

 

という一連のテーマ。

今回は奏法に関する考察をしてみたいと思います。

 

太い音を出すために如何に弦を振動させるか?

 

それを考えた場合、まずは「指のスタート地点」を意識してみることが重要になる印象。

 

いきなり極論か空論になるようですが、思いっきり振りかぶろうが、バントしようが、同じこと。

 

結果がホームランになればいいわけです。

 

同じ結果になるのであればこの場合、前者は無駄な動きをしていることになりますし、最小限の動きで済むのであれば、後者の方が理想になるはず。

 

それか、巨人の星の花形満のように、大リーグボール1号を打ち返すイメージをしてみると良いかもしれません。

ふざけた話をしているようですが、あの動きそのものについては、意外と参考になるところがある。

 

バット(指)をボール(弦)に当てようとするのではなく、バットにボールが密着した状態から打つようにする。

 

そういう奏法を意識してみると音は変わるんじゃないかと。

  

弦はそこにある

 

いくら大きく振りかぶろうが反動をつけようが、それをちゃんと力として働かせることができなければ意味がないわけです。

 

指を一生懸命に円運動させようとしたり、思いっきり叩きつけるようにしたり、様々なタッチとスタイルがあるこの世の中。

 

しかしそれも結局、弦をしっかりとらえていなければ無駄な動作になってしまいますし、どんなに必死に頑張っても上手く力を加えることはできません。

 

だったら、あらかじめ弦を押しこむようにするなり、引っぱるようにするなり、前もって準備をしておき、そこからすぐに振動をさせられるようにした方が効率は良くなるはず。

 

その準備に手こずったり処理が遅くなるほど、振幅は小さくなって音も細くなってしまう。

特に速いフレーズを弾く際など、音痩せに繋がってしまうのではないかと。

 

まず指を弦に密着させてみる

 

その状態からどうやって力を加えていくか、振動させるか、まずはそこをスタート地点として弾いてみるのをおすすめします。

 

飛んできたボールにバットを当てようとする発想ではなく、もうボールはそこにあるしバットも触れている。

そこからいかに正確に飛ばすか、狙い通りの結果を得ることができるか、その精度を上げていくイメージと練習をすると良い。

 

その感覚が分かってくれば、音は確実に太くなっていくはず。

 

これはピックにも同じことが言えそうですし、前回の怒鳴り声の話ではありませんが、強烈な打撃音ばかりを求める発想や運動から意識を変えてみると面白くなるでしょう。