パッシブベースと上達の思い出 (9) 6弦用の良いPUが無いことに絶望する そして

メインは6弦ベース

 

4弦歴が短く、6弦の演奏を主軸にしたかった自分。

パッシブベースでタッチを鍛えてたのは事実ですが、それをメインにすることはありませんでした。

 

今まで経験したことを踏まえ、シンプルなパッシブの6弦を作ってもらい(ジラウド製ではない)、それをしばらく愛機として弾いていくことに。

また、ジラウドさんに依頼し、その6弦をネオパッシブにしてもらったり、より自分好みに仕上げていった次第。

 

ま~、この6弦は本当に良かったですね。

失敗を積み重ねてきた甲斐があったと言うか、まさに自分好みの一本になってくれました。

恐らく、世の中になかなか存在しないものを作ったんじゃないかと思います。

 

自己満足ってだけではなく、周囲からの評判も良い楽器でしたし、間違いなく存在感もあった。

それで実際に仕事もしたり、「完璧!」と言いたくなるぐらいに気に入っていたなと。

 

「やりたいことが自由にできるようになった!」

 

そんな感覚が嬉しくてしかたない、まさに自分の集大成って感じの一本だったかもしれません。

 

PUに不信感を抱き始める

 

しかしまぁ、ことごとく過去形であることが示す通り、現在はこのベースはもう手放しています。

 

レベルが上がっていった分、自分の求めているものが過剰になりすぎてしまったのか、多くの不満も抱えるようになって困り果てました。

 

ヘッドデザインをもっと考えるべきだったとか、ボディ材の選択をミスったとか色々ありますが、中でも致命的だったのはPUの存在。

 

セラミック系やモダン系とでも言うか、ビンテージな材料や構造とは逆なPUだった為、タッチに対する反応が希薄でそれが許せなくなってしまったという。

 

良いPUだったのは確かですし、実際、ネオパッシブにしたらかなりレンジも広くなり、6弦とは思えぬスラップサウンドなどにも対応はできました。

 

しかし、致命的なぐらいにタッチへの反応が悪かったのです。

 

縦振動のタッチが身に付いていったとしても、楽器がそれに答えてくれない。

タッチを鍛えたり自分が上手くなるほど、悪い点が気になっていくという皮肉。

 

これはもう本当、悲劇としか言いようがありません。

 

【スポンサーリンク】

 

 

PUという落とし穴

 

そうなると当然、別のPUを使ってみることを思いつきます。

もちろん、自分も本格的に検討した次第。

 

しかし、まずいのは6弦であることです。要するに選択肢が少ない。

 

加えて6弦の場合、シングルコイルサイズのPUが激減する為、その条件を求めるだけでも、世の中にほとんど存在していないことが確定してしまいます。

 

自分が欲しかったアルニコ+エナメル線仕様の6弦用PUなんて、心当たりが一つあるかどうか。

 

作るにしても絶対に安くは済みませんし、それで試作を繰り返したら数十万円は平気で飛ぶだろうし、海外製だから恐ろしく時間もかかるだろうと絶望。

 

絶対に揺るがない結論を出す

 

この一連の流れで、「あぁ、またか・・・」と心を病むぐらいに落ち込み、実際、ストレスで体を壊して救急車で運ばれたり、心身共にけっこうな状態に追いこまれていた思い出。

 

まぁ、そんなこんなありまして、6弦を弾くのも他社に期待するのもすべて諦めました。

 

そして、

 

「素直にジラウドを弾こう!!」

 

と決断した次第。

 

タッチレスポンスについてこれ以上の存在はありえないと判断したわけです。

もっとタッチを鍛えて上手くなりたいならジラウドだと。

 

でもって、それがなんらかの掲示か転機だったんしょうかね?

 

丁度、ホンジュラスマホガニーで5弦のブラッククラウドを製作するという話が浮上し、それが自分の思い描く理想のスペックだった為、迷わずオーダーをしてしまうことになるのでした。

 

貯金も何もない状態だったけど「これしかねぇ!」って感じだったなと。

 

続く