パッシブベースと上達の思い出 (4) アクティブJBがバンドで大不評だった話

ジャズベの恐怖

 

パッシブのジャズベースを手に入れたことにより、いろいろ目覚めたのはよかったのですが、ここでちょっと痛い勘違いをしてしまうことに。

 

「ジャズベってやっぱいい!」と認めたのはいいけれど、まだまだ未熟だったんですね。

 

「ジャズベであればなんでもいい!」

 

みたいに思いこんじゃったという。

そしてそれが原因でまた悲劇が起こることに・・・

 

方向を誤る

 

アンチジャズベからは解放された一方、アンチフェンダーの呪縛が完璧に抜けたわけではなかった為、ここで某社のアクティブ5弦ジャズベに手を出してしまったのです。

 

ちなみにPUはバルトリーニで、プリアンプも同社のTCTの組み合わせ。

このベース、作りはものすごく良かったですし、とにかく弾きやすくて素晴らしかった印象。

あれだけ真面目に作ってる物はそうそう存在しないんじゃないかと。

 

しかし、大問題だったのは、パンチが全然ないこと。

 

大人しく弾いたり綺麗めな曲をやるなら確かにいいんだけど、ちょっと音が大きいバンドとかになると露骨なぐらいに存在感がなくなってしまうんですね。

 

当時やってたバンドからは本当に不評でして、自分もそれが分かるだけに辛かった。

自覚があるとは言え、自分の使ってる楽器を悪く言われると気分は悪いものですし、それだけ意固地にもなってしまう。

 

「いや!これが俺の音なんだよ!これじゃなきゃ駄目なんだよ!」という感じに、楽器も自分の価値観もなんとか守りに入ろうとしていました。

 

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再び敗北を知る

 

しかし、それが完全に揺らいでしまったのが、またあのフェンジャパの存在。

 

その5弦の方をリペアに出した際、バンドで使う機会があったのですが、これがまた参りました。

あまりにもフェンジャパの方が良い感じにはまってしまい、青くなるものがあったかもしれません。

 

とにかくバンドのサウンドに馴染むし自然と存在感も出てくれる。

弾いてて明らかに自分も気持ちいい。

 

「またかよ・・」って感じですが、定価40万円もするようなベースの方が完敗してしまう現実を叩きつけられた次第。

 

バンドに貢献しなかった反省

 

フェンダーのジャズベが持つバンドでの心地よさというのは本当に衝撃的でしたね。

 

「そう!それが欲しかったんだよ!今度からそれ使ってくれ!アクティブなんか駄目だ!」とか、メンバーからすごい勢いで言われた記憶もあったり、あれも本当にショックだったなと。

 

ただ、前述のように「いや!これが俺のスタイルだから!」みたいに意固地になってしまっていた為、5弦の方を使い続けることは絶対にやめなかった。

 

音的には完全に負けていたのが事実なんだけれども、自分が憧れてた高い楽器だったこともあり、どうしても認めたくなかったんでしょうね。

 

後、「4弦を使う」ってことにも個人的に抵抗がありましたし、アンチフェンダーの呪いから解き放たれていなかったのと合わせ、あのフェンジャパを使うことは頑なに拒否。

 

で、ベースサウンドの手応えも方向もあやふやなまま、そのバンドは解散。

 

なんともガキだったなぁと反省する次第です。

素直に使い分ければいい話なのに、つまらない意地を張っていてそれができなかった。

 

音楽学校時代もそうですが、パッシブベースの拒絶でどれだけ損をしてきたか、フェンダーの拒絶でどれほどのものを失っていたのか、振りかえると恐ろしい話かもしれません。

 

しかし、まだまだパッシブベースによる恐怖は終わりを告げたわけではないのでした・・・