パッシブベースと上達の思い出 (1) 音楽学校時代の敗北感

メインで使っていたのはアクティブ

 

音楽学校に通っていた当時、ワーウィックの4弦、ムーンの6弦、G&Lの5弦など、アクティブベースをメインに使っていました。

 

さすがに「アクティブ至上主義」とまではいかなくても、「パッシブなんか時代遅れ!」ぐらいには思っていたかもしれません。

 

多機能な方が色々なことができるし、「わざわざ非効率な楽器選んでどうすんだよ!」と息巻いていたような気もします。

 

しかし結局、遊びで買ったバッカスのジャコモデルみたいなやつが一番評判が良かったり、自分もそれを認めてしまったという、なんとも悲しい話があったり。

 

定価で言うと20~30万はするものばかりの中、新品5万円ぐらいで買ったパッシブジャズベの方が圧勝しちゃってた現実。

 

ま~、とにかくショックでした。

 

今でこそ、その結果も当然だと思いはしますが、『アンチフェンダー!』だった人間としては素直に認められるものではないわけです。

 

そのバッカスにしてもジャコが好きでなかったら絶対に使っていなかったはずですし、フレットレスだから手を出したものの、パッシブを弾く気なんて本当に心底皆無だったなと。

 

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仲間の音に嫉妬する

 

アクティブをメインにしていたその一方、ずっと悩んでいたことがあります。

 

「くそ・・こいつ良い音出しやがるなぁ・・・」

 

と思ってた仲間はみんなジャズベを使っていたり、またはパッシブにこだわっていたり、そこに凄くモヤモヤしていました。

 

先生は先生でごく普通のアメスタのジャズベとかで強力な音を叩き出し、 それでしかも仕事もしているという。

 

ベースマニア気取ってたり「人と同じなんか嫌だ!」と思ってる自分の方がバンドでは埋もれてしまう。存在感をまったく発揮できない。それがとにかく悔しかった。

 

アクティブベースのメリットやEQの使い方を知らないのもありましたし、タッチなんかもまだまだ全然意識しておらず、音づくりもめちゃくちゃ下手だったなと。

 

手は速く動く方でしたし、理論も真面目に勉強してました。

器用に色々なジャンルを弾けて「お上手」と思われることは沢山あったでしょう。

 

でも、「こいつのベースなんかいいな!」とか「ほんと良い音出すよなぁ~!」みたいに思われたことなんて恐らく、一度もなかったんじゃないかと想像します。

 

「なんで俺の音ってこんなんなんだ・・・」

「高い楽器使ってるのに・・」

 

という自覚もあっただけにすごく悩みましたね。

 

「先生・・・やっぱベースってパッシブがいいんすかね・・?」

 

なんて相談をしたことなんかもあったり、次第にアクティブへの疑問を抱くようにもなっていきます。

 

出会いは急に

 

そんな中、帰宅中にふらりとよった楽器店にて、例のバッカスのジャコモデルを発見。

 

「フレットレスでコーティング指板+ラッカー仕上げで新品5万」という、そのありえない値段に負けてしまい、アンチジャズベもクソもなく即決。

 

考えてみると、あのベースを手に入れたことが自分の一つの転機だったような気がする次第。

 

続く