JOHN SYKESとBLUE MURDERの衝撃 初心者・中学時代 (23)

サイクスとブルーマーダー

 

ゲイリー・ムーアからの流れで兄貴に教えてもらったのが『ジョン・サイクス』

そして彼がリーダーを務めるバンド『ブルーマーダー』

 

MR.BIGだとちょっと爽やかすぎる、ゲイリーのブルース路線だと渋すぎるか、ワンマンすぎてバンドサウンドとしては物足りない。

 

そんなところにこのブルーマーダーのサウンドが非常に良い感じにハマったんでしょうね。

 

基本的にはハードロックなんだけど渋い大人の雰囲気があると言いますか、レスポールから繰り出される骨太の男らしいサウンドにも痺れました。

 

翌年、それに影響されまくった相方のT.Gがサイクス仕様の古いグレコのレスポールを買ったのも思い出深いところ。

 

テンポが速い曲やメタル系だけを聴くのではなく、このあたりからやはり、またちょっと好みが変わっていったかなと。

 

このバンドのサウンドは本当に我々にとってストライクであり、【We All Fall Down】という曲などはすかさずコピーに取り掛かっていたと思います。

 

マルコ・メンドーサの衝撃

 

そしてギターとバンドだけではなく、ベース的に凄まじい衝撃を受けたのがサイクスをサポートする『マルコ・メンドーサ』の存在。

 

ブルーマーダーの『Nothin But Trouble』というアルバムでまた未知との遭遇をした気分になった次第。

 

先の【We All Fall Down】などは言ってしまえば分かりやすいハードロック。

ベース的にはそこまで驚くようなことはありませんでした。

 

とにかく驚かされたのは【Save My Love】というバラードです。

 

サイクスによるロングサスティーンのフレーズから始まるのだけでもインパクトがありましたが、マルコのそのフレットレスならではのプレイとサウンドにブッ飛ばされましたね。

 

ひたすら金属感を追い求めていた自分の理想とは対極だったんだけど、弾力があるような粘りがあるような、そのうねり包み込むベースサウンドが本当に新鮮だったなと。

 

正直な話、ピック弾きで出来ることの限界を感じたような気すらしました。

 

ナッシング・バット・トラブル 1

またベースサウンドに悩む、機材に悩む

 

ブルーマーダーにハマったのはサイクスのギターと曲が単純に好きだったのもありますが、このマルコの存在あってというのも本当に大きいと思います。

 

新しいものに出会ってしまった感覚というのが強烈に残ってますし、

 

「こんな音は絶対出ない・・・」

「どうやってるのかさっぱり分からない・・」

 

と、音に対する悩みがまた更に増えてしまった次第。

 

これまでの一連の話の通り、とにかくゴリゴリバキバキの音を目指していた自分ですが、文化祭の事があったりMR.BIGなどを聴いてまた感覚が変わってきていたわけです。

 

それに加え、マルコのフレットレスでしかも6弦ベースが来たものだから、ま~、いろいろ忙しく頭をめぐるものがあったかもしれません。

 

しかも恐ろしいことに、このアルバムは実はまだ序の口って感じだったんですよね。

さらにショックだったのが『Screaming Blue Murder』というブルーマーダーのライブアルバム。

 

6弦フレットレスを駆使したここでのマルコのプレイは今でも真似できる気がしないし、聴くほどに新鮮な発見があったりもします。

 

長くなってしまうのでその話はまた後日。