ロックを体感した文化祭ライブ 初心者・中学時代 (17)

いざ出陣

 

いよいよ突貫バンドの出番ですが、何気に衝撃だったのが直前でのボーカルとの会話。

 

「俺さぁ・・ノミの心臓なんだよ・・・」

 

と弱音丸出しになってまして、驚いたのと同時にちょっと笑ってしまいました。

 

下半身丸出しで走り出す様な奴が何言ってんだとギャグにしか思えなかった一方、がらにもない事を言って緊張をほぐそうとかそんな気を利かせた様子でもない為、恐らく本気で言ってたんだろうなと。

 

やっぱり、誰にだって緊張はつきものだし、無神経な風な奴でも意外とプレッシャー感じるものなんだなと記憶に残ってます。

 

しかし、そんな事を言ってても時間は残酷に過ぎて行きますし、本番なんてすぐ来てしまうもの。

緊張とテンション上がってなのか、この辺は記憶が曖昧になってるのも正直な話かもしれません。

 

前のバンドで一曲やって、そこからどう転換したかとか、どんな気分だったかとか、実はあんまり覚えてなかったり。

 

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LOVE LOVE SHOW

 

そして始まる最初の曲はイエモンのLOVE LOVE SHOW。

 

先日の話の通り、自分の苦手なフレーズがあった為、指板を必死に見ながらやってた覚えがあります。

勢いでドカーン!とやる感じの曲でもない為、とにかくミスをしない様に丁寧に弾こうとしていた記憶が強いですね。

 

ボーカルはその変人っぷりで人気がありましたし、ギターは女子人気が高い奴だった為「盛り上げるのはそっちにお任せみたい!」な無責任モードになってた気もします。

 

ただ、ここでライブならではのトラブルって奴が見事に起きまして、ちょっと動揺。

文化祭によくある垂れ幕と言うか背景と言うか、ステージ後方にあったものが剥がれて落下してきまして、ドラムのS君に当たってしまうという。

 

でも本当に偉いもので、演奏を中断するような事はせず、そのまま叩き続けたのが実に格好いい。

彼の度胸と言うか頭の良さと言うか、今でも尊敬に値しますね。

 

そんなトラブルもあったけど、皆も演奏をやめる事は一切なく、LOVE LOVE SHOWは無難に終える事ができました。

 

こう言うのも失礼か変なようですが、二番目の自分のバンドのクオリティが低かった為、それが良い具合に引き立て役になってしまったのか、体育館の空気が明らかに変わった印象。

 

また、トップバッターの明るい健全さとは異なり、何だか怪しいようなふざけたような、そんな妙な集団である独特の雰囲気もあったと思いますし、その対比も良かったんだろうなと。

 

SPARK

 

そして次の曲は同じくイエモンのSPARK。

 

「ズギャギャァン!」と気合の入ったギターが鳴り響くと、空気が更に一変した印象でして、これは本当にインパクトあったと思います。

 

LOVE LOVE SHOWのゆったり淡々とした感じから一転、激しいサウンドになったのが狙い通りハマったんでしょう。

 

ギターはフェンジャパのジャガーとマーシャルのコンボの組み合わせだったかな?音はでかいしうるさいし荒く汚いけど、それがいかにも生と言うかライブと言うか、相当勢いあったんじゃないかと。

 

他のバンドも含め、皆がそこまで弾ける訳ではない中、「どうよ!」と言わんばかりのギターソロがあまりに美味しすぎましたし、一歩引くとかそんな気のない自分のゴリゴリのベースも主張してたはず。

 

ノミの心臓どうのってボーカルもどこへやら、期待通りの主役っぷり。どんどんテンション上がっていったなと。

 

始めたばかりのギターも弾きながら堂々歌うとか、よくそんな事をやってのけたなとこれまた尊敬する次第。

 

ドラムのS君の驚異の対応力にも驚きますし、もたったり詰まったりする事なく、最後までストレートに突っ走ってくれたと思います。

 

結成して一週間以下か、実際は三日ぐらいしか練習してないってバンドでしたが、ま~、それが良い方向に働いたのかもしれません。

 

その荒さと開き直りっぷりがあの日の全てを持って行った。

あれはホント、人生狂ってもおかしくない時間だったかもしれません。

 

分かりやすい話ロック』やってたんじゃないかと。