ベースの神様 STEVE HARRIS 初心者・中学時代 (7)

Iron Maidenの衝撃

 

メガデスでブッ飛んだのは確かですが、実のところ、ベースプレイ自体に関しては想像の範疇だったと言いますか、フレーズなどに対しそこまでの衝撃を受けることはなかったかもしれません。

 

「こういう音を出したい!」と強く思うようになった一方、デイヴ・エレフソンがベースヒーローだと考えたことは正直ないかなと。

 

そんな中、とんでもない衝撃を与えてくれたのが、アイアンメイデンの【The Number Of The Beast】というアルバム。

 

そのベースプレイヤーでありリーダーでもあるスティーブ・ハリスの凄まじさにこれまた心底ブッ飛ばされた次第。

 

・とにかくベースの音がでかいし目立つ!

・アタックも半端じゃない!

・フレーズも良く動くし積極的にバンドを引っぱっていく!

・ベースラインで曲が分かるし成り立つ!

 

そんな音楽と演奏を初めて体験した気がしました。

 

「こんなにベースが主張して良いのか!?」

「こんなにフレーズが動いて良いのか!?」

 

と、ベースに慣れ始めてきた中学生にとっては刺激が強すぎましたね。

 

魔力の刻印

鋼鉄の指

 

また、さらに何より衝撃だったのは、

 

「これ指で弾いてんだぜ!」

 

という兄貴の発言。

ほぼピックオンリーで過ごしてきた自分には意味が分かりませんでした。

 

「指だけでこんな速いのを弾く!?」

「指でこんなバキバキの音を出す!?」

「いやいや有り得ないだろう!」

 

と困惑極まりました。

 

先日のメガデスの話から続けるのであれば、どうやっても金属的な音が出せないと苦悩している中、それを指で出しているとか高速で弾き切っているとか、そんなあまりにも世界が違いすぎる話をされてもわけが分からんぞと。

 

凄すぎて踏み込めなかった

 

その為か、コピーしたのは【RUN To The Hill】ぐらいだったか、他の曲を熱心にやった記憶はあまりないかもしれません。

 

一応、同バンドの『No Prayer For The Dying』というアルバムの【Tailgunner】とかはやった記憶がありますし、【Mother Russia】なんかの耳コピとかに挑戦した覚えはあります。

 

しかし、ハリスの存在は自分には異次元すぎたと言うか、ちょっと別物感があって手が出せませんでしたね。

 

ただ、このあたりから指で弾くということを意識し始めたのは間違いありませんし、ハリスに対しては今でも崇拝に近いようなものを持っているかもしれません。

 

あんなスタイルもサウンドも絶対に真似できないし、「道を究める」というのはこういうことなのかなと尊敬します。

 

ヒーローと言うかそれを超え、もはや神様に近いものがある気もするところ。

本当にそれぐらい強烈なインパクトがありました。

 

60歳を超えた今なお現役であり、やっぱり何か超越した存在だなぁと感じる次第。

 

おまけに、普通のパッシブのプレベでしかも、極太のフラットワウンドを張ってあのプレイをしているというのだから信じられない。

 

いまだにその鋼鉄さに驚かさっれぱなしです。