D級アンプは確かに便利だけど・・・な話

昨今、超小型軽量なアンプがどんどん増えていますが、正直に言って、音的には難がある物も多いかなと。

 

大音量でスラップなんかするとよく分かりますが、「ズドンッ!」と来て欲しいのに「ドムゥン・・」って感じになまってしまうと言うか、強烈なピークに反応も対応もしきれず、音が頭打ちになってしまう様な印象。

良く言えばコンプ感があって落ち着くなんて見方も出来るのかもしれませんが、ガツンと言わせたいのにこの特性は非常によろしくないところ。

 

また、実際に自分でやりましたが、大出力をうたってる癖にサムピング一発で飛んじゃった奴なんかもあった次第。

これはまぁ、D級云々とは別問題な可能性も高いですが、何にせよ、耐久性に難があるのはその時点で論外ですし、音に関しても、とにかくレスポンスが遅い様な実際のレンジも狭い様な、ダイナミクスも希薄で良い印象がほとんどありませんでした。

 

「このサイズ重量で1000W!」みたいな物も世の中にあったりするけれど、実際に使ってみると意外と大した音量にはならなかったり、メリハリが無く押し出しも弱かったり、「こりゃ厳しいなぁ・・」と手放してしまう事も多いです。

 

特にエレクトリックベースと言う楽器は、瞬時に大量のエネルギーを必要とするものではないかと思う為、そこで供給が追い付かず変な溜めがあったり、常に一杯一杯なのでは、当然の事ながら困るはず。

スラップに拘る人に限らず、低い帯域まで歯切れの良さをしっかり求める人などにおいては死活問題と言いますか、いちいちアタックがなまってたり、音が遅れる様な詰まる様な感覚があったり、そんな鳴り方をしていては気持ち悪くて仕方ないと思います。

 

しかし残念ながら、軽量小型アンプの多くにそんな特性を感じると言いますか、出力ほどのパワー感も押しの強さなども無いのが現実という気がする次第。

 

価格の安い物ほど、それと比例する様にクオリティの方も落ちる印象で、それこそ前述の様に耐久性にも難がある物の場合、実用的にもかなり厳しくなってくるはず。

前述した飛んだアンプなどは確か、ブリッジ出力で800W以上の出力を売りにしていましたが、その半分も無い様な音量しか出ない印象でしたし、カタログスペックなんて本当に当てにならないものだと痛感しました。

 

ただ、先日も話したD.markが製作するヘッドアンプなどについては、5kgほどの小型軽量でも、相当にクオリティを高めた物に仕上げている印象でしたし、まだまだ進化する余地も大いに感じるところ。

 

勿論、それなりに高価になりますし、超ヘヴィ級のアンプと比較してどうなのかってのは分かりませんが、しかし、それでも何にせよ、そういった新しい物が増えてきてくれるのは大歓迎な事ではないかと。

先日からの繰り返しになる様ですが、良いシステムや環境が充実してきてくれればやはり、それが何よりだと思います。

 

「やっぱ小型軽量なんて駄目だぁ~!無理無理!」と終わらせずに、そこに抵抗しまくって進化もしまくった物が出てきてくれた方が、絶対に面白い事になってくるはず。

 

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